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北海道士幌町:簡易水道事業の経営状況(2019年度)

🏠士幌町

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経営比較分析表(2019年度)

収益的収支比率

企業債残高対給水収益比率

料金回収率

給水原価

施設利用率

有収率

経営の健全性・効率性について

士幌町の水道は、良質な地下水(深井戸水)を水源としていることから、滅菌のみで水道水を供給している。そのため、水を浄化するための施設や設備の投資額及び、経常的な管理経費を抑制する事ができているため、類似団体と比べ以下の特徴を持つ。⑥「給水原価」が低い。⑤「料金回収率」が高い。①「収益収支比率」が高い。また、町の主要産業は農業である。よって、町内の大半を占める農業地域に水道施設を建設する際には、農林水産省の補助を活用することにより、経営の負担を低減できたため、④「企業債残高対給水収益比率」が低い。更に、農業の大規模化に伴い、町内の水需要は依然として高く、水不足の解消を図るため、平成10年以降に施設・管路の更新を行っているため、⑧有収率が高い。⑦施設利用率が比較的高い。

管路更新率

老朽化の状況について

士幌町には、4箇所の浄水場、26の配水池、約350Kmの水道管がある。町内の水道施設・管路は、営農用水事業等を活用して、更新を行っている。③「管路更新率」が類似事業体より低い理由は、新設した管路が供用を開始していないためである。

全体総括

士幌町では、農業地域の整備に重点を置いて整備を行ってきたため、現在も郊外地域の老朽施設・管路の更新を実施している。しかし、今後は、老朽化した市街地を更新する必要があることから、管路耐震化を含め中長期計画で事業を実施しなくてはいけない。これらの事業により、企業債残高が大幅に増えるため、水道事業の経営を圧迫する事が予想される。企業会計化するなどして、永続的な事業継続できる体制を構築する必要がある。

出典: 経営比較分析表,

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