事業・施設概要
| 都道府県 | 京都府 | 経営主体 | 京丹波町 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 農業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法非適用 | 類似団体区分 | F2 |
| 行政区域内人口 | 15,097人 | 現在処理区域内人口 | 4,715人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 4,427人 | 現在処理区域面積 | 307ha |
| 晴天時現在処理能力 | 2,404m³/日 | 下水管布設延長 | 114km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
本町における下水処理事業が5事業ある中で、農業集落排水事業が全体の約1/3の処理人口規模となっており、平成27年度末の現在排水区域内人口は前年比▲1.85%減の4,715人の現状です。⑧「水洗化率」においては、平成27年度の本町水洗化率は93.89%まで延び、類似団体平均値に比べ9.57%上回っているものの、処理区域内人口の減少から年間有収水量が減少し、施設の現在処理能力に対して1日平均処理水量も減少しているため、⑦「施設利用率」は、平成27年度本町数値は47.96%と同年類似団体52.31%に比べ▲4.35%低い状況となりました。また、⑤「経費回収率」については、平成23年度の類似団体との差が▲0.30%減であったものが、平成27年度には▲1.93%減へと差が拡大すると共に、平成23年度と27年度との経過比較では類似団体が回収率を0.63%上昇させているのに対し、本町は▲1.00%減へと悪化しています。加えて⑥「汚水処理原価」についても、平成23年から平成27年末の本町処理原価は70.59円増加したのに対し、類似団体では12.88円増にとどまっています。上記⑤・⑥の主要因としては、平成26年消費税改定分を除くと、年間有収水量の減少から実質の使用料収入が減少しているため、汚水処理経費の増加率が下水道使用料の増加率を上回ったためと考えます。以上のことから、今後において持続可能な汚水処理事業を運営していくためには、維持管理経費の削減に一層努めると共に、適正規模経営となるよう専門家意見等も汲み入れ、着実に実施して行く必要があります。加えて、使用料体系の見直し等も含め、収入安定対策を講じていく必要があります。
老朽化の状況について
平成28年3月末現在、処理施設は15地区在り、供用開始後概ね30年経過が2施設、15年経過が11施設、15年未満が2施設の状況です。設備の経年化により維持管理コストの内、修繕費が年々増加する見込みであり、平成26・27年度に〔農山漁村地域整備交付金制度:機能診断調査(処理場・管路)並びに最適整備構想策定〕事業を実施したところです。このため、持続可能な施設経営を図るため、維持管理費の削減を図るとともに、特定環境環境保全公共下水道施設4ヶ所も含めた統廃合等の適否化なども含め、効果的な補修・改築等に取組む計画です。
全体総括
本町の下水道事業は現在5事業を経営中であり、旧3町ごとに異なっていた料金体系を平成23年度に統一化し、その後3か年の経過措置期間を設け現在に至っています。1か月20㎥当り換算の家庭料金が現在4,104円と相当な高料金を徴収していても、基準外繰入金を充当しなければ赤字経営の状況です。水洗化率が平成27年度末で約94%であり、施設使用率が50%を割込んでいる現状において、今後も地域内人口が減少し、全施設的に老朽化対策コストが増加する事から、安定した環境保全水処理対策を維持して行くためには、汚水処理経費の一層の削減に努め、また徹底した使用料収入の確保を図りつつ、より最適な処理方法及び適正規模運営を検討し、実施して行く必要があります。さらには、「広域連携]等による事業維持管理面でのコスト縮減が図れる取組が必要と考えます。
経営状況
収支構造
総額1.6億円
総額1.6億円