事業・施設概要
| 都道府県 | 愛媛県 | 経営主体 | 上島町 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A8 | 行政区域内人口 | 6,867人 |
| 現在給水人口 | 6,496人 | 給水区域面積 | 1,007ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
経営の健全性について、収益的収支比率は類似団体の平均値と比較して高いが、給水収益は少なく、一般会計からの繰入金に大きく依存している。また、平成27~28年度で実施した魚島地区の海水淡水化施設の建設、平成29~30年度で実施する高井神地区の膜ろ過施設の建設により、資本費の高騰が継続するため、今後も繰入金に頼らざるを得ない状況が続くものと思われる。通常であれば経営改善に向け料金の見直しを含めて検討しなけらばならないが、過疎・高齢化による人口の減少により収入の増加も見込めず、給水原価に相当する料金を住民に頼ることも難しいため、安易に料金改定もできず、料金改定を実施したとしても大幅な改定は望めないものと思われる。経営の効率性については、給水原価においては他団体と比較して高くなっているが、様々な状況を勘案しても改善はむずかしいと思われる。施設利用率については計画時の給水人口が現在の給水人口を大きく上回っており、現存の施設規模が大きすぎると思われる。有収率については、給水規模が小さいため漏水等の影響を受けやすくなっており、多少のばらつきが出ている。やはり過疎・高齢化による人口の減少による影響が出ているものと思われる。
老朽化の状況について
管路更新については、現在更新されておらず、平成28年度に高井神地区の送水管・導水管の一部更新を行った。他の管路及び貯水槽の更新についても早急な検討が必要である。水道施設については魚島地区の海水淡水化施設の建設、高井神地区の膜ろ過施設の建設を実施し安定した水源の確保を行う。
全体総括
水道施設の老朽化も進んでおり、また、給水人口に見合った施設規模にあわせて、今後更新が必要となってくると思われるが、現状での給水収益の増加は見込めないため、一般会計からの繰入に頼らざるを得ない状況である。現状においても、水道料金は、上水道で全国で10位内に位置する上島町上水道と同等程度の料金を徴収していることから、大幅な改定は難しい状況ではあるが、会計制度の見直し(企業会計への移行による透明化)、過疎化・高齢化による給水件数の減少による水需要の減少などの社会環境の変化に対応した料金体系の見直しについての検討をすすめるなどの経営改善策を講じていく必要がある。
経営状況
収支構造
総額2.5億円
総額2.0億円