経営の健全性・効率性について
本事業は、H7年度~H19年度で浄化槽設置を終了しており、現在は維持管理のみを行っている。収益的収支比率は100%であり、経費回収率は、H28年度より増加し、類似団体平均値を上回っているが、汚水処理原価は類似団体平均値より高くなっている。地方債残高は、766,389千円であり、償還は全額一般会計負担となっている。償還は平成49年度まで続くため、しばらくはこの状態が継続すると見込まれる。今後は、新規整備は行わないことから使用料の改定を行わない限り使用料収入の増加は見込めない。
老朽化の状況について
本事業は、個別方式による合併処理浄化槽の為、管渠は無く管渠の老朽化指標はない。また、浄化槽本体については、浄化槽法に定められた保守点検・清掃・法定検査を適正に行っている。
全体総括
三豊市では、生活排水処理は下水道ではなく浄化槽で行うとの方針のもと、約2000基ある浄化槽の適正な維持管理をこれからも行うことにより、故障等の早期発見に努め、維持管理(修繕費)の削減を図り併せて浄化槽の長寿命化を目指していく。また、平成28年度に策定した経営戦略(H28~H37)に基づき使用料の改定についても現在の定額制から人頭制への移行を検討していく。