地方財政ダッシュボード

新潟県粟島浦村の財政状況(2022年度)

収録データの年度

2024年度2023年度2022年度2021年度2020年度2019年度2018年度2017年度2016年度2015年度2014年度2013年度

共有

地域の概況

人口の推移
歳入・歳出・形式収支の推移

普通会計の構造(2022年度)

目的別歳出

総額13.3億円

性質別歳出

総額13.3億円

歳入の内訳

総額16.8億円

財政比較分析表(2022年度)

財政力

地域おこし協力隊の受入れを積極的に行うなど、若い世代のUIターン者が増え、人口の約2割を占めるようになってきたが、小規模離島で高齢化率(4年度末47.7%)が年々上昇していることに加え、大きな産業がないことから、財政基盤が弱く、類似団体平均を依然として0.09ポイント下回っている状況である。村の基幹産業である観光業や漁業は後継者不足等により衰退傾向にあるため、村税の大幅な増収は依然として見込めないと考えている。そのため、今後も事務・事業の見直しなどの行財政改革を行い、身の丈に合った行財政運営を行うことで、着実に財政の健全化へつなげていく。

財政力指数

財政構造の弾力性

経常収支比率は80%台で推移していたが、R2年度以降は70%台に改善した。前年度と比較すると5.7ポイント増加したが、これは、措置期間を終えた公債費(主に過疎対策事業債)の償還開始に伴うものである。今後も事務事業の見直しを進め、行財政改革への取組を通じて義務的経費の削減にも努めていくと同時に、他の経常経費の抑制や、自主財源の確保などにも努めていく。

経常収支比率

人件費・物件費等の状況

R2年度は、新型コロナ感染症拡大で予定していた事業が中止となったことなどもあり、人口1人当たりの人件費・物件費等が減少した。しかし、R3年度より再び増加し、R4年度はこれまでに比べ最も高い数値となった。これは、提案型(委託)地域おこし協力隊や有害鳥獣捕獲業務に係る委託料が合わせて約18百万円増加したことや、相次ぐ職員の退職の負担をカバーするため、超過勤務が発生したことが主な要因と考えている。今後は職員数の維持を図るとともに、地域おこし協力隊等も含めた人件費・物件費等の適正化をバランス良く進めていく。また、本村は人口が329人と少ないことから、住民一人当たりの数値については高めとなっている。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額

給与水準(国との比較)

R3年度と比較すると3.4ポイント増加し、類似団体平均と比べてもかなりの差がある。これは、職員数が少ないことに加え、毎年度、退職者が生じ、それを補うための採用が繰り返されることで人員構成にばらつきが生じ、それが変動率にも影響しているものと考えている。今後も引き続き給与の適正化に努めていくとともに、人事評価制度を推進し、職務・職責に応じた給与制度への転換を図っていく。

ラスパイレス指数

定員管理の状況

前年度より7.54ポイント上回り、類似団体で一番高い状況にある。これは、人口329人の小規模離島であるが、ゴミ収集業務や保育園等の施設を委託できる民間業者がおらず、ほとんどが直営のため、それ相応の職員数の確保が必要となっていることが人口1,000人当たり職員数が高い要因と考える。今後も職員数の適正化を図ることで、行政サービスの低下につながらないよう努めていく。

人口1,000人当たり職員数

公債費負担の状況

実質公債費比率は、3ヶ年平均で比べると減少したが、単年度で見ると増加している。R4年度は地方債の元利償還金充当一般財源額および交付税算入額ともに増加したが、元利償還金充当額の増額幅が大きかったため、結果として分子総額は増加した。今後、財源不足から借入れが多くなることが予想され、公債費比率は年度を増す毎に高くなる見込みであるが、交付税算定上有利な起債を有効に活用しつつ、公債費負担の抑制・平準化を図り、引き続き健全財政の維持に努めていく。

実質公債費比率

将来負担の状況

将来負担比率については、過疎対策事業債および辺地対策事業債の新規借入れに伴う村債残高の増加により、3.3%となった。今後も5年後10年後を見据えた長期的な行財政計画に基づき、健全な行財政運営に努めていく。

将来負担比率

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2022年度)

