たつの市:志んぐ荘

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2018年度)

収益等の状況について

①(経常収支比率)経常収支比率が50%台まで低下している。営業収益が大きく影響しているため、安定した営業収益の確保が必要である。②(他会計補助金比率)類似施設平均値と比較してやや高い水準となっている。公営企業の独立採算性の観点から指定管理料への依存度を低く堅持する必要がある。③(宿泊者一人当たりの他会計補助金額)類似施設平均値と比較してやや高い水準となっているものの、H30は利用者数の増加に伴い、大幅に改善している。引き続き、団体客の集客など営業強化が必要である。④(定員稼働率)経年比較において減少傾向にあったが、H30では食事メニューの見直しによる競合施設との差別化や新たな顧客層獲得などの営業努力により改善が見られている。今後も営業努力を継続する必要がある。⑤(売上高人件費比率)類似施設平均値と比較してやや高い水準であったが、売上高の増加に伴い改善が見られH30では逆転している。引き続き、効果的な運営に向けた努力を行う。⑥(売上高GOP比率)売上高GOP比率がマイナス圏で推移している。営業収益が大きく影響しているため、仕入れ原価の削減などの業務改善のほか、物販強化・営業強化によるさらなる収益改善が必要である。⑦(EBITDA)経年比較において収益性の安定的な成長が見られない。引き続き経営改善に取り組む必要がある。

資産等の状況について

⑧(有形固定資産減価償却率)類似施設平均値と比較してやや数値は低いものの、経年比較においては確実に老朽化が進んでいる。今後は、施設の計画的な更新等の検討が必要である。⑨(施設の資産価値)今後の施設のあり方を検討するうえで参考にしたい。⑪(累積欠損金比率)累積欠損金の解消に向け、さらなる経営改善が必要である。⑫(企業債残高対料金収入比率)企業債の数値計上はない。更新投資などを含め、今後の施設のあり方を検討するうえで参考にしたい。

利用の状況について

⑬(施設と周辺地域の宿泊客数動向)周辺地域の宿泊需要がH29からH30は減少している一方で、本施設は減少傾向にあった集客力が反転し増加する結果となった。サービス向上と学生などの新たな顧客層獲得に向けた営業努力が徐々に効果として表れている。引き続き、宿泊、休憩利用の需要を開拓し、利用者数の増加を目指す。

全体総括

多くの項目で類似施設平均値を下回る数値であるが、平成27年度から国民宿舎赤とんぼ荘及び志んぐ荘は、2荘一体経営による指定管理者制度を導入し、指定管理者による管理運営を行っている。今後においても、民間事業者の持つ能力を最大限活用し、創意工夫を凝らした低廉で良質なサービスを提供することで、収益向上を図り、経営健全化を目指す。

類似団体【A2B1】

大雄ふるさとセンター1号館・3号館(ゆとりおん大雄) まむろ川温泉梅里苑 南牧村自然公園 国民宿舎 白子荘 五頭連峰少年自然の家 志んぐ荘 赤とんぼ荘 みやじま杜の宿 ウェルピア伊予 白浜キャンプ場 国民宿舎望洋荘 国民宿舎 えびの高原荘 国民宿舎 高千穂荘