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7年間で連続した伸びを見せていましたが、平成20、21年度は同数値となり、平成22年度は減少という結果となりました。当市の「住民一人あたりの地方税収入」は県内市で下から2番目となっていることから、財政基盤の脆弱さは引き続き変わらず、これが類似団体平均を下回る原因の一つになっています。今後につきましても、平成19年度に策定した「財政健全化計画」に基づき、税徴収の強化等歳入確保に努めるとともに、事務事業全般の見直し等を進めることで歳出削減についても引き続き努めてまいります。
平成19年度から23年度までを計画期間とした、市独自の「財政健全化計画」を策定し、経常経費の削減、歳入の確保に努めてきたことによる成果が徐々に現れたこと、及び平成18年度に策定した「公債費負担適正化計画」により、起債(借金)額の抑制に努めてきたことにより、公債費が減少しております。これにより、平成18年決算時は、県内で最も悪い数値でありましたが、徐々に改善し平成22年度決算においては、県平均よりも良い数値となっています。今後とも「財政健全化計画」に基づき、経常経費の削減に努め、無駄のない予算執行に努めてまいります。
人件費、物件費及び維持補修費の合計額の人口1人当たりの金額が類似団体平均を上回っているのは、主に人件費が要因となっています。これは主に、小中学校の給食業務を自校方式で実施していること、また消防・救急業務を市単独で実施していることなどが原因となっています。人件費については、退職者不補充などに定員適正化に努めてきたことにより年々改善はしているものの、今後はいわゆる団塊の世代の大量退職が見込まれる状況であり、組織構造の必要性から、ある程度の採用が必要と考えております。ただし、職員数については無秩序に増やすのではなく、総人件費との調整を図りつつ慎重に管理をしてまいります。また、消防・救急業務につきましても、近隣市町との広域化に向け現在調整中であり、今後は効率化も図られるものと思われます。
国が実施した給与構造改革期間終了に伴う昇給回復措置が当市では該当がないこと、国と経験年数別の職員構成が異なることなどにより、ラスパイレス指数が100を下回っています。当市では、給与改定にあたり、人事院勧告・埼玉県人事委員会勧告を考慮して実施しており、今後もより一層、給与の適正化に努めてまいります。
職員数が類似団体に比べ多い要因としましては、小中学校の給食業務を自校方式で実施していること、また消防・救急業務を市単独で実施していること、及び産業団地整備(工業団地)推進のため県から職員2名の派遣を受けていることなどが原因となっています。職員数については、退職者不補充などに定員適正化に努めておりますが、いわゆる団塊の世代の大量退職が見込まれる状況であり、組織構造の必要性から、ある程度の採用が必要と考えております。ただし、職員数については無秩序に増やすのではなく、総人件費との調整を図りつつ慎重に管理をしてまいります。また、消防・救急業務につきましても、近隣市町との広域化に向け現在調整中であり、今後は効率化も図られるものと思われます。
平成18年度決算時に比率が基準の18%を超え、地方債の発行(借金)に許可を必要とする団体となったため、法に基づく「公債費負担適正化計画」を策定いたしました。その後比率は、基準を下回ることとなりましたが、市独自(法に基づかない)の、「公債費負担適正化計画」を策定し、起債(借金)額を抑制することにより投資的経費を抑制しております。また、公的資金補償金免除繰上償還により、高利の起債を繰上償還したことなどもあり、年々数値は改善しています。今後も「公債費負担適正化計画」に基づき、適切な起債(借金)管理を行い、財政の健全化に努めてまいります。
平成18年度に策定した、「公債費負担適正化計画」に基づき、起債(借金)額を抑制することにより投資的経費を抑制してきたこと、及び公的資金補償金免除繰上償還により、高利の起債を繰上償還したことにより、地方債残高が減少したことなど、及び平成19年度に策定した「財政健全化計画」に基づき、各種経常経費の削減に努めてきたことにより、基金残高が増加したことにより、比率は改善しています。今後も「公債費負担適正化計画」、「財政健全化計画」に基づき、行財政改革を進め、財政の健全化に努めてまいります。
類似団体平均と比較して経常収支比率に対する人件費の割合が多くなっている要因としては、当市が単独で消防、救急業務を行っていることなどがあげられます。また、人口1人あたり決算額で比較した場合には、類似団体内の平均値より低くなっていることから、経常一般財源収入が類似団体に比して少ないことが最大の要因と考えられます。人件費に関しては平成12年度から平成20年度までに93人(-18.9%)の普通会計職員を削減してきましたが、圏央道整備関連事業に伴う事務の増加が発生しており、職員数の削減による人件費抑制は限界に達しつつあります。しかしながら、人事院勧告の確実な実施、時間外勤務手当の抑制や、地域手当支給率の引き下げなどを実施し、人件費の抑制に取り組んでまいります。
経常収支比率に対する物件費につきましては、市民文化体育館や、コミュニティセンターなどの指定管理者制度の採用等により経費削減に努めたことなどにより類似団体よりも少ない比率に改善できました。今後つにきましても、各委託経費の見直しを行うなど、経費削減を目指してまいります。
類似団体平均と比較して経常収支比率に対する扶助費の割合が増加傾向にある要因としては、生活保護費の額が急激に膨らんでいること、及び子ども医療費や障害者医療費制度の現物給付や、支給対象の拡大を行ったことが挙げられます。今後も、資格審査等の適正化を図るとともに、各種手当への特別加算等の見直しを進めていくことで、財政を圧迫する上昇傾向に歯止めをかけるよう努めてまいります。
その他に係る経常収支比率が類似団体平均を上回っているのは、繰出金の割合が多いことが主な要因です。これは、下水道施設の整備が未だ終了していない状況であり繰出金が必要となっているためであります。ただし、平成22年度は国民健康保険事業会計の財政状態の好転に伴い、基準外(赤字補填分)の繰出金が減少したことなどにより数値は改善傾向となっています。今後、下水道事業については経費を節減するとともに、独立採算の原則に立ち返った料金の設定、国民健康保険事業会計においても国民健康保険税の適正化を図ることなどを視野に入れつつ、普通会計の負担額を減らしていくよう努めてまいります。
経常収支比率に対する補助費等につきましては、当市が単独で消防・救急業務を行なっていることなどから、各組合等に対する負担金などが少額となっているため、低い比率となっています。ただし、平成21年度から5年間は日本保健医療大学設立に係る補助金を毎年1億円支出することから、数値が増加傾向になっています。
大規模事業を展開していた平成16年度前後に国の三位一体の改革に伴う普通交付税の大幅削減の時期が重なったことで市債の借入が増大してしまったことや、本市の地理的要因により下水道の幹線整備に多くの事業費が必要となり、多額の市債発行をしてきたことなどにより、類似団体平均と比較して経常収支比率に対する公債費の割合が多い状況が続きました。このため、平成18年度から「公債費負担適正化計画」を策定し、借入れの抑制に努めてきたことにより、平成21年度からは類似団体平均と比較して、この割合を低い比率とすることができました。しかし、公債費関係の主要指標である「実質公債費比率」については、未だ県内平均より高い比率となっていますので、今後とも借入れの抑制に努め、更なる改善に努めてまいります。
経常収支比率に対する割合は、扶助費の増加はあるものの、人件費、物件費、繰出金、(公債費)、その他において全て前年度に比べ改善しています。今後においても、「財政健全化計画」に基づき、経常経費の徹底的な削減を行うとともに、これまで一般財源で負担していた経費について、特定財源により措置できるものがないかを引き続き検証してまいります。ただし、現在の社会情勢から扶助費については今後も増加傾向になるものと考えます。
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