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神奈川県横浜市:末端給水事業の経営状況(2023年度)

🏠横浜市

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経営比較分析表(2023年度)

経常収支比率

累積欠損金比率

流動比率

企業債残高対給水収益比率

料金回収率

給水原価

施設利用率

有収率

経営の健全性・効率性について

①経常収支比率は110%で単年度の収支は黒字となっています。昨年度に比べ、労務単価の上昇等により経常費用が増加したことで、数値が低下していますが、健全経営を維持しています。③流動比率は施設の更新需要の増加等により138%に低下しましたが、短期的な支払能力は十分に有しています。④企業債残高対給水収益比率は237%で昨年度と比べ数値が上昇していますが、概ね適正な水準にあります。⑤料金回収率は昨年度に比べ給水原価が上昇したことから、数値は低下しましたが、100%を維持しており、給水費用を給水収益のみで賄うことが出来ています。⑥給水原価は、労務単価の上昇等により経常費用が増加したため、昨年度よりも6.9円上昇しています。類似団体平均値も昨年度よりも5.6円上昇しており、全国的に増加傾向となっています。⑦施設利用率は60%で類似団体平均値を上回っており、現状は概ね適切な施設規模となっています。⑧有収率は類似団体平均値を下回っているものの、同様の水準で推移しています。

有形固定資産減価償却率

管路経年化率

管路更新率

老朽化の状況について

①有形固定資産減価償却率は数値が上昇を続けていますが、施設ごとの具体的な状態に応じて更新時期を見極めるなど、計画的に施設の長寿命化を図っています。今後は浄水場等の基幹施設の再整備により、数値の改善が見込まれます。②管路経年化率は、類似団体平均値を上回っていますが、本市が独自に定めた想定耐用年数に基づき、計画的に管路の更新を進めています。③管路更新率は、類似団体平均値を上回っており、計画的かつ効率的に老朽管の更新に取り組んでいます。

全体総括

経営の健全性及び効率性に係る指標から、経営状況は概ね健全な状況であるといえます。事業を取り巻く環境としては、今後は人口の減少や水需要構造の変化等により、有収水量の減少に伴う水道料金収入の減少が見込まれています。そのような状況の中でも、中期経営計画の下、施設のダウンサイジングなどによるコストの削減を図りながら、老朽化した水道施設の更新・耐震化を着実に進めます。持続可能な水道事業運営を続けていくため、人材の確保や育成・技術継承に取り組むとともに、DXや業務効率化の取り組みを進めることで、経営基盤の強化を図ります。

出典: 経営比較分析表,

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