事業・施設概要
| 都道府県 | 福井県 | 経営主体 | 坂井市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 農業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | F2 |
| 行政区域内人口 | 92,478人 | 現在処理区域内人口 | 343人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 288人 | 現在処理区域面積 | 38ha |
| 晴天時現在処理能力 | 373m³/日 | 下水管布設延長 | 7km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
①経営収支比率が100%を上回っており、②累積欠損金比率も0%を維持している。しかし、⑤経費回収率は低い数値を保っており、一般会計からの補助金を繰入れ収支の均衡を保った経営であるといえる。これは、農業集落排水事業が丸岡町竹田地区で山間地にあり、人口規模が僅少であるという地理的要因に起因するものと考えられる。⑥汚水処理原価が、類似団体や全国平均と比較しても高くなることの要因ともなっている。③流動比率は100%を超えており短期債務に対する支払能力は確保されているといえる。④企業債残高対事業規模比率が類似団体平均、全国平均よりかなり高い数値であるが、近年、借入は行っておらず企業債残高は減少している。⑦施設利用率は低い数値となっているが、平成28年度の一日最大処理水量208㎥、一日最大処理能力373㎥で最大稼働率は55.76%となり、遊休状態であるとは言えない状況である。⑧水洗化率は類似団体平均値、全国平均値より低い数値である。地理的要因等から人口減少が進んでいる地域ではあるが、今後も引き続き接続推進に取り組んでいく必要がある。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は42.40%であり、類似団体平均、全国平均と比較して高い数値となっている。②管渠老朽化率、③管渠改善率とも0%であり、法定耐用年数を経過した管渠はないことから、処理場施設(主に機械及び装置)の老朽化が進んでいることがわかる。今後も処理場施設、管渠ともに計画的な更新を行う必要がある。
全体総括
本市の農業集落排水事業は規模が小さいため汚水処理原価が高く、必要経費を使用料で賄うことは困難な状態のため、一般会計からの補助金に頼った経営状態である。地理的要因から公共下水道への接続は難しく、公共下水道との均衡性を保つため独自で使用料改定を行うことも難しいのが現状である。処理施設の下流には県水道用水供給事業の取水口があり、当事業は建設当初より政策的意味合いが強く、使用料収入で不足する経費は一般会計が賄うとされているため、今後もこのような経営状態が続くものと思われる。今後は、処理施設、管渠の老朽化が進む中で、公共下水道事業と併せて、使用料の改定も視野に入れた財政計画、経営戦略を策定し、安定的な健全経営を目指していく。
経営状況
収支構造
総額3,736.7万円
総額3,493.3万円