事業・施設概要
| 都道府県 | 兵庫県 | 経営主体 | 養父市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A6 | 行政区域内人口 | 20,808人 |
| 現在給水人口 | 20,792人 | 給水区域面積 | 16,500ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
【経常損益】経常収支比率については、繰上償還による支払い利息が減少したが赤字決算となった。人口減少等による水道料金の減収や繰入基準額の減少による収入減は年々進んでおり、増収の見込みは低い。また、歳出については減価償却費が年々減少はしていくが経営努力で大きく減少させることはできないため、今後経常収支が黒字に転換する見込は少ない。【債務残高】債務残高については、これまで任意の繰上償還などにより債務負担の減少に努めてきた。しかしながら、当市は平野が少なく高低差が大きい地のため多くの施設が必要であり、その債務は未だに事業規模と比較して多い水準である。現在は発行額より償還額が大きいため起債残高は減少傾向である。【料金水準の適切性】当市の料金回収率は75%であり、必要な経費の7割しか料金収入で賄えていない状況である。令和5年度に公営企業審議会から「料金改正の必要あり」との答申をいただいており、引き続き料金改正について検討を行っているところである。【費用の効率性】給水原価は類似団体と比較して非常に高い水準にある。これは、これまで整備してきた施設の減価償却費が主な要因である。それ以外の経費については施設管理の直営や繰上償還による利息の軽減、施設統合によるコスト縮減などを図ってきたが、今後はさらなる経費の削減を見込むことが難しい。
老朽化の状況について
【施設全体の減価償却の状況】類似団体の平均値などと比較すると低い数値であるが、これは平成29年度に簡易水道を統合した際、旧簡易水道関連の償却対象資産の帳簿原価を減価償却後の数値としたため、その時点で償却の終了している資産の償却がそれ以上進まないことが影響している。【管路の経年化の状況】管路については、旧簡易水道分の布設年が不正確な部分があるため、施設台帳の整備に合わせて正確な経過年数の把握に努める。また有収率が低い値を示しており、管の老朽化は場所によってはかなり進んでいる可能性があり、漏水の原因になっていると思われる。更新については予算の都合上計画的な更新ができておらず、部分的な修繕に留まっている。
全体総括
【財政状況】歳入については、料金収入が人口減少により減少傾向であり、一般会計からの繰入金は基準額が年々減少している。一方で、歳出は多くを占めているのが減価償却費であり、減少はしているが多くの減額は難しい。また、社会情勢により電気代や資材費、人件費等の高騰はさらに経営状態を圧迫しており、経営を安定させるため何らかの策が必要となっている。その中で現在水道料金の見直しの検討を行っている。【資産の状況】施設及び管渠の老朽化は進んでいる。計画的な更新が必要であるが、財政的及び人的な面から多額の経費を使った大掛かりな更新は現状では困難である。令和6年度に更新計画を策定した。限られた予算の中で出来る限りの効果が上がるよう検討する。
経営状況
収支構造
総額7.5億円
総額7.7億円