人件費

経常一般財源は、前年度と比較して9.1ポイント増加し、類似団体平均を3.9ポイント上回った。前年度は特定財源の充当が多かったことによるものと考えられる。引き続き、定員管理計画を着実に遂行し、人件費の適正水準の確保に努めていく。

経常収支比率(人件費)

物件費

物件費は、前年度に比べ2.3ポイント減少したが、類似団体平均と比較すると高い数値となっている。主な要因としては、提案型(委託)地域おこし協力隊や有害鳥獣捕獲業務に係る委託料が大きく増加したものの、システム改修等、単年度実施の委託業務が減少したことなどもあり、全体としては物件費が減少した。今後は、財政圧迫の要因にならないよう物件費における他の経費の抑制に努める。

経常収支比率(物件費)

扶助費

扶助費は、前年度と比較して1.1ポイント増加し、類似団体平均を0.9ポイント下回ってはいるものの、平均値に近づきつつある。要因としては、医療費助成等の社会福祉費が増加したことによるものである。高齢化率が年々上昇していることなども踏まえ、今後も社会福祉費の増加が見込まれる。

経常収支比率(扶助費)

その他

その他については、継続して減少しており、類似団体平均よりも低い水準にある。また、内容については、特別会計への繰出金が多くを占めている。今後は、特に繰出金の額が大きい事業について業務内容を再検討するなどし、普通会計からの繰出金を縮減していくよう努めていく。

経常収支比率(その他)

補助費等

補助費等は、例年並みで推移している。類似団体平均と比較すると6.5ポイント下回っているが、依然として第三セクターの経営環境が厳しいため、継続的支援による上昇が予想される。一方で、過剰とならないよう財務状況等を精査しながら、補助・交付金の適正化を図っていく。

経常収支比率(補助費等)

公債費

公債費は、前年度と比較して2.0ポイント増加し、類似団体平均を0.1ポイント下回っている。要因としては、措置期間を終えた公債費(主に過疎対策事業債)の償還が開始されたことによる。今後も、地方財政措置がなされる地方債を有効に活用しながら、公債費負担が過剰にならないよう村債の発行規模を適切に管理し、健全化判断比率の状況を踏まえて健全な財政運営に努めていく。

経常収支比率(公債費)

公債費以外

公債費以外に係る経常収支比率は、前年度に比べ3.7ポイント増加したが、類似団体平均より3ポイント下回っている。人件費、物件費が主なものであり、今後も引き続き適正な定員管理による人件費、物件費の適正化等により各費目の歳出削減に努める。

経常収支比率(公債費以外)

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2022年度)

目的別歳出の分析欄

総務費、民生費が前年度より大きく減少しているが、総務費については、R3年度の海底光ファイバケーブル等整備工事1,764,616千円が皆減したことや、第三セクター粟島汽船㈱支援に係る離島航路運航維持補助金130,000千円の減によるところが大きい。また、民生費については、新型コロナウイルス感染症対策事業として実施した緊急生活支援事業5,040千円の皆減が減少要因となっている。消防費が前年度より大きく増加している要因としては、クラウド型防災・安全情報伝達システム整備工事118,567千円を実施したためであり、農林水産業費については、R3年度の繰越事業である水産物供給基盤整備保全事業46,308千円の実施に伴い増加した。大きな工事を実施する際の財源として過疎債・辺地債等を活用しているため、工事の実施に伴い公債費が増えている状況である。

議会費

類似団体内順位2位/ 151団体

労働費

類似団体内順位81位/ 151団体

消防費

類似団体内順位1位/ 151団体

諸支出金

類似団体内順位15位/ 151団体

総務費

類似団体内順位3位/ 151団体

農林水産業費

類似団体内順位12位/ 151団体

教育費

類似団体内順位9位/ 151団体

前年度繰上充用金

類似団体内順位1位/ 151団体

民生費

類似団体内順位28位/ 151団体

商工費

類似団体内順位15位/ 151団体

災害復旧費

類似団体内順位103位/ 151団体

衛生費

類似団体内順位7位/ 151団体

土木費

類似団体内順位59位/ 151団体

公債費

類似団体内順位13位/ 151団体

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2022年度)

