徳島県三好市の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
人口の減少や全国平均を上回る高齢化率に加え、市内に中心となる産業が少ないこと等により財政基盤が弱く、類似団体平均を大きく(0.21ポイント)下回っている。組織の見直し、公共施設への民間委託の推進等による歳出の見直しと集中改革プランに沿った施設の重点化の両立に努め、活力あるまちづくりを展開しつつ、行政の効率化に努めることにより、財政の健全化を図る。
財政構造の弾力性
職員数の減による人件費削減や19年度から実施している高利率の地方債の繰上償還による公債費の削減等を行っているが、類似団体平均を1.6ポイント上回っている。今後、地方債の発行抑制、給与の適正化及び人件費の削減など行財政改革への取り組みを通じて義務的経費の削減に努め、80%以下を目標に改善を図る。
人件費・物件費等の状況
人件費・物件費及び維持補修費の合計額の人口1人当たりの金額が類似団体平均を90,603円上回っている。今後は、給食業務等の各種業務及び公共施設運営が民間で実施可能な部分については、指定管理制度への移行により民間委託化を進めるとともに、集中改革プランに基づいた人件費の削減(退職者6人に対し1人採用等)など、より一層のコスト縮減を図っていく方針である。
給与水準(国との比較)
給料の独自カットにより類似団体平均を下回っていたが、カット終了の22年度より、ほぼ平均と同程度となった。給料表7級中、6級までの運用などにより縮減を図る。
定員管理の状況
定員適正化計画を策定し、新規採用の抑制や組織再編を継続して行っている。しかし、広大な面積による総合支所方式の運営と、保育所、老人ホーム、調理場が多く点在しているため、類似団体と比較すると大きな超過となっている。今後も、計画的に民間委託を推進し、定員の適正化に努める。
公債費負担の状況
合併前に多額の地方単独事業を実施したことにより、年々減少してきているが、類似団体平均を0.1ポイント上回っている。今後も、優先度の高い事業や真に必要な事業を選択して実施し、地方債発行を抑制して、類似団体平均を下回るようにする。
将来負担の状況
類似団体平均を下回っており、主な要因としては、定員適正化計画に基づく職員数の削減による退職手当負担見込み額の減少及び地方債の繰上償還等による地方債残高の減や、財政調整基金及び減債基金の積立による充当可能基金の増加等があげられる。今後も公債費等義務的経費の削減を中心とする行財政改革を進め、財政の健全化に努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
人件費については、類似団体平均をやや下回る数値で推移しているが、経常収支比率は、増加傾向にある。定員適正化計画による職員採用抑制の継続や、公共サービスのうち、指定管理、業務委託を進めることにより、人件費の削減に努める。
物件費
物件費に係る経常収支比率が類似団体平均を下回っているのは、集中改革プランに基づき一般管理経費等の経常経費が削減されたためである。今後もなお一層の経費節減に努める。
扶助費
扶助費に係る経常収支比率が類似団体平均を下回っているが、人口一人あたり決算額で比較すると、類似団体平均を上回っている。中でも生活保護費が大きく上回っているので、今後資格審査等の適正化に努め上昇傾向に歯止めをかけるよう努める。
その他
その他に係る経常収支比率が類似団体平均を下回っているが、公営企業会計等に対する繰出金が増加傾向にあるため、今後経費を節減するとともに、使用料の見直しによる健全化を図り、普通会計の負担額を減らしていくよう努める。
補助費等
補助費等に係る経常収支比率が類似団体平均を下回っているが、一部事務組合負担金が補助費合計の56.8%と高い割合となっている。今後においては、事務内容を精査及び負担割合を見直し、経費削減に努める。
公債費
合併前の若者定住施策による地方単独事業を実施したため地方債残高が増加した影響で元利償還金が膨らんでおり、本年度ピークに達した。今後は、緊急度・住民ニーズを的確に把握した事業の選択で地方債発行額上限枠設定などにより、更なる発行額の抑制に努める。
公債費以外
公債費以外に係る経常収支比率が類似団体平均を下回っているが、今後も人件費の削減等、集中改革プランに沿って経費節減に努める。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
