事業・施設概要
| 都道府県 | 広島県 | 経営主体 | 呉市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 観光施設事業 | 業種名 | 休養宿泊施設 |
| 施設名 | 野呂高原ロッジ | 会計適用区分 | 法非適用 |
| 類似団体区分 | A1B2 | 建物延面積 | 2,215m² |
| 宿泊定員数 | 81人 | 予約者数計 | 4,001人 |
| 延休憩利用者数 | 6,009人 | ネット経由予約者数 | 969人 |
| トイレ洋式化率 | 21.7% |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
収益等の状況について
地域に密着した施設であり,一定程度の利用料金収入はあるものの,施設の規模や老朽化に伴い,施設の維持のために多くの経費を要し,その不足分を一般会計からの繰入金によって充当する状況になっており,その依存度が増加している。平成30年豪雨災害の影響により林道郷原野呂山線が令和4年度末まで通行不能になっていたことに加え,令和元年度末からの新型コロナウイルス感染症拡大の影響により,休館や営業縮小を余儀なくされたため,定員稼働率は減少していたが,令和4年度からは回復傾向である。営業収益は減少傾向であるため,経営の改善だけでなく運営面・施設面等も抜本的な取組や見直しを図る必要がある。※誤り⑥売上高GOP比率R02103.0→△103.0
資産等の状況について
建築から55年が経過し,現状の施設を維持するためには多額の設備投資が不可欠な状況である。運営における固定費の割合も高く,老朽化した現状の施設を管理するために多額の経費が必要となっており,利用者の減少と併せ,収益性の減少という状況につながっているものと考えられる。今後,経営の改善だけでなく,計画的な施設の集約化等について検討する必要がある。
利用の状況について
瀬戸内沿岸部の高原型リゾートとしての特色を持ち,年間を通じて一定規模の利用者を確保している。当該宿泊施設と周辺地域(所在市町村)の宿泊客数動向は両者とも下降傾向であり,地域全体での宿泊需要が低下している。利用者の確保に向けた営業面の改善だけでなく,新たな取組が必要になっている。
全体総括
地域における唯一の高原型リゾートエリアである野呂山の観光施設の中核的な施設である。建設から55年が経過しているものの,一年を通じて一定の利用者がある一方で,運営に伴う人件費等の経費負担の固定化,さらには,施設の老朽化に伴う修繕費の増加で,一般会計からの繰入金も増加することが予想される。現状では,大幅な利用者の増加は見込めない中,施設を維持していくために野呂山各施設の機能を集約し,民間のノウハウを活用することで,利用者のニーズに沿ったサービスの提供と,費用の削減や収益性を高める運営方法について抜本的な見直しを図る必要がある。