広島県:流域下水道

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経営比較分析表(2017年度)

経営の健全性・効率性について

①収益的収支比率収益的収支比率が75.7%となっているが,これは,収益に元金償還金に充てた一般会計繰入金が含まれないためであり,実質的な収支比率は100%である。なお,昨年度と比較して上がった要因は,支出における元金償還金の割合が減ったためである。④企業債残高対事業規模比率昨年度と比較して比率が上がっている。新規借入額の平準化を図り,償還残高の減少に努める。⑤経費回収率流域水道事業は,関係市町からの負担金により運営しているため,使用料収入による経費回収率は0%となる。⑥汚水処理原価固形燃料化施設の本格稼働に伴い,脱水ケーキの処分費が減少したことによる。⑦施設利用率処理水量が増加している。一日のうちのピーク時の汚水流入に対応できるようにしており,適正規模と考えている。⑧水洗化率処理区域内の水洗化率は,着実に向上している。

老朽化の状況について

管渠の点検を毎年実施しており,必要な箇所の補修を実施している。また,供用開始から相当の期間を経過し,老朽化した施設も多くあり,初期に建設した機械設備や電気設備の更新を進めているところである。

全体総括

現時点においては,経営状況の悪化は認められないが,今後の人口減少や耐用年数を経過する施設の更新などへ的確に対応していく必要がある。

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