財政調整基金残高H18年度に7.69%であった比率が、国の経済対策や普通交付税増額等により17.16%まで増加している。実質収支額H19年度は、H17年度国政調査人口の減少により地方交付税が減額になる等で2.85%に減少した。H20年度からは、国の経済対策や普通交付税増額により4~5%台で推移している。実質単年度収支H20年度からは、実質収支額と同様に4~5%台で推移している。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
一般会計・・・H21年度国の経済対策により5.12と最大となっている。国民健康保険特別会計(事業勘定分)・・・毎年、繰越金が減少してきている状況であり、今後、保険税の引き上げを検討しなければならない。三好市水道事業会計・・・資金不足にはなっていないが、累積欠損金を抱えており、料金改定等による経営健全化を図る。三好市国民健康保険市立三野病院・・・資金不足になっていないが、累積欠損金を抱えている上に、耐震対策及びリハビリ部門の充実等を図るため、H23年度病院の改築(2期工事)を予定しており、公立病院改革プランに沿った経営改善に努める。三好市簡易水道事業特別会計・・・資金不足になっていないが、合併前の簡易水道会計をそのまま存続させており、今後H19年度に策定した統合計画に沿って、H29年度三好市が管理運営する上水道、簡易水道事業、飲料水供給施設事業を統合する予定。三好市国民健康保険特別会計(直診勘定分)・・・毎年、同額程度の剰余金を計上している。三好市特別養護老人ホーム長生園特別会計・・・H22年度に指定管理委託により、黒字比率が減少。三好市ケーブルテレビ事業特別会計・・・H20~21年度にケーブルテレビ網の整備を実施したことにより、加入者負担金及び使用料等の収入が増加しため、黒字比率が上昇した。その他会計(黒字)・・・三好市老人保健特別会計がH22年度をもって終了したため、黒字比率が減少した。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
元利償還金・・・合併前に多額の地方単独事業を実施したことにより元利償還金が膨らんでいるが、23年度からはピークが過ぎ減少していく。公営企業債の元利償還金に対する負担金等・・・簡易水道事業の老朽化に伴う布設替事業や統合に向けた水源地拡張事業等により公営企業債元利償還金に対する繰入金が増加した。組合等が起こした地方債の元利償還金に対する負担金等・・・新規の負担対象の起債発行がないため、今後減少していく。債務負担行為に基づく支出額・・・新たな事業を行っていないため、年々減少している。歳入公債費等・・・過疎対策事業等の増加のため、増加している。実質公債費比率の分子・・・繰上償還の実施や起債の発行制限により減少している。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
一般会計に係る地方債現在高・・・H19年度から毎年利率の高い起債を繰上償還したり、起債の新規発行を抑制してきたことにより、減少している。債務負担行為に基づく支出予定額・・・新たな事業を行っていないため、減少している。公営企業債等繰入見込額・・・簡易水道事業の老朽管布設替や統合に向けた水源地拡張事業等の実施による負担が増加している。組合等負担等見込額・・・新たな事業等がないため、減少している。退職手当負担見込み額・・・定員適正化計画に基づく職員採用を行っており、減少している。設立法人等の負債額等負担見込額・・・設立法人の債務の新たな債務が発生せず、減少している。充当可能基金・・・普通交付税の増額等により、財政調整基金等の積立が増加した。充当可能特定歳入・・・公営住宅の賃借料や土地開発公社の貸付金償還金等が増加した。基準財政需要額算入見込額・・・地方債現在高の減少により、減少した。将来負担比率の分子・・・地方債の現在高が年々減少し、充当可能基金が増加しているため、減少している。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
徳島県三好市の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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