事業・施設概要
| 都道府県 | 福井県 | 経営主体 | 小浜市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 漁業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法非適用 | 類似団体区分 | H1 |
| 行政区域内人口 | 28,428人 | 現在処理区域内人口 | 768人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 761人 | 現在処理区域面積 | 51ha |
| 晴天時現在処理能力 | 1,438m³/日 | 下水管布設延長 | 13km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率が100%を下回っており、⑤経費回収率は70%強となっている。このことは、総収益で総費用等が賄えず、使用料で回収すべき経費を一般会計繰入金等で賄っていることが分かる。④企業債残高対事業規模比率は、建設当初の起債の償還が完了しつつあり、新たな起債もほぼ発行していないことから低い値となっている。⑦施設利用率は25%弱と他団体と比べても低い値となっている。人口減少や民宿利用者の減少等により処理水量は減少しており、さらに⑥汚水処理原価は他団体より若干過大であることから、今後、処理能力の見直しなどが必要となってくる。⑧水洗化率は、建設と同時に水洗化していることから、ほぼ100%に近い数値となっている。近年、人口減少や節水意識の浸透により、使用水量は減少している。とりわけ民宿等の大口の使用者の使用水量が減少しており、使用料収入は年々減少傾向にある。しかし、現在当市の漁業集落排水の使用料は全国的にも非常に高い水準にあり、利用者の負担を考えるとこれ以上の使用料の値上げは厳しいい状況である。現在施設の老朽化に伴い施設の修繕や管理委託料等は増加傾向にあるため、住民人口の増加や民宿利用観光客の大幅増等が望めない限り、今後も一般会計繰入金に頼らない経営を続けることは困難な状況にある。
老朽化の状況について
最も古い施設は平成元年から供用開始されており、老朽化による維持管理に係る経費は年々増加している。建設から大規模な改修は実施しておらず、老朽化した設備や機械類を必要に応じてその都度部分的に修繕することで、経費を最低限に切り詰めた経営を行ってきた。令和元年度・2年度に、施設の健全度を把握するための機能診断調査と老朽化した施設の計画的な改築・改修を行うための機能保全計画を策定を行った。今後、この計画を基に施設の改修を進めて行きたい。
全体総括
老朽化する施設を最低限の維持管理費で運営することでかろうじて経営を続けてきたが、人口減少や民宿利用者の減少等による使用料収入の減少や施設の老朽化による維持管理の増大等により、今後も一般会計からの繰入金に頼らない運営を続けていくことは困難な状況にある。今後は機能保全計画により各施設の長寿命化を図り、更なる経費の節減に努めながら、公共下水道との経営統合等、市内下水道事業を全体規模での根本的な経営の在り方について、検討を進めていかなけ使用料については、下水道への接続を促す啓発や不ればならない。明水調査を実施するなど有収水量や有収率を増加させる取り組みを実施し、収納等業務の民間委託により徴収率を向上させ、使用料収入の増加を図る。今後、公営企業会計での決算データが蓄積されていくことからそれを活用し、経営健全化・効率化に役立てていきたい。
経営状況
収支構造
総額4,907.5万円
総額4,194.2万円