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財政力指数の分析欄関西国際空港(以下「空港」)の関連事業所等からの固定資産税等により類似団体内平均を上回る税収があることから、財政力指数は高く、0.93(単年度0.90)となっている。 | 経常収支比率の分析欄地方交付税の増により経常一般財源が増加したことに加え、平成23年7月から実施した給与カット(13~8%)等で人件費を削減したことから、経常収支比率は昨年度より1.3ポイント改善している。経常収支比率の構成比では、類似団体内平均と比較して公債費が著しく高い水準となっている。平成22年2月に策定した財政健全化計画及び平成23年8月に策定した財政健全化実施プラン(以下「財政健全化計画等」)に基づき、投資事業を精査することで新規の地方債の発行を必要最小限とし、公債費の抑制に努め、財政構造の弾力性について改善を図る。 | 人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄職員定員の削減や平成23年7月から実施した給与カット(13~8%)等、人件費の削減に努めた結果、類似団体内平均と比較して低い水準となっている。今後も、財政健全化計画等に基づき定員の適正化に努めるが、これと並行して事務の委託化を推進するため物件費の増加が見込まれる。今後は、人件費と物件費の合算額に注意した行財政運営を行うよう努める。 | ラスパイレス指数の分析欄行財政改革推進計画に基づき、平成13年1月から24ヶ月昇給延伸を行ったこと及び給与カット(13~8%)等により、類似団体内平均と比較して低い水準となっている。また、平成24年度は、内部組織の共同設置に係る職員構成の変動等で、昨年度より0.9ポイント悪化している。 | 人口1,000人当たり職員数の分析欄空港関連の都市基盤整備等の事業推進や空港を管轄する消防業務のために必要な人員を確保したことにより、類似団体内平均と比較して高い水準となっていたが、消防事務を一部事務組合へ移管したため平成24年度は同平均と比較して低い水準となった。今後も、財政健全化計画の定員削減目標(平成21年度からの19年間で188人の定員を削減すること)等に基づき、より適正な定員管理に努める。 | 実質公債費比率の分析欄空港関連の都市基盤整備等を進め、その財源に地方債を活用した影響で公債費負担が重くなっている。また、平成24年度は、宅地造成事業会計の廃止及び市立泉佐野病院病院の地方独立行政法人化に伴う第三セクター等改革推進債に係る公債費等により昨年度より1.6ポイント悪化している。今後は、財政健全化計画等に基づき、投資事業を精査することで新規の地方債の発行を必要最小限とし、公債費の抑制に努める。 | 将来負担比率の分析欄空港関連の都市基盤整備等を進め、その財源に地方債を活用した影響で、一般会計等の地方債現在高が標準財政規模の4倍以上の983億円となっている。また、空港対岸の「りんくうタウン」の造成に関して、公費負担となる雨水整備を最優先で進めたため、公営企業債等繰出見込額が209億円となっていることが将来負担比率を押し上げる要因となっている。平成24年度は、地方債の償還により昨年度より12.9ポイント改善した。今後も、財政健全化計画等に基づき、投資事業を精査することで新規の地方債の発行を必要最小限とし、比率の改善に努める。 |
人件費の分析欄職員の給与水準を示すラスパイレス指数は類似団体内平均と比較して低い水準にあり、人件費に係る経常収支比率においても類似団体内平均を下回っている。また、平成24年度は、平成23年度7月から実施した給与カット(13~8%)により昨年度より2.0ポイント改善している。今後も、財政健全化計画の定員削減目標(平成21年度からの19年間で188人の定員を削減すること)等に基づき、より適正な定員管理を行うことで人件費削減に努める。 | 物件費の分析欄類似団体内平均と比較して低い水準で推移している。また、物件費のうち、最も高い構成比を占めるのが委託料となっている。この委託料については、職員の定員削減と並行して増加が見込まれるため、新たに発生してくる委託料に特に注意を払いながら、物件費全体の精査に努める。 | 扶助費の分析欄類似団体内平均と比較して概ね同水準で推移している。平成24年度は、主に障害者福祉費に係る扶助費の伸びにより、昨年度より0.6ポイントの悪化となっている。各種扶助費の支給について、今後も適正化に努める。 | その他の分析欄類似団体内平均と比較して高い水準となっているのは、繰出金が主たる要因である。これは、空港対岸の「りんくうタウン」の造成に関して進めた雨水整備に対する下水道事業特別会計への繰出金が多額となっているためである。下水道事業について、より自立的・効率的な経営に努める。 | 補助費等の分析欄類似団体内平均と比較して少し高い水準となっている。また、補助費等のうち、泉佐野市田尻町清掃施設組合や、(独)りんくう総合医療センターへの補助金が高い構成比を占めている。同組合及び同センターは、共に自立的・効率的な経営を行っているところであるが、引き続き、これらを含めた補助費等全体の精査に努める。 | 公債費の分析欄経常収支比率(合計分)が類似団体内平均と比較して高い水準となっている主たる要因は公債費であり、この公債費は、費目別の経常収支比率において最も類似団体内平均と乖離している。これは、空港関連の都市基盤整備等を積極的に進め、その財源に地方債を活用した影響で公債費負担が重くなっているためである。また、平成24年度は、過去に発行した公共用地先行取得等事業債及び退職手当債の元金償還開始等で、昨年度より1.1ポイント悪化している。今後は、財政健全化計画等に基づき、投資事業を精査することで新規の地方債の発行を必要最小限とし、公債費の抑制に努める。 | 公債費以外の分析欄公債費以外に係る経常収支比率は改善傾向にあり、平成24年度は、類似団体内平均と比較して低い水準となった。これは、公債費以外で最も高い構成比を占める人件費に係る比率が減少したことによる。また、構成比は高い方から順に、人件費、その他、扶助費、物件費、補助費等となっており、構成比において高い割合を占める各費目について、別記の分析欄で示した項目に特に注意して比率の改善に努める。 |
出典:
財政状況資料集
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統一的な基準による財務書類に関する情報
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