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地方財政ダッシュボード

大阪府大阪狭山市の財政状況(2010年度)

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収録データの年度

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地方財政AI: RAGエンジン(試験中)※直近3年の文書で要約します。現在は質問文の変更はできません。

総括表

人口の推移

財政比較分析表(2010年度)

財政力指数の分析欄

平成20年度までは微増となっていたが、長引く景気低迷により個人市民税の減収が影響し、平成21年度に引き続き低下しており、前年度と比較すると0.03ポイント下がり、0.76となった。また類似団体平均と比較すると、0.06ポイント下回る結果となっている。引き続き、市税の徴収強化による徴収率の向上により財政基盤の強化に努める。

経常収支比率の分析欄

長引く景気低迷による市税の減収及び生活保護費といった扶助費が増加し、平成21年度は97.8%と悪化した。ただし、平成19年12月に作成した「財政運営フレーム」を平成21年9月に見直し、人件費(平成20・21年度の職員給与の一律3%カットなど)をはじめ、歳出削減に取り組んだため、93.2%と対前年度比4.6ポイント改善した。ただし地方債の償還額が高水準にあることなどから、非常に厳しい財政状況に陥っている。引き続き、市税徴収率の向上による収入の確保により、類似団体の平均値を目標とし、経常収支比率の改善に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

類似団体平均を上回る104,765円となっている。主な要因は人件費のうち団塊の世代による大量退職が続いており、退職手当(定年退職、勧奨退職)が対前年度約1億9千万円増となっている。今後も、「財政運営フレーム」に基づき、物件費の抑制や人件費の適正化に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

平成20・21年度の2年間において、独自に職員給料一律3%カットなど給与の抑制措置を実施していたが、平成22年度以降は抑制措置の終了により、類似団体平均及び全国市平均と比較すると上回る結果となっている。今後においては、指数の上昇結果を踏まえ、国家公務員や民間企業の給与水準との均衡を図りながら、時代の変化に対応した給与制度の適正かつ円滑な運用に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

集中改革プランに基づく職員数の適性化について、新規採用職員の抑制や給食調理業務の民間委託などにより職員数の削減に努めてきた結果、計画到達年より1年前倒しで達成しており、平成22年4月1日現在の総職員数は419人で、計画全体の進捗率は106.4%である。また、人口1千人当たりの職員数は6.52人で類似団体平均をやや上回っているものの、大阪府市町村平均及び全国市町村平均は共に下回っている状況である。

実質公債費比率の分析欄

地方債の新規発行額を抑制し、平成21年度より0.2ポイント改善しているものの、依然として過去の投資に係る地方債償還の負担が大きく、類似団体平均をわずかに上回っている。今後も、事業の選択と集中により新規発行を抑制し、公債費の適正化に取り組んでいく。

将来負担比率の分析欄

類似団体平均と大阪府市町村平均を大きく下回っている。これは、臨時財政対策債などの赤字地方債の発行は増加傾向にあるものの、その他の地方債の新規発行額を抑制し、地方債現在高が平成21年度に比べ約7億4千万円減少したこと、併せて、財政調整基金への積み増しにより積立金現在高が平成21年度と比べ約4億1千万円増加したことによる。今後も引き続き新規発行額を抑制し、公債費の適正化に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)

人件費の分析欄

類似団体平均と比較すると3.3ポイント上回っているが、「集中改革プラン」に基づく定員適正化の推進や「団塊の世代」の退職等により、人件費の経常収支比率については減少傾向にある。今後も「財政運営フレーム」に基づき、人件費の抑制に努めるとともに、国家公務員や民間企業の給与水準との均衡を図りながら、時代の変化に対応した給与制度の運用に努める。

物件費の分析欄

物件費の経常収支比率は類似団体平均に比べ高止まりしている。施設の維持管理について指定管理者制度を導入し、民間企業への委託も行っている。今後、施設の老朽化もあり、計画的な維持補修も含め適正な管理運営に努める。

扶助費の分析欄

扶助費に係る経常収支比率が類似団体平均を1.8ポイント下回っているが、長引く不況や高齢化による生活保護費の額が膨らんでいる。資格審査等の適正化に今後も努める。

その他の分析欄

その他に係る経常収支比率は類似団体平均を2.1ポイント下回っている。主な要因は、特別会計への赤字補填がないためである。今後、使用料改定や第三セクター等の廃止も含め、健全化に努める。

補助費等の分析欄

補助費等に係る経常収支比率は類似団体に比べ3.3ポイント下回っている。施設については指定管理を導入し、民間企業への委託も含め進めてきた。今後も他団体への補助金も含め適正化に努める。

公債費の分析欄

公債費に係る経常収支比率は、過去の投資に係る地方債の償還額が高水準にあることなどの影響で、類似団体平均を2.8ポイント上回っている。また、このような状況が平成26年度まで続くものと見込んでいる。今後についても事業の選択と集中により新規発行を抑制し、金利5%以上の地方債の繰上償還の検討などにより公債費の適正化に取り組んでいく。

公債費以外の分析欄

公債費以外に係る経常収支比率は、類似団体平均とほぼ似通って推移している。主な要因は、人件費のうち団塊の世代による大量退職が続いており、退職手当が依然高止まりの状況である。今後「財政運営フレーム」に基づき、物件費の抑制や人件費の適正化に努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)

分析欄

財政調整基金については前年度剰余金を財源として約4億3,200万円を積み増したため、平成21年度と比べ3.19ポイント改善した。実質収支については、繰越金及び普通交付税の増により7億5,000万円の黒字となり、平成21年度と比べ2.73ポイント改善した。実質単年度収支については財政調整基金への積立及び実質収支の黒字により、単年度でも平成21年度と比べ5.67ポイント改善した。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)

分析欄

連結実質赤字比率については、一般会計、特別会計及び企業会計全て黒字の状況である。特別会計のうち西山霊園管理特別会計及び老人保健事業特別会計を平成22年度から一般会計に組み入れた。今後、市税や国民健康保険料の徴収業務の強化に取り組み、また使用料等の見直しも含め、財政基盤の強化に努める。

実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)

分析欄

実質公債費比率(分子)については、高止まりの状況が続いている。主な要因は、依然として過去の投資に係る地方債償還の負担が大きく、元利償還金が高止まりしている。今後も、事業の選択と集中により新規発行を抑制し、公債費の適正化に取り組んでいく。

将来負担比率(分子)の構造(2010年度)

分析欄

将来負担比率(分子)が改善している主な要因は、新規の起債抑制に努めてきた結果、一般会計等に係る地方債の現在高は平成21年度と比べ7億3,800万円減少しており、また前年度剰余金を財源とした財政調整基金への積み増しにより、充当可能基金が平成21年度と比べ4億1,800万円増加したことによる。今後、債務負担している団体の廃止も含め適正化に努める。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,