福岡県古賀市:農業集落排水の経営状況(2019年度)
福岡県古賀市が所管する下水道事業「農業集落排水」について、2019年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
収録データの年度
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経営比較分析表(2019年度)
経営の健全性・効率性について
令和元年度に地方公営企業法を適用し、公営企業会計初年度の決算を迎えた。①経常収支比率及び②累積欠損金比率は、単年度の収支が赤字であったことから、経常収支比率が69.7%で類似団体平均値の103.6%を下回り、欠損金も生じている。事業の拡大に伴い多額の企業債を借り入れたため、④企業債残高対事業規模比率は、類似団体平均を大幅に上回っており、その償還金が流動負債の大半を占めていることから③流動比率は類似団体平均よりも高い数値であるものの、100%を下回っている。⑤経費回収率は19.2%で、類似団体平均の57.3%を大きく下回っている。⑥汚水処理原価は748.6円で、類似団体平均の273.5円を上回っており、汚水処理費が高く、使用料で回収すべき経費が使用料以外の収入で賄われていることが示されているため、適正な使用料の確保と共に、投資の効率化や維持管理費の削減に努める必要がある。⑦施設利用率は類似団体平均の半分以下の数値であり、施設の処理量にはまだ余裕があるといえる。処理区域の拡大と接続率の増加に十分に対応できる状況だが、汚水処理人口の将来の見込を踏まえて施設が過大なスペックとなっていないか分析が必要である。⑧水洗化率は類似団体平均を若干下回っており、使用料収入確保のために更なる向上を目指す。以上の各指標の分析を踏まえ、効率的で健全な経営に向け企業努力を続けていく必要がある。
老朽化の状況について
現在稼働している二処理区の施設は、それぞれ平成16年度(小山田処理区)及び平成29年度(薦野・米多比処理区)に供用を開始している。いずれも供用開始から20年未満であり老朽化には至っておらず、管渠の改築・更新は行っていないため、②管渠老朽化率及び③管渠改善率はゼロ、①有形固定資産減価償却率についても3.0%で、類似団体平均の23.1%に比べ数値が低い状況である。今後、設備等耐用年数を迎えようとしている小山田処理施設については、公共下水道への統合も視野に入れ、施設の最適化について検討を行う。
全体総括
公営企業会計移行後初の決算は赤字となり、一般会計からの繰出金による赤字補てんを行わざるを得ない状況となった。今後は、接続率(水洗化率)を高め使用料収入の増を図ると共に、効率的な事業経営を行いつつ各事業の見直しを行うことにより収支バランスの適正化を図り、赤字解消を目指す。また、平成30年度に策定した経営戦略について、公営企業会計移行後の数字や指標等を分析し、資金計画及び事業計画等の見直しを踏まえた改定を実施して経営基盤の強化と持続可能な運営を目指していく。併せて、下水道事業の内容及び経営状況等について、これまでの経緯や今後の計画等を中心に、広報紙等で市民に対しわかりやすく説明・啓発を行い、市民の理解を深められるように努める。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
農業集落排水の2019年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の古賀市リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。