事業・施設概要
| 都道府県 | 福井県 | 経営主体 | 福井市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 駐車場整備事業 | 施設名 | 福井市本町通り地下駐車場 |
| 会計適用区分 | 法非適用 | 類似団体区分 | A2B1 |
| 収容台数 | 316台 | 1日平均駐車台数 | 140台 |
| 駐車場使用面積 | 10,468m² | 建設後経過年数 | 21年 |
| 1時間当たり基本料金 | 300円 |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
収益等の状況について
①収益的収支比率は毎年減少しており、いずれも100%を切っている。また、類似施設平均値を下回っている。②他会計補助金比率及び③駐車台数一台当たりの他会計補助金額は減少傾向にあり、5年間で②は約1/3まで、③は約1/10まで減少している。建設時の起債償還が徐々に終了しているためであるが、類似施設平均値を上回っており、一般会計からの繰入金への依存度は大きい。④売上高GOP比率及び⑤EBITDAはマイナスであり、類似施設平均値を下回っている。機械式駐車場であるため、修繕、保守点検費及び機械操作の人件費といった維持管理費が負担となっているが、安全性確保の面で費用の抑制は困難である。以上から、収益増加を図る必要があるものの、利用料金の値上げについては、周辺に割安なコインパーキングが増えているため逆効果になる恐れがあり、実施には十分な検討が必要である。
資産等の状況について
⑦敷地の地価については県道下にあるため算出不可能である。⑧設備投資見込額は主に機械式駐車装置の修繕費用である。開業から21年が経過し、耐用年数を超えて使用している機械部品がある。25年経過時には、さらに耐用年数を超える機械部品が増える見込みである。しかし、現在の利用状況では投資に見合う収入や効果が見込めないので、効果的な利用促進を図ることや施設規模縮小による投資額の抑制といった対策を検討していかなければならない。⑩企業債残高対料金収入比率は建設当時に発行した市債の償還が徐々に終了しているため毎年減少している。
利用の状況について
⑪稼働率はほぼ横ばいで推移しているが、類似施設平均値を下回っている。これは、収益の約6割を定期利用者(長時間駐車)が占めていることが要因である。時間貸し利用者については、近隣の商業施設の利用状況に左右される面がある。安定した収益を確保するためにも、時間貸し利用者の需要を見ながら定期利用者の増加を図っていく必要がある。また、開業当事と比較しても利用は減少している。これは、周辺に割安なコインパーキングが増加していることが要因であり、現在の駐車場規模が需要と一致していないといえる。周辺の将来需要を十分調査した上で施設規模縮小を検討する必要がある。
全体総括
施設全体として、類似施設平均値を下回る部分が多く見られる。収益的収支比率が100%に満たず赤字を示していることや、設備投資見込額が高額なことから、今後も経営は非常に厳しい。稼働率が100%に満たず供給過多の状態にあることから施設規模縮小について検討する必要がある。検討にあたっては、都市計画駐車場として整備されているため、周辺の将来需要をよく検討しなければならない。特に平成34年度に北陸新幹線が福井まで開業することもあり需要が大きく変動する見込みで、周辺の再開発事業などの影響を見据えた検討が必要である。平成30年度から平成31年度にかけて駐車場整備計画の見直しの検討を予定しているため、その中であり方についての議論を行なっていく。