性質別歳出の分析欄

歳出決算総額は住民一人当たり4,048千円となり、前年度よりも4,427千円減少したが、これはR3年度に実施した本土と粟島を海底光ケーブル回線を構築する高度無線環境整備推進事業1,764,616千円が皆減したことによるものが大きい。高度無線環境整備推進事業を除くと前年度の歳出決算総額は住民一人当たり3,254千円となるため、この数値と比較すると794千円の増加となった。類似団体平均と比べて大きく乖離しているのが、人件費、物件費、補助費である。特に本村は、類似団体の中でもかなりの小規模単独離島であり、人材の確保が難しいことや村内に事業者がいないこと、輸送コストが事業費に上乗せされることなど、特殊事情による影響が類似団体との乖離につながっていると考えている。また、補助費等が増加してる要因としては、第三セクター(粟島汽船)への離島航路運航維持補助171,609千円(40,609千円増)があり、今後も同額程度の継続支援が確定している。本村は人口が329人と少ないことから、支出が人口によらない事業(人件費、普通建設事業、物件費など)により、住民一人当たりの数値については今後も変動することが予想される。

人件費

類似団体内順位2位/ 151団体

補助費等

類似団体内順位1位/ 151団体

災害復旧事業費

類似団体内順位103位/ 151団体

投資及び出資金

類似団体内順位48位/ 151団体

物件費

類似団体内順位1位/ 151団体

普通建設事業費

類似団体内順位12位/ 151団体

失業対策事業費

類似団体内順位2位/ 151団体

貸付金

類似団体内順位115位/ 151団体

維持補修費

類似団体内順位143位/ 151団体

普通建設事業費(うち新規整備)

類似団体内順位10位/ 151団体

公債費

類似団体内順位13位/ 151団体

繰出金

類似団体内順位139位/ 151団体

普通建設事業費(うち更新整備)

類似団体内順位22位/ 151団体

積立金

類似団体内順位39位/ 151団体

前年度繰上充用金

類似団体内順位1位/ 151団体

実質収支比率等に係る経年分析(2022年度)

分析欄

財政調整基金については、新たに55百万円の積立てを行った。財政調整基金残高は、平成28年度は十分な残高を有していたが、29、30年度に事業の増加に伴う財源確保策として取崩による残高の減少が続いた。しかし、R2年度には実質単年度収支が黒字に転じ、依然として黒字が継続している。また、実質収支額についても2.8ポイントの増加となった。引き続き、行財政改革による事務事業の見直しや、経常的な経費の削減などによって健全な行財政運営に努めていく。

実質収支額・比率,財政調整基金残高

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2022年度)

分析欄

これまで黒字が減少傾向にあった簡易水道事業、集落排水事業、後期高齢者医療特別会計において黒字が回復した一方で、介護保険および国民健康保険特別会計において黒字が減少となったが、適正水準を維持しており、連結実質黒字額は増加傾向にある。

連結実質収支(連結実質赤字比率)

実質公債費比率(分子)の構造(2022年度)

分析欄

元利償還金等は、R3年度に比べ10百万円の増加となった。これは、措置期間を終えた公債費(主に過疎対策事業債)の償還開始に伴う要因が大きい。今後は、新規事業を控え、継続事業については内容の見直しを行うなどして村債の新規発行額を抑えるとともに、交付税措置のある起債を有効活用しながら、健全な財政運営に努めていく。

実質公債費比率,公債費等

減債基金の分析欄

該当なし

将来負担比率(分子)の構造(2022年度)

分析欄

将来負担額については、前年度と比較して74百万円の増加となった。要因としては、近年、投資的経費の増大への対応を村債で行ってきたことで一般会計や公営企業で地方債残高が膨らみ、将来負担比率を押し上げたものと考えている。また、前年度に比べ充当可能基金は増加しているが、地方債の新規発行などにより将来負担比率も増加傾向にあるため、今後は、新規事業について十分に検討しながら慎重に進めることで、より一層の財政健全化を図っていく。

将来負担比率

基金残高に係る経年分析(2022年度)

基金残高合計

(増減理由)R4年度は、財政調整基金を55百万円を積立てるとともに、ふるさと粟島応援基金においてふるさと応援寄附金の額が前年度より増加したことから、1.7百万円の積み立てを行ったため、基金総額が増加した。(今後の方針)毎年度、財政調整基金への積立てを行うことで基金規模を維持すると同時に、ふるさと納税における寄附金を増やし、それをふるさと粟島応援基金へ適切に積立てを行うことで、その他特定目的基金の全体的な底上げを行っていく。また、使途の明瞭化に努め、基金の各目的に沿った活用を図る。

