北海道江別市の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
企業の立地が少ないことなどにより、自主財源の根幹である地方税の歳入全体に占める割合が概ね3割で、人口一人当たりの額が約101千円と少なく、これが指数の低い大きな要因となっている。引き続き、税等徴収業務の強化及び積極的な企業誘致に取り組み歳入確保に努める。
財政構造の弾力性
人口当たりの職員数が少なく、人件費は類似団体の平均を下回っており、高い割合を占めている公債費も減少傾向にあったことから数値が改善された。しかしながら、当市は経常収支比率全体のうち扶助費が占める割合が類似団体に比べて高く、生活保護・医療等の社会保障費の自然増に伴う市負担分が増加傾向にあることから、個別事務事業の見直しにより更なる経常経費の削減を図るとともに、自主財源の確保に努める。
人件費・物件費等の状況
類似団体と比較して、人口千人当たりの職員数が5.62人と少ないことが、数値が低い水準にある要因となっているが、施設の管理委託化を進めてきた結果、物件費は増加傾向にある。今後は、民間の競争に伴うコスト削減効果が出てくることが見込まれる。
給与水準(国との比較)
国に準じた給与構造の見直しを1年遅れで実施しており、依然として全国平均に比べ高い結果となっているものの、定員の適正管理と大量退職と新規採用による新陳代謝により前年度に比較して0.5ポイント減少した。今後とも、国家公務員や民間給与の状況等を踏まえて、給与の適正化に努める。
定員管理の状況
組織機構の簡素化や業務委託化、平成15年度、16年度の2ヵ年度の職員採用の凍結など行政改革により、平成13年4月1日から平成22年4月1日までに17.0%(163人)の職員数削減を行っており、過去から類似団体平均を下回っている。今後とも、不要不急の業務の再編、簡素で効率的な組織体制の構築を図り、累次の定員管理計画に基づき、適正な定員管理に努める。
公債費負担の状況
平成16年度以降の地方債発行抑制により、平成19年度より類似団体の平均を下回る数値となった。今後、都市計画事業や学校改築などの建設事業の増加が予定されているが、適切な償還計画のもとに、さらに数値の改善を図る。
将来負担の状況
平成16年度以降の普通建設事業費の減少により地方債発行が抑制され、地方債残高は減少傾向にある。また、債務負担支出予定額も減少となり、将来負担額が減少したため、数値が改善された。今後も普通建設事業の計画的な実施により、健全な財政運営に努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
組織機構の簡素化や業務委託化、平成15年度、16年度の2ヵ年度の職員採用の凍結など行政改革により、平成13年4月1日から平成22年4月1日までに17.0%(163人)の職員数削減を行ったことや、国家公務員の給与制度改革に準拠することで、人件費の抑制につながっており、過去から類似団体平均を下回っている。今後とも、不要不急の業務の再編、簡素で効率的な組織体制の構築を図り、適正な定員管理に努めるとともに、給与水準については国家公務員や民間企業の水準等を踏まえて適正化に努める。
物件費
従前より、徹底的な歳出削減を実施してきたところであるが、平成19年10月よりごみ処理施設である環境クリーンセンターの長期包括的運営管理委託が実施され、委託料が大幅な増となった。他の公共施設についても効率的な運営をすすめる上で指定管理を積極的に取り入れていることから、結果として人件費は類似団体と比較して低い水準にあり抑制がすすんでいる一方で、物件費が増加傾向にある。今後は、競争によるコスト削減効果が出てくることが見込まれる。
扶助費
類似団体と比較して高い水準にある。要因となっているのは、人口1人当たりの額が全国市町村平均を下回るものの、類似団体と比較して大きい生活保護費である。今後においても適正実施を図るが、景気低迷による所得額の減少や人口の高齢化等の要因もあり、増加傾向が続くと考えられる。
その他
維持補修費については除排雪経費が大きな割合を占めるため、類似団体より数値が高い傾向にある。繰出金については介護保険会計の給付費増加などにより、今後も増加傾向が続くものと考えられる。
補助費等
補助費の7割程度を占める病院・上下水道への補助については、下水道事業の償還利息の減などにより、今後減少していく見込みである。(平成20年度のみ突出している要因は、後期高齢者医療制度の開始に伴い後期高齢者医療費を補助費として計上したが、翌年度からは繰出金として計上したため。)
公債費
過去、類似団体と比較して高い水準であった要因として、人口増加による学校整備や新ごみ処理施設の建設などにより平成4〜13年度頃の地方債発行額が増加し、地方債現在高が平成15年度まで年々増加したことが挙げられる。平成16年度以降の普通建設事業費の減少により地方債発行が抑制され、地方債残高も減少に転じてきたことから、公債費についても減少傾向となった。今後においても、普通建設事業の計画的な実施により、財政の健全運営に努める。
公債費以外
全体的に類似団体と同程度で推移しているが、北海道内の特徴でもある生活保護と除排雪経費の高さにより類似団体より若干数値が高い結果となっている。今後も、各種経費の見直しにより財政の弾力性確保に努める。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
人件費・物件費等の削減や公債費の抑制などにより、財政調整基金を大幅に取り崩すことなく実質収支黒字を確保してきている。今後、都市計画事業や学校改築事業等が増加することにより、財政調整基金残高がある程度減少することが見込まれるが、引き続き公債費負担の平準化等に留意し、財政の健全性を維持する。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
病院事業会計が赤字であるものの、他の会計が黒字であるため、連結実質赤字比率は「なし」で推移しており、今後は病院事業会計の赤字額を減少させていく計画である。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
一般会計と公営企業の元利償還金が主であるが、公債費算入のない起債の抑制に留意している。また、償還計画において、後年次に先送りしないよう、償還期間や据置期間の短縮に取り組んでいるため、今後も適切な数値が維持される見込みである。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
一般会計及び公営企業会計の地方債現在高が主であるが、どちらも一定の社会基盤整備を終えたことにより、年々減少している状況である(H22のみ土地開発公社解散のため第三セクター等改革推進債の借入れ・基金の取崩しにより地方債現在高及び充当可能基金の数値が悪化している)。今後、建設事業の増加も予定されるが、引き続き適切な償還計画のもとに、数値の適正化を図る。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
北海道江別市の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
関連する地方公営企業も見られますか?
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