事業・施設概要
| 都道府県 | 埼玉県 | 経営主体 | 横瀬町 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 特定環境保全公共下水道 |
| 会計適用区分 | 法非適用 | 類似団体区分 | D3 |
| 行政区域内人口 | 8,598人 | 現在処理区域内人口 | 3,360人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 2,526人 | 現在処理区域面積 | 105ha |
| 晴天時現在処理能力 | 1,400m³/日 | 下水管布設延長 | 22km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率平成23年度以降、年々赤字が増加している傾向にあったが、平成27年度については6.46ポイント改善している。施設維持管理費は増加傾向にあるが、供用開始区域が広がったためによる使用料の増や分流式下水道等に要する経費に充てるため繰入金の増などを行ったためわずかに改善したものである。④企業債残高対事業規模比率下水道事業における資本費に対する繰出基準に基づき、地方債償還に要する資金の全部を一般会計で負担することにより平成27年度については0%となっている。⑤経費回収率経費回収率については平成23年度から50%前後で推移しており、大きな変化はない。類似団体の平均値についてはここ数年低下傾向にあり、平成27年度は類似団体を上回る回収率となった。⑥汚水処理原価汚水処理費の増により、平成24年度から年々増加傾向にあったが、平成27年度については前年度をわずかに下回る原価となった。類似団体の平均値と比較しても低い状態にある。⑦施設利用率施設利用率については、50%を下回る低い水準であるが、類似団体平均値と比較するとそれを上回る利用率となっている。今後は計画区域の将来分析を行い、施設の遊休状態をできるだけ解消していく検討が必要である。⑧水洗化率類似団体と比較して高い割合となっている。今後処理区域内の戸別訪問を行うなど対策を講じ、水洗化率を高め、使用料収入の適正な確保につなげていく必要がある。
老朽化の状況について
当町の公共下水道は、平成19年度より供用開始をしており、施設及び管渠の老朽化はそれ程進行していない。そのため、これまで施設及び管渠の老朽化等による更新は実施していない。しかし、年々施設の老朽化は進行している状況にあり、ストックマネジメントの考え方を取り入れ、適正な施設・管渠の維持管理、計画的な更新ができるように取り組む必要がある。
全体総括
横瀬町の下水道事業は、平成36年度に全体計画区域における面整備が完了し、その後は施設等の維持管理が中心となる計画である。水環境の保全や住民の衛生的で文化的な生活環境の実現のため、当該下水道事業は必要不可欠なものであるが、「1.経営の健全性・効率性」による分析結果を考慮すると、決して効率的、経済的に事業を運営している状況でないことがわかる。そのため、今後は施設の適正な管理・運営・更新を行い、維持管理費等を削減していくことや、下水道接続率の向上対策により有収水量を増加させる取組が求められる。また、人口の減少傾向など詳細な分析を行い、施設規模を適正なものとしていく見直しも必要である。将来に向けた取組を様々な角度から検討することが求められるが、公営企業は本来独立採算制の考え方に基づきその運営経費を料金収入で負担することが基本である。当町の地理的条件や人口密度等を総合的に考慮すると単純に使用料を引き上げることも難しい状況であるが、今後は適正な料金体系についても検討していく必要がある。
経営状況
収支構造
総額1.1億円
総額1.1億円