事業・施設概要
| 都道府県 | 北海道 | 経営主体 | 弟子屈町 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 公共下水道 |
| 会計適用区分 | 法非適用 | 類似団体区分 | Cd2 |
| 行政区域内人口 | 6,648人 | 現在処理区域内人口 | 4,050人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 3,550人 | 現在処理区域面積 | 271ha |
| 晴天時現在処理能力 | 1,310m³/日 | 下水管布設延長 | 59km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
公共下水道事業の経営の健全性は、収益的収支比率が70%以下であり健全とは言い難い状況です。その主な原因としては費用の多さ、特に建設費の借入に対する元金償還金額が類似団体平均を上回っていることに起因していると思われます。償還金については、順調に減少しておりますが、今後処理場の機器更新と耐震補強のため、更なる借入を行うため、減少幅が鈍化すると思われます。この為、健全性はここ数年は上向きでしたが、更新・耐震工事に伴う借入で、健全性の悪化が懸念されます。また、財政面では一般会計繰入金に依存している状況に変わりなく、今後予想される人口減少に伴い下水道事業のみならず一般会計も更に厳しい財政状況になる事が考えられるため、下水道使用料の見直しも視野に入れて長期的な計画を基に事業運営を行う必要があります。効率性については、汚水処理原価が高く、経費回収率が悪い状況です。原因としては、こちらも建設費に係る起債償還に起因するものと思われます。経費回収率についても、使用料で賄うべき費用を約半分しか賄えていない状況で、主な原因は公費負担分以外の起債償還となっております。施設利用率については、80%を超え平均より高くなっており、適切な施設規模と考えられますが、有収率が約81%で流入水に不明水が含まれている事が考えれるため、不明水調査を実施する必要があると考えられます。
老朽化の状況について
老朽化につきましては、当町の下水道供用開始から二十数年経過しておりますが、下水道管渠の標準耐用年数は50年となっております。そのため、管渠の老朽化については問題はありませんが、処理場の機械設備が更新時期を迎えております。現在ストックマネジメント計画に基づく実施設計及び更新工事を耐震補強と併せて、設備更新を計画しております。今後は2回目の処理場機械設備更新時期と管渠更新時期が被る事が考えられるため、計画的な更新事業を行う必要があります。
全体総括
現在の弟子屈町下水道事業の経営状況を示す指標は、全国の類似団体平均と比較すると悪い状態となっております。今後の主な事業の見通しとしては、管渠の整備が終了したので、処理場機械設備の更新及び耐震補強を行います。その為、ここ数年経営の健全性が改善傾向でしたが、更新事業に係る借入により悪化することが懸念されています。また、設備の劣化状況によりますが、財政状況を考え単年度に偏らず計画的な更新を行う必要があると思われます。一般会計からの繰入金も多額となっており、今以上に増やせない状況となっておりますので、経費の見直しや水洗化率の向上等の対策を行い、料金改定も視野に入れて下水道事業を運営していく必要があります。
経営状況
収支構造
総額1.9億円
総額1.1億円