事業・施設概要
| 都道府県 | 奈良県 | 経営主体 | 広陵町 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A5 | 行政区域内人口 | 34,919人 |
| 現在給水人口 | 34,911人 | 給水区域面積 | 1,630ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
経常収支比率、流動比率、料金回収比率とも100%を超えており、経営は健全であるといえるが、平成26年度は公営企業会計制度改正の影響を大きく受けているといえる。経常収支比率では、長期前受金戻入により営業外収益の額が増えたことにより大幅な伸びを示している。また、給水原価が平成26年度に下がっているのも長期前受金戻入を差し引きしたためである。流動比率に関しては、平成26年度は平成25年度に比べ1,308.28ポイント減っているが、これは平成26年度は管の布設替工事が増加したことに伴い未払金が増えたことと、制度改正により借入金を負債に計上したためである。料金回収率については、平成26年度は長期前受金戻入の計上があったので、100%を超えているが、料金収入自体は平成25年4月に減額の料金改正を行ったことや、平成26年4月の消費税率改定により、年々減少となっている。また、施設利用率が低く、最大稼働率も63.4%と低めである。給水人口は毎年微増しているにもかかわらず、配水量が年々減少している状況であり、節水家電や洗剤の普及及び昼間の人口が減少しているためと考えられる。施設の規模や遊休状態を把握し、必要に応じてダウンサイジングを行う必要があると考える。企業債残高対給水収益比率については、平成7年から企業債の借入を行っていないため非常に低い数値となっているが、今後、水道管の更新事業が増えるため、企業債の借入も必要となってくると見込まれる。
老朽化の状況について
有形固定資産減価償却率及び管路経年化率ともに高めであり、更新が必要であると考えられるところである。昭和32年4月1日に供用開始して以来、2014年で57年が経過しており、法定耐用年数を超えている管路も多く残っている。しかし、管路更新率が平成26年度大幅に伸びており、管路の更新に取り組んでいることがわかる。ただし、管路更新率が1.42%とまだまだ低く今後更なる更新が必要である。
全体総括
経常収支比率、流動比率、料金回収比率から見て経営は今のところ健全であるといえるが、管路経年化率が高めであり、今後、施設の更新の増加が見込まれる。平成25年度には水道管の更新計画を策定しており、平成26年度から順次老朽管の布設替工事を行っているところである。また、平成26年度には真美ヶ丘配水場の整備工事に着手しており、清浄な飲料水の安定供給に努めているところである。今後、更新工事費の増加が見込まれるが、現行の料金収入では不足が生じてくるといえる。更なる経費節減に取り組みながら、料金改正も視野に入れる必要がある。
経営状況
収支構造
総額8.1億円
総額8.5億円