基金残高合計

財政調整基金

(増減理由)決算における剰余金として、55百万円積立てを実施した。(今後の方針)引き続き、将来的な一般財源の不足等に備え優先的に積み立てていく。

財政調整基金

減債基金

(増減理由)増減なし(今後の方針)今後は、公債費の適正化に備え、計画的に減債基金への積立てを行っていく。

減債基金

その他特定目的基金

(基金の使途)・開発整備基金:村の開発整備事業の資金に充当する。・地域福祉基金:地域における保健福祉活動の推進に充当する。・ふるさと創生基金:歴史や伝統及び文化や産業の振興並びに人材育成、後継者対策等の事業により、地域の活性化に充当する。・土地開発基金:公共用地等の先行取得に充当する。・ふるさと粟島応援基金:ふるさと納税による寄附金で、教育・福祉・産業振興等の施策の財源に充当する。(増減理由)・ふるさと創生基金:財源調整により17百万円減・土地開発基金:財源調整により25百万円増・ふるさと粟島応援基金:ふるさと応援寄附金の額が前年度より増加したことから、R4年度に1.7百万円を積立てを実施したことによる増。(今後の方針)・ふるさと創生基金:交流活性化事業特別会計(温泉事業)の資金に充当していく。・ふるさと粟島応援基金:ふるさと納税による寄附金の増額を図ることで、地域活性化のための事業に充当していく。

その他特定目的基金

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2022年度)

有形固定資産減価償却率

有形固定資産原価償却率は、類似団体より低い数値となっている。現在、個別施設計画を策定中であり、引き続き計画に基づく施設の維持管理を進めていく。

有形固定資産減価償却率

類似団体内順位22位/ 148団体

(参考)債務償還比率

本村の債務償還比率は259.4%であり、類似団体平均を上回った。ただし、今後は財政規模が縮小する可能性があるため、債務償還比率の低下が予想される。

(参考)債務償還比率

類似団体内順位89位/ 151団体

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

有形固定資産減価償却率については、平成29年度以降、継続して釜谷漁港における防波堤等の機能保全工事を行っていることから、類似団体内平均値に比べて低くなっている。将来負担比率については、村債残高は増加傾向にあるものの、基準財政需要額に算入されるものが多いことや基金残高が比較的多いことなどから、将来負担額に対する財源が多く、類似団体内平均値よりは高いものの、比較的低い数値となっている。今後、公共施設の長寿命化等により有形固定資産減価償却率が低くなる状況が想定されるが、それに伴い村債残高の増加や基金の取り崩しなど、将来負担比率の上昇が見込まれる。

将来負担比率と減価償却率の組合せ分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

実質公債費比率については、単年度ベースでみると増加傾向であり、光ファイバーケーブル敷設工事(R4実施)、内浦公営住宅整備工事(R5実施)等、大規模工事の村債の償還が始まることから、今後は更に上昇していく見込みである。将来負担比率については、村債残高は増加傾向にあるものの、基準財政需要額に算入されるものが多いことや基金残高が比較的多いことなどから、将来負担額に対する財源が多く、類似団体内平均値よりは高いものの、比較的低い数値となっている。今後は、基金の取崩しや計画的な起債の借入れを行うことで、公債費の負担軽減に努めていく。

将来負担比率と実質公債費比率の組合せ分析

施設類型別ストック情報分析表①(2022年度)

施設情報の分析欄

有形固定資産減価償却率は、漁港、保育所を除くすべてにおいて、類似団体の平均より高い数値となっている。特に、道路、学校施設、公民館については最大値に近い数値を示しているため、今後、公共施設等総合管理計画に基づき、適切な整備を行っていく必要がある。保育所については、平成13年に診療所、通所介護センターと併設の福祉複合施設として建設されたものであるため、類似団体より低い数値となっている。また、本村の有形固定資産については維持補修での対応が中心であり、有形固定資産減価償却率を引き上げる要因となっている。

