事業・施設概要
| 都道府県 | 高知県 | 経営主体 | 高知市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 農業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法非適用 | 類似団体区分 | F2 |
| 行政区域内人口 | 313,943人 | 現在処理区域内人口 | 3,520人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 2,555人 | 現在処理区域面積 | 630ha |
| 晴天時現在処理能力 | 1,813m³/日 | 下水管布設延長 | 64km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
本事業の令和5年度の経費回収率は,施設の老朽化等に伴い維持管理に要する経費が増加した一方,使用料収入が上昇したことにより,令和4年度に比べて約7.8ポイント上昇し,約88%となった。また,類似団体平均値の52.1%よりも非常に良好な水準となっている。しかしながら,使用料で賄うべき経費のすべてを賄うには至らず,経営収支の均衡は一般会計からの繰入れにより保たれている。令和5年度の施設利用率は,約50.7%となり,前年度比で約2ポイント上昇し類似団体平均値46.3%を約4.4ポイント上回った。水洗化率については引き続き上昇傾向ではあるものの,依然として類似団体平均を下回っている。令和6年度については,これまでのところ使用料収入の大幅な増加は見込めず,一方,物価上昇もあり,維持管理費の増加が見込まれる。経費回収率は令和5年度の水準を下回ることが見込まれている。今後も施設の老朽化に伴う経費増や処理区の人口減少などによる使用料収入の減少が想定されることから,経営基盤の安定に直結する水洗化率の向上にむけた普及促進と更なる経費節減の取組みを継続・強化していく。
老朽化の状況について
平成27年度から28年度にかけて実施した農業集落排水施設の機能診断結果などを踏まえ,機械設備や各処理施設の更新時期等を示した,最適整備構想を平成29年度に作成したところである。この最適整備構想等に基づき,老朽化した設備の更新等を進めるため,農業集落排水施設の機能強化を図る目的で,制度化された機能強化工事を,諸木,内ノ谷,西分(秋山を含む)の3処理区については令和2年度に,また,西畑,芳原の2処理区については,令和3年度に着手し,事業を進めてきた。一方,管渠については,老朽化に該当したものはない。
全体総括
使用料改定以前に比べれば,令和6年度以降も一定の収益改善が見込まれるものの,人口減少や節水意識の定着等による有収水量の減少に伴う収益の減少・圧縮が見込まれるなど,農業集落排水事業の厳しい経営環境が継続することに変わりはない。こうしたなか,持続可能な経営を確保するために,経営の見える化と経営基盤の強化を図るため,農業集落排水事業を上下水道局へ移管することを決定し,令和6年4月1日,移管によって公営企業会計として開始予定。
経営状況
収支構造
総額2.3億円
総額7,851.6万円