岐阜県多治見市の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
市税の減少による基準財政収入額の減少や財政需要の増加による基準財政需要額の増加により、前年度より0.03ポイント下降した。今後も独自で定めた「多治見市健全な財政に関する条例」に基づく「財政向上指針」により、企業誘致を含む歳入の確保に取り組み、事務事業の見直しを行い経常経費の抑制に努める。
財政構造の弾力性
歳入(経常一般財源)では、地方税が減少(3億円)減少したものの、普通交付税が増加(7億1千万円)した。歳出(経常経費充当一般財源)では、扶助費(2億9千万円)・物件費(1億2千万円)が増加したものの、公債費(2億5千万円)・補助費等(1億6千万円)が減少した。このことにより、1.1ポイント減少した。今後も、扶助費や合併特例債の償還による公債費の増加が見込まれるため、行政改革や事務事業の見直しを推進し、経常経費の縮減に努める。
人件費・物件費等の状況
人件費・物件費等の決算額は微減しているものの、年度末人口も減少しているために上昇し、類似団体内平均値を、若干、上回ることとなった。今後も、行政改革や事務事業の見直しを実施し、人件費などのコスト削減に努める。
給与水準(国との比較)
全国市平均、類似団体内平均値を下回っており、引続き適正な給与水準の維持に努める。
定員管理の状況
市民病院の指定管理者制度移行に伴い病院職員32名が職種転換したものの職員数は減少(13人)し、0.08ポイントの減少となったが、類似団体内平均値を上回っている。平成22年3月に定員適正化計画を見直し、平成27年4月1日時点の目標を782人(全職員)とし、技能労務職の退職不補充や民間委託の推進等により職員削減に努める。
公債費負担の状況
「多治見市健全な財政に関する条例」に基づく「財政向上目標」により、地方債残高の合計を580億円以内として、地方債の発行を抑制しているため、類似団体内平均値を大きく下回っている。今後も、合併特例債事業などの計画がされており、地方債の発行が見込まれるため、計画的な財政運営に努める。
将来負担の状況
平成19年度より引き続き比率は算定されていない。今後は新火葬場建設や駅北地区公共公益施設の建設などにより地方債の増加が見込まれるが、「多治見市健全な財政に関する条例」などに基づき、健全な財政運営に努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
類似団体内平均値とほぼ同じある。平成22年度から市民病院の運営が指定管理者制度に移行し、病院職員32名が職種転換し、一時的に職員数が増加した。平成22年3月に定員適正化計画を見直し、今後は定員適正化計画の推進、業務の民間委託の推進等により人件費の抑制に努める。
物件費
物件費に対する経常収支比率は、平成21年度より0.3ポイント上昇し、類似団体内平均値を上回っている。指定管理制度の導入による民間委託や臨時職員の増員により、物件費は上昇傾向にある。今後も、指定管理制度の導入など適正性を検討し、財政の健全化に努める。
扶助費
扶助費に対する経常収支比率は、平成21年度より1.3ポイント上昇しているが、類似団体内平均値を大きく下回っている。しかし、今後も高齢化により増加することが見込まれ抑制が難しいが、行政改革を通じて義務的経費の抑制に努め、財政の健全化に努める。
その他
その他に対する経常収支比率は、平成21年度より繰出金が減少したことにより0.1ポイント減となっており、引き続き、類似団体内平均値より下回っている。
補助費等
補助費等に対する経常収支比率は、平成21年度より0.9ポイント減少し、類似団体を大きく下回っている。病院事業会計負担金の減少が大きく影響しているが、今後も、補助金の交付について検討し、適正な補助金の交付を行い、財政の健全化に努める。
公債費
公債費に対する経常収支比率は、平成21年度より1.5ポイント減少し、類似団体内平均値をわずかに下回っている。従来より臨時財政対策債について極力発行を抑えることで公債費の上昇を抑制してきた。しかし、合併特例債事業などが計画されており、公債費の増加が予測されている。将来世代への負担軽減を図るため「多治見市健全な財政に関する条例」に基づく「財政向上指針」により、合併特例事業債の償還財源として減債基金への積立てに努め、財政の健全化に努める。
公債費以外
公債費以外に対する経常収支比率は、平成21年度より0.4ポイント増加しているが、類似団体内平均値より大きく下回っている。今後も、「多治見市健全な財政に関する条例」に基づく「財政判断指数」で同様の指標の基準値を73%以内として定めており、引き続き、財政の健全化に努める。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
財政調整基金残高は、平成22年度に予算積立4億9千万円と剰余金で9億円を積立てる一方、8億7千万円を取崩したことにより、5億2千万円増加し、2ポイント程度増加した。実質収支額は、市税収入の増加により、歳入予算計上額を超える収入が前年度に比べて多くあったため、2ポイント程度増加した。実質単年度収支は、実質収支額が増加したことにより、1.7ポイント程度増加した。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
赤字の発生している会計は、ない状況である。なお、前年度に比べて大きく差が生じている一般会計については、市税収入が予算計上額より多くあったことにより、標準財政規模に対する黒字の割合が増えた。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
実質公債費比率の分子は、前年度に比べて大きく減少した。主な理由としては、公共用地先行取得債の償還が終了したことにより元利償還金の減、下水道事業の地方債の繰上償還により公営企業債の元利償還金に対する繰入金の減、充当可能な特定財源の増加により算入公債費等の増によるものである。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
将来負担比率の分子は、算定が始まった平成19年度以降マイナスとなっており、将来負担が発生していない状況である。将来負担額で前年度に比べて大きく差がある項目の主な理由は、合併特例債等の借入れによる地方債の増、新市民病院建設用地の買戻し完了による債務負担行為に基づく支出予定額の減、下水道事業の地方債の繰上償還等による公営企業債等繰入見込額の減、市民病院の指定管理制度導入による職種転換で一般会計等の職員数の増加により退職手当負担見込額の増であった。充当可能財源等で前年度に比べて大きく差がある項目の主な理由は、合併特例債や臨時財政対策債発行可能額に対する交付税措置による基準財政需要額算入見込額の増であった。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
岐阜県多治見市の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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