道路

類似団体内順位143位/ 146団体

橋りょう・トンネル
公営住宅

類似団体内順位70位/ 145団体

港湾・漁港

類似団体内順位12位/ 27団体

認定こども園・幼稚園・保育所

類似団体内順位12位/ 133団体

学校施設

類似団体内順位144位/ 145団体

児童館
公民館

類似団体内順位93位/ 101団体

施設類型別ストック情報分析表②(2022年度)

施設情報の分析欄

有形固定資産減価償却率は、福祉施設を除き、類似団体の平均より高い数値となっている。特に、庁舎については最大値に近い数値を示しているため、今後、公共施設等総合管理計画に基づき、適切な整備を行っていく必要がある。福祉施設については、平成13年に診療所、保育所、通所介護センターの福祉複合施設として建設されたものであるため、類似団体より低い数値となっている。

図書館
体育館・プール
福祉施設

類似団体内順位1位/ 97団体

市民会館
一般廃棄物処理施設

類似団体内順位69位/ 98団体

保健センター・保健所
消防施設

類似団体内順位89位/ 113団体

庁舎

類似団体内順位130位/ 146団体

一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2022年度)

資金収支計算書

財務書類に関する情報①(2022年度)

1.資産・負債の状況

●一般会計等においては、資産総額が前年度末から166百万円の減少(△2.7%)となった。金額の変動が大きいものは事業用資産であり、資産の取得額を減価償却による資産の減少が上回ったこと等から、192百万円減少した。●水道事業会計、下水道事業会計等を加えた全体では、資産総額は前年度末から192百万円(△3.0%)減少し、負債総額は前年度末から46百万円の減少(△3.8%)となった。資産総額は、上下水道管等のインフラ資産を計上していること等により一般会計等に比べて130百万円多くなっているが、負債総額も地方債を充当したこと等から、107百万円多くなっている。●新潟県市町村総合事務組合、新潟県後期高齢者医療広域連合等を加えた連結では、資産総額は前年度末から344百万円減少(△4.3%)し、負債総額は93百万円減少(△3.0%)減少した。資産総額は、粟島汽船株式会社が保有している船舶を資産計上していること等により、一般会計等に比べて1,531百万円多くなっているが、負債総額も粟島汽船株式会社の借入金等があることから、1,846百万円増加している。

貸借対照表ツリーマップ
資産合計
負債合計

2.行政コストの状況

●一般会計等においては、経常費用は1,351百万円となり、前年度比195百万円の増加(+16.8%)となった。そのうち、物件費等の業務費用は833百万円で、次いで補助金等の移転費用306百万円、人件費200百万円の順となっている。最も金額が大きいのは物件費(410百万円、前年度比+38.8%)、次いで減価償却費(318百万円、前年度比+31.9%)であり、純行政コストの56.9%を占めている。離島のためコストが割高になる傾向はあるが、今後は、事業の計画的見直しと適正価格の算定により、経費の抑制に努める。●全体では、一般会計等に比べ水道料金等を使用料および手数料に計上しているため、経常収益が145百万円多くなっている。一方、国民健康保険や介護保険の負担金を補助金等に計上しているため、移転費用が115百万円多くなっている。前年度と比べ、純行政コストは160百万円増加している。●連結では、連結対象企業等の事業収益を計上しているため、一般会計等に比べて経常収益が192百万円多くなっている。一方、人件費および物件費等は一般財源等に比べ、合わせて1,593百万円多くなっている。前年度と比べ、経常費用は69百千円増加し、純行政コストは54百万円増加している。

純経常行政コスト
純行政コスト

3.純資産変動の状況

●一般会計等においては、税収等(841百万円)および国県等補助金(264百千円)の財源が純行政コスト(1,278百万円)を下回っており、本年度差額は△173百万円(前年度比△1,713百万円)となった。●全体では、国民健康保険特別会計、介護保険特別会計等の国民健康保険税や介護保険料が税収等に含まれることから、一般会計等と比べて税収等が41百万円多くなっている。前年度と比べ、純行政コストは160百万円増加しており、本年度差額は△202百万円(前年度比△1,725百万円)となり、本年度末純資産残高は4,906百万円(前年度比△238百万円)となった。●連結では、粟島汽船株式会社や新潟県後期高齢者医療広域連合への国県等補助金等が財源に含まれることから、一般会計等と比べて財源が2,007百万円多くなっている。前年度と比べ、純行政コストは54百万円減少していることから、本年度差額は△192百万円(前年度比△1,617百万円)となり、純資産残高は4,569百万円(前年度比△250百万円)となった。

