長崎県平戸市：いさりびの里の経営状況（2018年度）

収益的収支比率

年度	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018
当該団体値（％）	100.0	104.5	102.4	101.5	100.1	101.0	99.2

他会計補助金比率

年度	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018
当該団体値（％）	99.0	29.0	28.4	27.0	26.4	25.4	22.5

定員稼働率

年度	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018
当該団体値（％）		23.953033268101763	19.45205479452055	20.753424657534246	22.75929549902153	25.9	21.7

売上高人件費比率

年度	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018
当該団体値（％）	70.0	64.2	71.0	69.5	69.1	69.7	77.0

売上高ＧＯＰ比率

年度	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018
当該団体値（％）	-28.0	-29.7	-32.4	-31.5	-36.8	-36.9	-43.3

収益等の状況について

収益面では、売上高ＧＯＰ比率やＥＢＩＴＤＡの数値については減少傾向であり、島内には受け皿となる民間企業も無く、民間譲渡は難しい状況である。現在は、指定管理制度の活用による管理を行っているところであり、収入については一般会計からの繰入金に依存している状況である。

施設の資産価値

年度	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018
当該団体値（千円）						170115.0	163435.0

設備投資見込額

年度	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018
当該団体値（千円）						25347.0	22290.0

企業債残高対料金収入比率

年度	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018
当該団体値（％）	0.0	0.0	0.0	0.0	0.0	0.0	0.0

資産等の状況について

建設より22年が経過しており、施設の各所に経年劣化が見受けられ、毎年支障の生じている設備を中心に更新を行っているが、抜本的な解決には至っていないのが現状である。事業継続に向けた各種設備の更新計画を策定するなど計画的な更新を今後も行っていく必要がある。

利用の状況について

公共事業により平成28年度以降は増加傾向にあったが、現在は公共事業も無く、平成30年度は減少している。今後も大きな増加は見込めないが、島内には宿泊施設が少なく、一定量の利用は見込まれるものと考えられる。

全体総括

離島に存在する施設であり、今後の大きな集客数の増加は見込まれないが、島内には宿泊施設が少ないため、事業継続が求められているところである。しかし、人口減少及び地域経済の低迷等による収益の減少と施設の維持・更新（老朽化対策）を含む維持管理費の増大が課題となり、民間譲渡は難しい状況である。中長期的な視点に立った施設の整備・更新を図り、指定管理者とも協力して引き続き経営改善を行っていく必要がある。