事業・施設概要
| 都道府県 | 熊本県 | 経営主体 | 合志市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 特定環境保全公共下水道 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | D1 |
| 行政区域内人口 | 64,453人 | 現在処理区域内人口 | 12,937人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 12,856人 | 現在処理区域面積 | 439ha |
| 晴天時現在処理能力 | 6,180m³/日 | 下水管布設延長 | 111km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
本市の特定環境保全公共下水道事業は、単独処理場1箇所と汚水中継ポンプ場4箇所を有し、公共下水道事業、農業集落排水事業と同一の料金体系としています。平成27年度から地方公営企業会計に移行し、8回目の決算となりましたが、①の経常収支比率は、89.41%で100%未満となり単年度収支が8期連続の赤字となりました。⑤の経費回収率についても87.38%で100%未満となり汚水処理費用を使用料収入で賄えていない状況であり、依然として一般会計からの繰入金に依存した経営となっています。営業収益に対する累積欠損金の状況を表す②の累積欠損金比率は前年度よりも悪化し、264.19%となりました。総費用が総収益を上回り当年度純損失が発生し、損失を補填する剰余金もなく、累積欠損金が増加したためです。今後も使用料改定による使用料収入の増収や維持管理費等のコスト抑制に努めながら累積欠損金の解消を目指していきます。④の企業債残高対事業規模比率は、類似団体平均値より高いものの、企業債残高の減により年々減少しています。必要な更新事業を先送りにすることがないよう留意していく必要があります。
老朽化の状況について
本市事業については、平成4年の供用開始から30年が経過しています。処理場やポンプ場施設において電気設備・機械設備等の老朽化が進んでいます。長寿命化計画やストックマネジメント計画に基づき、更新の優先度が高いとされた順に国庫補助事業の採択を受けながら改築・更新を実施しています。令和6年度から処理場及び汚水中継ポンプ場施設の大規模な耐震・改築工事を予定しています。
全体総括
本事業については、処理区域人口の少ない地域を対象としているため、汚水処理原価が高くなる傾向があります。安定した下水道事業サービスの持続と施設の老朽化へ対応するためには使用料値上げは不可避であり、令和元年度に1回目、令和5年9月に2回目の値上げを行いました。さらに、令和9年度に3回目の値上げを行う予定です。また、老朽化対策としてストックマネジメント計画に基づき、更新事業を計画的に進めています。本市は今後数年は人口増が見込まれますが、いずれ人口が減少していくことが予想されるため将来を見据えた経営が必要と考えています。今年度(令和5年度)に経営戦略の見直しを行い、経営環境の変化に適切に対応するとともに、引き続き下水道事業の効率化と経営の健全化に取り組んでいきます。
経営状況
収支構造
総額4.4億円
総額4.9億円