事業・施設概要
| 都道府県 | 兵庫県 | 経営主体 | 伊丹市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 交通事業 | 業種名 | 自動車運送事業 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | |
| 在籍車両数(乗合) | 88両 | 営業路線 | 79.2km |
| 年間走行キロ(乗合) | 2,399千km | 年間輸送人員(乗合) | 12,929千人 |
| 乗車定員総数(乗合) | 6,568人 | 職員数 | 196人 |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性について
〇事業の状況①経常収支比率は、運賃改定(令和6年2月)やダイヤの見直しなどにより、約4ポイント回復していますが、未だ100%を下回っており更なる経営改善が必要な状況と認識しています。②営業収支比率も、前述の取組みにより前年度から約4ポイント改善していますが、他団体との比較では、下回っている状態となっています。市域の約8割が鉄道空白地という市の特性上、路線網の維持が重要課題となる中、まずは平均値を上回る水準を目指して収支改善に努めていきたいと考えています。③流動比率は、他団体と比較しても高い水準を確保していますが、長期債務(退職給付引当金)などを含めて見れば、決して安心できる状況ではありません。④累積欠損金比率は、前述の取組みより、収支悪化の進行を少し抑えることができましたが、依然として単年度収支の改善が急務となっています。〇独立採算の状況⑤利用者1回当たりの他会計負担額および⑥運行経費、⑦他会計負担比率は、いずれも平均値を下回っており、引き続き、他会計の負担に過度に頼ることのない状況が維持されているものと考えています。〇資産及び負債の状況⑧企業債残高対料金収入比率は、R2をピークに下降しています。これは乗合車両の減車をはじめ建設改良事業の抑制に努めてきたこと、また、運賃収入が徐々に増加していることによるものです。⑨有形固定資産減価償却率は、令和6年度に主要な乗合車両の更新時期を見直したことから、新規資産が増加せず、相対的に償却率が約3ポイント増加したものです。
経営の効率性について
走行キロ当たりの指標(①~③)は、運行区域の道路環境や路線長等によって大きく異なってくる性質のもので、比較する際にはそうした事情を踏まえる必要がある考えています。当市は、民間の事業者と比較して路線長やバス停間の距離が短く、市域の狭隘道路を運行していることもあり、これらの数値が民間事業者平均値より高くなることはやむを得ないところです。①走行キロ当たりの収入から②走行キロ当たりの運送原価を差引した走行キロ当たりの収支が大きくマイナスとなっており、運賃原価を運賃等の収入で賄えていない状況が続いています。④乗車効率は、利用実態に即したダイヤの見直しの効果等で、ここ数年安定した傾向にあり、平均値を上回る水準で推移しています。
全体総括
R2年度以降、単年度純損益は5年連続でマイナスとなっており、経営状況や効率性を測る指標は、それらを反映したものとなっています。一方で、2年連続となる乗降データに基づくダイヤ改正を実施し、運行の効率化を図ったほか、R6年2月の運賃改定も含め、経営改善に向けた様々な取り組みを行いました。引き続き、伊丹市交通事業経営戦略に基づき経営改善に向けた取り組みを着実に進めることで、各指標の改善につなげていきたいと考えています。
経営状況
収支構造
総額22.7億円
総額23.6億円