本年度差額
本年度末純資産残高
本年度純資産変動額

4.資金収支の状況

●一般会計等においては、国県等補助金収入が265百万円(前年度比△1,527百万円)となり、業務収入が減少したことで、業務活動収支が145百万円(前年度比△1,637百万円)となった。投資活動収支については、R4に実施した高度無線環境整備推進事業の皆減により、△192百千円(前年度比△1,593百万円)となった。財務活動収支については、地方債の発行収入額が地方債償還支出を上回ったことから43百万円となっており、本年度末資金残高は347百万円となった。●全体では、国民健康保険税や介護保険料が税収等収入に含まれること、水道料金等の使用料および手数料収入があることなどから、業務収入は一般会計等より136百万円多くなっている。一方、国民健康保険や介護保険の負担金を補助金等支出に計上しており、移転費用支出が102百万円多くなるなど、業務活動収支は一般会計等より14百万円少なくなった。投資活動収支は、前年度に比べ公共施設等整備費支出が1,659百万円減少したことから、△187百万円となった。財務活動収支は、地方債等発行収入が地方債等償還支出を上回ったことから46百万円となり、本年度末資金残高は378百万円となった。●連結では、粟島汽船株式会社や新潟県後期高齢者医療広域連合への国県等補助金等が財源に含まれることから、業務活動収支は一般会計等より151百万円多い296百万円となった。投資活動収支は、前年度と比べ公共施設等整備費支出等の減少に伴い△213百万円となり、財務活動収支は△122百万円となった。

業務活動収支
投資活動収支
財務活動収支

財務書類に関する情報②(2022年度)

1.資産の状況

本村における住民一人当たりの総資産額は類似団体平均値を大きく上回っている。これは、共同管理をする施設等がなく、漁港を含めた保有施設数が多くなっていることが要因である。また、令和3年度に高度無線環境整備推進事業を実施したことで、資産額が更に増加している。有形固定資産減価償却率については、平成29年度以降、継続して釜谷漁港における防波堤等の機能保全工事を行っていることから、類似団体内平均値に比べて低くなっている。

①住民一人当たり資産額(万円)
②歳入額対資産比率(年)
③有形固定資産減価償却率(%)

2.資産と負債の比率

純資産比率は、令和2年度は類似団体平均と比べほぼ同程度であったが、令和3年度に実施した高度無線環境整備推進事業等に伴う国県等補助金の増加により資産残高が増加したことで、上回る結果となった。将来世代負担比率については、地方債残高の増加に伴い増加傾向にあるものの、類似団体平均を下回っている状況である。

④純資産比率(%)
⑤将来世代負担比率(%)

3.行政コストの状況

住民一人当たりの行政コストは、類似団体を大きく上回っている。これは、人口が減少傾向にある中で、純行政コストに対する人口の割合が小さいことが要因である。

⑥住民一人当たり行政コスト(万円)

4.負債の状況

住民一人当たりの負債額は、類似団体平均を大きく上回っている。これは、離島ということであらゆるコストが割高になっている反面、人口が極めて少ないことが要因となっている。基礎的財政収支については、業務活動収支が147百万円の黒字であったが、投資的活動収支が135百万円の赤字であったため、12百万円の黒字となった。今後は、事業の計画的見直しと、優先順位を明確にしながら、優良債権を活用していく。

⑦住民一人当たり負債額(万円)
⑧基礎的財政収支(百万円)
⑧業務・投資活動収支(百万円)

5.受益者負担の状況

受益者負担比率は、類似団体平均を若干下回った。今後は、公共施設等総合管理計画に基づき、限られた財源のもとで、公共施設をより一層効率的・計画的に管理していくことで、経常コストの削減に努めていく。

⑨受益者負担比率(%)

よくある質問

このページで何が分かりますか?

新潟県粟島浦村の2022年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。

データの出典はどこですか?

総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。

関連する地方公営企業も見られますか?

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