北海道倶知安町の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
財政力指数は0.44と類似団体平均を下回っている。景気低迷により所得税、法人税が減収傾向にあるものの、固定資産税が増加傾向にあり、近年はほぼ同水準で推移している。今後も投資的経費の抑制や事務事業の見直しを図り、歳出の削減を強化するとともに、徴収業務強化などにより歳入確保に努め、安定した財政基盤を築くようにする。
財政構造の弾力性
平成22年度は78.2%と類似団体平均を下回っている。平成19年度から実施している地方債の借換等により公債費(前年比約7,100万円減)が減少したこと、手当等の独自削減(持家手当廃止、期末勤勉手当独自削減)が主な要因となっていると考えられる。今後も事業とも効率的な財政運営により引き続き経常経費の削減に努める。
人件費・物件費等の状況
類似団体と比較すると高くなっているが、これは北海道内有数の豪雪地帯のため、維持補修費としての除排雪経費が大きな要因となっている。今後も人件費や物件費含めトータルコストの低減に取り組み、類似団体平均水準にするよう努力する。
給与水準(国との比較)
年齢層の若干の隔たりがあり、類似団体平均よりわずかではあるが高い値なっている。国や他の地方公共団体と同様に人事院勧告に準拠し、また、町独自での削減を実施しており、今後も引き続き給与の適正化に努めていく。
定員管理の状況
ごみ処理、障害認定者、介護認定等を近隣市町村と共同で行っており、広域分の事務処理を実施するための職員配置となっており、類似団体も高い数値となっている。職員数や事務事業の見直しなどを図り、定員管理の適正化に努めているが、今後も引き続き適切な定員管理を行い、状況の改善ができるよう取り組んでいく。
公債費負担の状況
一般会計は老朽化した公営住宅建替等の公共施設整備により地方債が増加したが平成16年度をピークに償還額は減少に転じている。また、新規発行の起債抑制や過去の大型事業既発債の償還終了などにより起債残高も減少している。一方、公共下水道事業特別会計は平成18年度に償還のピークを迎え、その償還に対する繰出金は減少傾向になっているが、依然多額となっている。今後も、新規起債発行を最小限にとどめ、健全な財政運営できるよう努力する。
将来負担の状況
類似団体平均を若干上回っているが、過去の大型事業の既発債の償還が終了し、また、新規発行の起債の抑制(償還元金以下の借入)により、将来負担額が減少している。今後も新規事業の実施等について総点検を図り、財政健全化を図る。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
類似団体平均と比べ、人件費に係る経常収支比率は低くなっており、定員管理や手当の独自削減などの地道な経費削減の効果が表れている。ただし、人口1人当たり決算額においては、類似団体平均を上回っている。これは、定員管理の状況でも記載のとおり、人口規模と比較した職員数が他の類似団体よりも比較的多いためだと考えられる。今後、適正な定員管理を含め、状況の改善に努める。
物件費
平成21年度よりも若干高くなっているが、類似団体平均を下回っている。近年、需用費をはじめ経常経費削減努力を続けており、今後も継続し良好な水準を保てるよう努力する。
扶助費
扶助費に係る経常収支比率は類似団体平均と比べ低くなっている。今後、社会保障に関する経費は増加することが予想されるため、行政サービスを低下させずに経費を抑制できるよう事業の点検を図り、良好な水準を保てるよう努力する。
その他
その他に係る経常収支比率は平成22年度に類似団体平均を上回った。当町は豪雪地帯で維持補修費の多くは除排雪経費が占めており、他の類似団体よりも比較的多い傾向がある。平成22年度は気温が低く、雪がやや多くなったため、近年よりも高い値になったと考えられる。繰出金に関しては下水道事業、国民健康保険事業は依然として多額の繰出金となっている。今後は維持補修の経常経費の削減や、下水道事業、国保事業の見直しを図り、類似団体平均を下回るよう努力する。
補助費等
補助費に係る経常収支比率は、平成21年度に比べ若干高くなっているが、類似団体平均を下回っている。引き続き各種団体への補助金等の見直しなどを行い、今後も良好な水準を保てるよう努力する。
公債費
老朽化した公営住宅建替等の公共施設整備により地方債が増加したが平成16年度をピークに償還額は減少に転じ、平成22年度では類似団体平均とほぼ同程度となっている。これは公債費適正化計画に基づき新規債の発行の抑制や低い利率の起債へ借換を行った成果が表れたと考えられる。今後も起債の発行について、緊急性・重要性当により優先順位をつけ、事業を絞り込むことにより地方債残額の圧縮に努める。
公債費以外
公債費以外の経常収支比率は平成21年度より若干高くなったが、類似団体平均と比較すると大きく下回っている。今後も削減努力を続け、適正な財政運営を実施していく。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
標準財政規模比で見る財政調整基金残高は例年増加しており、金額では約9.6億円と5年間で約6.8億円増加している。標準財政規模比で見る実質収支額は約5~7%を推移している。標準財政規模比で見る実質単年度収支は約2%~4%を推移している。平成18年度以降黒字が続いており、今後も良好な水準を保てるよう努めていく。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
国民健康保険事業特別会計は近年赤字決算が続いており、平成22年度若干下がっているが、依然多額の赤字となっている。主な要因は近年の高齢化の進行、高度医療技術の進歩等による医療費の増大、保険税徴収額の伸び悩みなどにより赤字額が増加しているためである。今後、国民健康保険財政健全化計画を基に赤字解消への対策を取りすすめていく。一般会計と水道事業会計は6%前後推移しており、当町の黒字の大部分を構成している。他の特別会計を含め、今後も財政の健全化に努めていく。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
実質公債費比率の主な要因となる元利償還金は、公債費適正化計画に基づき取り組みをすすめ、平成19年度と比較し約1.5億円減少している。一方で公営企業債の元利償還金に対する繰入金は平成19年度よりも増えている。実質公債費比率は年々低下し、平成22年度(3ヶ年平均)で15.9%となっている。今後も新規起債の発行について事業の絞込みなどを行い、実質公債費比率が上がらないよう努めていく。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
将来負担額に算入となる一般会計等に係る地方債の現在高、債務負担行為に基づく支出予定額、組合等負担当見込額、退職手当等負担見込額がいずれも平成19年度と比較すると減少している。また、充当可能財源等では充当可能基金が増加している一方で、充当可能特定歳入、基準財政需要額算入見込額は減少している。将来負担比率分子は地方債の現在高の減少が大きな要因となり、数値は下がっている。今後も新規事業の実施等について総点検を図り、財政健全化を図る。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
北海道倶知安町の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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