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神奈川県松田町:公共下水道の経営状況(2019年度)

🏠松田町

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経営比較分析表(2019年度)

収益的収支比率

企業債残高対事業規模比率

経費回収率

汚水処理原価

水洗化率

経営の健全性・効率性について

公共下水道の整備状況は、昭和55年度に下水道法上の認可を受け、現在事業計画区域面積220.3ha、令和元年度末までの整備面積は197.7haとなっています。汚水処理原価は平均よりも低く、企業債残高対事業規模比率も平均より低く保たれており、現状は必要な維持管理と適正な投資規模であるといえます。また、平成29年度より料金改定を行い、経費の回収率も増加傾向にあります。しかしながら、年々有収水量は減少傾向にあり、その傾向は今後も続くことが予想されます。それに伴い水洗化率の向上や新規接続の推進、適正な料金改定を行い、安定的な経営を行う必要があります。

管渠改善率

老朽化の状況について

当町の下水道事業は供用開始から30年以上経過しており、もうすぐ管渠の更新時期を迎えます。また、これまで行ってきた管渠のTVカメラ調査の結果や重要な管路や主要幹線などの分類を行い計画的な管渠の更新を行います。

全体総括

平成24年度に20%、平成29年度に18%の下水道使用料の値上げを行い、経常的な収益は増加しましたが、平成初期に行った工事の企業債の償還がまだ一部残っており、それを補填する財源の確保に苦慮しています。また、管渠の改築更新の時期を迎え、さらに資本費は増加することが予想されます。加えて流域下水道事業に関する費用も年々増加しており、安定的な経営を行うことが難しい状況です。今後も流域下水道に関する費用は増加するため、更なる料金改定も視野に入れた経営の見直しを行う必要があると考えます。

出典: 経営比較分析表,

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