事業・施設概要
| 都道府県 | 大分県 | 経営主体 | 佐伯市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 特定環境保全公共下水道 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | D2 |
| 行政区域内人口 | 63,896人 | 現在処理区域内人口 | 3,643人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 2,720人 | 現在処理区域面積 | 163ha |
| 晴天時現在処理能力 | 2,650m³/日 | 下水管布設延長 | 48km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
①『経常収支比率』…経常費用が経常収益でどの程度賄えているかを示す指標。100%を下回っており、収支比率の改善が必要である。下水道事業経営戦略に基づき繰入金の削減や経費削減に向けた取り組みを行う必要がある。②『累積欠損金比率』…営業収益に対する累積欠損金の状況を示す指標。累積欠損金が生じてないため、適正な値となっている。③『流動比率』…流動負債に対する流動資産の割合で短期債務に対する支払能力を示す指標。100%以上が必要であるが、下水道事業全体で支払を行っており資金残高には余裕があり概ね適正である。④『企業債残高対事業規模比率』…料金収入に対する企業債残高の割合であり、企業債残高の規模を示す指標。類似団体平均を下回っており、概ね適正な値である。⑤『経費回収率』…使用料で回収すべき経費を、どの程度使用料で賄えているかを示す指標。類似団体平均を上回っているが、今後も経費回収率の向上に努める必要がある。⑥『汚水処理原価』…有収水量1㎥当たりの汚水処理に要した費用で、汚水処理に係るコストを示す指標。類似団体平均を下回っているが、今後も維持管理費の削減、接続率の向上による有収水量を増加させる取組が必要である。⑦『施設利用率』…施設の対応可能能力に対する処理水量の割合で、施設の利用状況を判断する指標。類似団体平均を下回っており、施設の更新時に人口減少等を踏まえ、規模を縮小していく必要がある。⑧『水洗化率』…処理区域内人口のうち、実際に水洗便所を設置して汚水処理している割合を示す指標。類似団体平均を下回っており、今後も健全な財政運営に向け、未接続世帯への普及促進活動を積極的に行う必要がある。
老朽化の状況について
①『有形固定資産減価償却率』…有形固定資産のうち償却対象資産の減価償却がどの程度進んでいるかを示す指標。類似団体平均を下回っており、概ね良好である。②『管渠老朽化率』…法定耐用年数を超えた管渠延長の割合を示す指標。法定耐用年数を超えた管渠を保有していないことから、現時点においては適正な値となっている。③『管渠改善率』…当該年度に更新した管渠延長の割合を示す指標。比較的新しいため、現時点では管渠の改善が必要な事案はほとんど発生していない。
全体総括
特定環境保全公共下水道事業の将来の事業環境については、接続率の向上により接続世帯の増加を図る一方で、急激な人口減少が有収水量の減少をもたらし、使用料収入は減少する見込みである。今後は人材不足も懸念される中、限られた職員で適切な維持管理を行う必要がある。そのため、下水道事業に従事する人員の削減や汚水処理の高効率化、合理化を進めつつ、現在実施している包括的民間委託を活用することが重要である。また、施設の老朽化対策や物価上昇による維持管理費の増加の影響で、支出を抑制することは困難な状況となっている。今後の下水道事業においては、さらなる経営努力を行いながら支出削減を図るとともに、使用料体系の見直しも必要である。
経営状況
収支構造
総額2.5億円
総額2.5億円