宇治市:公共下水道

地方公共団体

京都府 >>> 宇治市

地方公営企業の一覧


収集されたデータの年度

2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度

経営比較分析表(2018年度)

経営の健全性・効率性について

平成27年度から地方公営企業法の全部を適用したため、平成26年度以前のデータはない。平成30年度は、①経常収支比率が100%を上回り、②累積欠損金比率が改善したものの、③流動比率とともに類似団体と比べて厳しい数値となっている。これは、現時点の普及率が94.67%であり、今なお下水道建設に取り組んでいることから、多額の設備投資・公債費の償還を要する状況であり、早期に整備を完了した類似団体と比較して、④企業債残高対事業規模比率、⑥汚水処理原価は高く、⑤経費回収率、⑧水洗化率は低い状況となっている。一方、下水道使用料水準は平成18年の料金改定以後、使用料単価は1㎥あたり160円を超えており、20㎥あたり下水道使用料3,026円と同じく一定の水準に達している。⑦施設利用率に関しては、類似団体平均値をやや上回っている。現在も下水道整備中であり、今後の処理水量増加が見込まれることから、数値は上昇すると考えている。

老朽化の状況について

現在も下水道管渠の整備に取り組んでいることから、本市で整備した管渠は新しいものが多く、管渠老朽化率は全国平均、類似団体平均をともに下回る状況にある。一方で開発等に伴い民間で整備され、のちに本市で引き取った管渠については老朽化したものが多く、これらについては、更新・修繕が必要となっている。本市は比較的新しい管渠が多いこともあり、当面は管渠整備を優先しつつも、老朽管の更新・修繕に取り組んでいく。なお、有形固定資産減価償却率は、平成27年度からの企業会計導入のため、減価償却実績がなく、低い値となっている。

全体総括

現時点でも下水道建設に取り組み、多額の設備投資及び公債費の償還を行っており、類似団体と比較して現時点での経営分析は、経費を多く要する状況である。他方、使用料単価は1㎥あたり160円を超えており、20㎥あたり下水道使用料3,026円と同じく一定の水準に達している。整備完了に向けて今後も整備の推進が必要であるため、現状の経営がしばらくの間は続くことになるが、法適化による経営内容の明瞭化により、一層の正確な経営状況の把握・分析を進め、適正な経営となるように努める。

類似団体【Ab】

川越市 所沢市 春日部市 上尾市 草加市 入間市 三郷市 柏市 流山市 八千代市 我孫子市 立川市 府中市 昭島市 町田市 小平市 日野市 東村山市 東久留米市 藤沢市 海老名市 宇治市 八尾市 大東市 和泉市 東大阪市 明石市 宝塚市 川西市 春日市 那覇市