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京都府京丹波町:林業集落排水の経営状況(2021年度)

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経営比較分析表(2021年度)

収益的収支比率

企業債残高対事業規模比率

経費回収率

汚水処理原価

施設利用率

水洗化率

経営の健全性・効率性について

①収益的収支比率総収益は、一般会計からの繰入金に依存し例年並みの収益で100%に満たない状況である。繰入金を削減出来るよう経費削減に努める必要がある。④企業債残高対事業規模比率平成28年度から営業収益で賄えない企業債償還金全額を基準内繰入(分流式下水道等)に改めたことから0%となっている。⑤経費回収率汚水処理費の増加に伴い全国平均を下回る回収率となり、使用料で汚水処理費を賄えておらず、一般会計からの繰入金で補っているのが現状である。⑥汚水処理原価有収水量は減少し、汚水処理費についても減少したため前年度よりも減少した。全国平均を上回る高額コストとなっている。特に山間部の小規模な処理区域であるため、高齢化や人口減による有収水量の減少、維持管理費の増加により一気に原価が高騰する処理区である。⑦施設利用率施設利用率については、26.09%と低く、計画時点より人口が減少していることが一因と考えられる。⑧水洗化率水洗化率については、96.77%と高い状態を推移しているものの頭打ち状態となっており、人口減少により若干減少傾向にある。今後も未接続家庭への啓発活動に取り組んでいく必要がある。

管渠改善率

老朽化の状況について

③管渠改善率供用開始から21年が過ぎたところで耐用年数を経過しておらず、現時点では管渠の更新・老朽化対策は必要ないが、今後発生する管渠老朽化に備え対策を検討していく必要がある。

全体総括

本町の下水道使用料は、全国平均よりも相当高額な料金体系となっているが、一般会計から基準外の繰入をしなければ赤字となるような経営状況である。特に処理施設の老朽化対策コストが増加傾向にあるため、今後の管渠更新も見据え、安定した経営を持続するため、より最適な処理方法及び適正規模運営を検討・実施していく必要がある。また、根底にある人口減少問題については、町全体で連携を図りながら移住定住対策を講じ推進していく必要がある。

出典: 経営比較分析表,

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