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地方財政ダッシュボード

千葉県習志野市の財政状況(2010年度)

🏠習志野市

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収録データの年度

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地方財政AI: RAGエンジン(試験中)※直近3年の文書で要約します。現在は質問文の変更はできません。

総括表

人口の推移

財政比較分析表(2010年度)

財政力指数の分析欄

本市の財政力指数は、類似団体平均よりも低い(財政力が弱い)0.93となっています。平成7年度の1.02をピークに高齢者人口の増加や税収の減少により低下し、普通交付税に依存した財政状況となっています。今後は交付税に依存しない自主・自立した財政構造に転換することが望まれます。

経常収支比率の分析欄

本市の経常収支比率は、類似団体平均と同じ90.3%となっています。平成8年度に過去最高の97.2%となり、その後人件費の削減等に取り組んできた結果、徐々に改善されてきたところでしたが、上昇に転じています。今後は経営改革プランに基づき、経常経費の削減に努めていきます。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

本市の人口1人当たり人件費・物件費決算額は、類似団体平均よりも高い121,609円となっています。これは、職員数が類似団体平均よりも多いことが主な要因です。今後も職員数の削減等に取り組み、総人件費の抑制に努めていきます。

ラスパイレス指数の分析欄

本市のラスパイレス指数は、類似団体平均よりも低い100.7となっています。近年は多少上昇傾向にありますが、今後は指数が高い水準にある高齢者層が退職し、指数が低い若年齢層が増えることにより、指数は引き下がることが見込まれます。今後も適正な水準の確保に努めていきます。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

本市の人口千人当たり職員数は、類似団体29団体中28番目の7.83人となっております。これは、本市のまちづくりの基本理念である「文教住宅都市憲章」のもとに整備されてきた保育所、幼稚園、高等学校、ヘルスステーションなどの公共施設に職員を配置していることから、他市に比べて高い数値となっております。今後は第二次定員適正化計画に基づき、職員の削減に努めていきます。

実質公債費比率の分析欄

本市の実質公債費比率は、類似団体平均より高い7.9%となっています。過去からの起債や債務負担行為の償還が継続的に続くことから、ほぼ横ばいで推移する見込みですが、今後も債務の償還を積極的に進めていきます。

将来負担比率の分析欄

本市の将来負担比率は、類似団体平均よりも高い63.7%となっています。地方債現在高、債務負担行為に基づく支出予定額を減少させてきたことから全体として比率は減少傾向ですが、依然として類似団体平均と比べてこれらの数値が高い水準となっております。今後も債務の減少を積極的に進めていきます。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)

人件費の分析欄

本市の人件費に係る経常収支比率は、類似団体平均よりも高い31.7%となっています。また、人件費及び人件費に順ずる費用の人口1人当たりの決算額は、類似団体平均よりも高い75,520円となっています。これは、保育所13所、幼稚園14園、こども園1園、高等学校1校などを直営で運営しているために、職員数が類似団体平均と比較して多いことが主な要因です。今後は民間活力の導入などにより、職員数の削減を図り、人件費の抑制に努めていきます。

物件費の分析欄

本市の物件費に係る経常収支比率は、類似団体平均よりも高い21.3%となっています。これは保育所13所、幼稚園14園、小学校16校、中学校7校、公民館7館、図書館5館などを保有しているため、その維持管理、運営経費が多くかかっていることが主な要因です。今後は施設のあり方を考え、物件費の抑制に努めていきますが、職員数の削減に伴い、委託化やパート化が進められていることから、物件費の増加が見込まれます。

扶助費の分析欄

本市の扶助費に係る経常収支比率は、類似団体29団体中1位の7.1%となっています。これは生活保護費が類似団体平均よりも低いことが主な要因です。しかしながら、扶助費総額の大部分を占めている生活保護費は急激な上昇傾向にあることから、資格審査等の適正化など、財政を圧迫する上昇傾向に歯止めをかけるよう努めていきます。

その他の分析欄

本市のその他に係る経常収支比率は、類似団体平均よりもやや高い11.9%となっています。これは公共下水道事業特別会計への繰出金が類似団体平均よりも多いことが主な要因です。今後は、下水道使用料の見直しを定期的に行い、赤字繰出金の抑制に努めていきます。

補助費等の分析欄

本市の補助費等に係る経常収支比率は、類似団体29団体中2位の3.0%となっています。これは一部事務組合や国、県への負担金が類似団体よりも低いことが主な要因です。

公債費の分析欄

本市の公債費に係る経常収支比率は、類似団体平均よりもやや高い15.3%となっています。これは臨時財政対策債などの償還額が増加したためです。また、公債費及び公債費に準ずる費用の人口1人当たりの決算額は、類似団体平均よりも高い13,285円となっています。これは債務残高削減のため、債務負担行為に基づく債務の償還等に努めているためです。

公債費以外の分析欄

本市の公債費以外にかかる経常収支比率は、類似団体よりも低い75.0%となっています。これは、扶助費や補助費等の経常収支比率が類似団体よりも低く、特に扶助費の経常収支比率の伸びが他の類似団体の伸びに比べて低く抑えられたことによるものです。また前年度対比で5ポイント改善されているのは、人件費の経常収支比率が前年度に比べて3.9ポイント減となったことなどが主な要因です。

実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)

分析欄

22年度決算における一般会計の実質収支額は22億5千8百万円で、実質赤字比率(黒字額の程度を表す比率)は7.59%となっています。前年度に比べ、黒字額が7億4千万円増加したことなどにより、前年度より2.39ポイント改善しています。財政調整基金については、剰余金処分として8億円を財政調整基金に積み立てたことにより、平成22年度末の財政調整基金残高は、13億8千9百万円となりました。実質単年度収支についても、17年度以来プラスに転じています。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)

分析欄

22年度決算における各会計の実質収支は、いずれも黒字であり、前年度に比べ連結黒字額は15億6千9百万円増加しました。この増加の主な要因は、一般会計で剰余額が7億4千1百万円増加したことによるものです。連結実質赤字比率(黒字額の程度を表す比率)は43.8%で、前年度に比べ4.53ポイント改善しています。

実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)

分析欄

22年度決算における実質公債費比率は7.9%で、前年度に比べ0.4ポイントの減少となっています。この減少の主な要因は、22年度単年度実質公債費比率が、19年度に比べ1.162ポイント減少したことによるもので、元利償還金等から算入公債費等を差し引いた実質公債費比率の分子が2億2千8百万円減少したためです。

将来負担比率(分子)の構造(2010年度)

分析欄

22年度決算における将来負担比率は、63.7%で、前年度に比べ6.8ポイント改善しています。改善した主な要因としては、充当可能財源等が18億8千6百万円増加したことによるもので、その主な内訳としては、充当可能基金が5億3千万円、都市計画税等の充当可能特定歳入が7億2千8百万円、基準財政需要額算入見込額が6億2千8百万円増加しています。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,