事業・施設概要
| 都道府県 | 鳥取県 | 経営主体 | 岩美町 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A7 | 行政区域内人口 | 10,836人 |
| 現在給水人口 | 10,753人 | 給水区域面積 | 8,299ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
本町の水道料金は全国平均とほぼ同水準である。①経常収支比率は100%以上となっているものの全国平均及び類似団体平均値を下回っている。②累積欠損金比率においては、累積欠損金は発生していない。③流動比率においては、100%以上であり1年以内の償還財源の確保はできているが、前年度比で64.96pt減少し、全国平均及び類似団体平均値を下回っている。④企業債残高対給水収益比率においては、全国平均及び類似団体平均値と比較すると、企業債残高は過大であり、将来世代への負担が重くなっている。建設改良事業財源については、企業債以外の国庫補助等の財源の更なる活用を実施する必要がある。⑤料金回収率は、100%を下回っており、前年度と比べて2.01pt減少。全国平均は下回っているものの、類似団体平均値は上回っている。⑥給水原価は、総費用の増加、有収水量の減少により4.85円増加。全国平均を上回っているが、類似団体平均値は下回っている。⑦施設利用率は、前年度と比べて3.54pt減少したが、全国平均及び類似団体平均値より高い。⑧有収率は、前年度と比べて2.01pt増加し、全国平均は下回っているが、類似団体平均値は上回っている。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は、前年度と比べて2.30pt減少し②管路経年化率とともに、全国平均及び類似団体平均値を下回っており、他団体と比較して施設や管路の老朽化は進んでいない。③管路更新率は、前年度を下回っており、管路の更新ペースを上げる必要があるといえる。本町では中長期的な事業計画を策定した「岩美町水道事業経営戦略」に基づき、老朽化の著しい水道施設から国庫補助等を活用した管路等施設の耐震化、基幹水道構造物の耐震化を順次進めているところである。この耐震化推進事業により更なる有収率の向上、管路更新率の向上を目指したい。
全体総括
本町の水道料金は全国平均とほぼ同水準であり、経常収支比率は100%以上を保っており、経営に必要な経費を水道料金等でほぼ賄うことができている状況にあるといえる。しかし、人口減少、節水型機器の普及等により給水収益は今後も減少傾向にあると予測される。令和6年2月に「岩美町水道事業経営戦略」の改定を行った。引き続き、徹底した効率化、経営基盤強化と財政マネジメントの向上を図っていく必要がある。未収金を減らすため、料金の収納強化を図り、確実に料金収入を確保していく。災害時に備えた管路及び構造物の耐震化等、今後も老朽化した施設の更新は必要となっていくが、これ以上企業債残高が過大となると将来世代への負担も増大となる。国庫補助金の充実を国に要望するとともに、あらゆる財源を活用し、企業債の借入れを抑制し中長期的に経営改善を図りたい。
経営状況
収支構造
総額2.3億円
総額2.3億円