経営の健全性・効率性について
単年度の収支を表す「①収益的収支比率」は93.04%と90%前半を推移している。管理基数は年々増加しているものの、経年劣化等からなる修繕費などの維持管理費も増加し数値的には現況を維持している状況にある。「⑤経費回収率」は50%前半と使用料で賄えていない状況が見て取れる。「⑥汚水処理原価」、「⑦施設利用率」のいずれも類似団体値より価格が高いまたは利用率が低い状況となっている。管理基数は増加していることから引き続き管理費削減の検討と実施が必要となる。「⑧水洗化率」については、「現在処理区域人口」=「実際に水洗便所を設置して汚水処理している方の総数」としているため率は100.0%となっている。
老朽化の状況について
平成12年度から供用開始しており、定期点検を実施しているが経年劣化等による修繕が増加している。今後は、現状に応じた計画的な管理や更新を検討していく。
全体総括
平成28年度から年次更新している経営戦略から経営状況を把握し、事業の継続を目的として効率性・健全性を高めていく。また使用料改定による収入の確保に努め、老朽化してくる施設の計画的な更新を実施していく必要がある。