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地方財政ダッシュボード

和歌山県太地町の財政状況(2018年度)

和歌山県太地町の財政状況について、2018年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。

太地町水道事業末端給水事業水道事業簡易水道事業下水道事業公共下水道

収録データの年度

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概観

人口の推移
歳入・歳出・差引の推移

普通会計の構造(2018年度)

目的別歳出
歳入の内訳
性質別歳出

財政比較分析表(2018年度)

財政力指数の分析欄

平成26年度から30年度まで0.20でほぼ変動なしで推移している。和歌山県平均と比較すると0.17ポイント、全国平均とでは0.20ポイント低く、当町の財政力の乏しさを示している。近年の人口減少や高齢化率の上昇などの自治体運営にとって厳しい状況のなか、町税をはじめとする自主財源の増収が実現されていないのが現状である。現在、地域経済の振興を図る施策として、まちづくりに資する事業を総合的に推進しているが、その経済効果については即効性を望めるものではなく、財政運営の財源を交付税に頼る傾向が続いている。今後は、これまで主に過疎対策事業債を活用し実施してきた先述の事業を財政力の向上に確実に結びつけるとともに、税の徴収強化を推進し自主財源の確保に努める。

経常収支比率の分析欄

平成26年度から27年度までは86%台前半で推移していたが、28年度は90.6%と27年度より4.3ポイント増加、30年度において更に上昇している。類似団と比較すると、平均値を上回る状況が続いている。特に近年は、経常費用の増加に対し地方交付税額が小さくなっていること等により、比率が高くなる傾向がある。平成26年度は、物件費、補助費等の上昇により0.4%増となる。平成27年度は、地方消費税交付金及び交付税の伸びにより0.1%減少となる。28年度については、人件費が減少する一方で、物件費、公債費、補助費等の増加が影響し、経常費用が大きく伸びた。29年度89.2%に対して30年度は95.2%と6.0%増となっている。歳出では公債費、維持修繕費、物件費、人件費等が伸びる中にあって、歳入では普通交付税が減額し、経常収支比率が押し上げられている。29年度において錯誤等による交付税の増額があったため、29年度の比率は実質より低い値が出ている。今後も引き続き、歳入面では税徴収率の向上をはじめとする財源の確保、歳出面においては実施する事業の精査、効率化により経常経費の抑制に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

平成27年度まで上昇傾向にあったが、以降横ばいであり、類似団体と同様の傾向を示している。平成30年度と29年度を比較した場合、人件費に関しては退職に係る調整負担金等が減額されたが、退職3人に対して新規採用6人となったため増額している。物件費は、昨年度からほぼ増減はなく同様の決算状況である。類似団体平均との比較では191,457円下回っているが、和歌山県平均とでは149,714千円上回る。今後においても、適正な定員管理による人件費の抑制と物件費等の上昇を抑え一層の行政コスト縮減に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

平成23・24年度において、東日本大震災関係の財源確保のため国家公務員給与の減額措置を実施したことにより、指数が大きく上昇した。この措置は、25年度において元に戻されたためラスパイレス指数は、再び90%台前半に戻り、26年度90.0%、27年度91.4%、28・29年度91.8%と低い値を維持していた。平成30年度に指数が上昇したのは、平成30年4月に職務の級が変更となり、適用する給与表の給与月額が上昇したためである。当町は、職務級が5級であることから給与水準が抑えられていたが、これが6級に変更された。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

平成25年度以降、人口千人あたり15人前後の値で徐々に増加傾向にあるが、特に職員を増員しているわけではなく、これは主に人口減少が影響してのことである。類似団体平均との比較においては8.75人下回っており、比較的低い水準である。本町では近年、退職者数に対して新規職員採用人数を抑制したり、賃金支弁による雇用を推進していること等により、類似団体と比較して職員数は比較的抑制されている。ただし、現時点の職員数においてすでに行政運営上に最低限必要な水準に達していると考えられるため、今後人口の減少が進むに従い当該指数の上昇は避けがたいと思われる。退職等による職員の入れ替わりの時期を見据えたうえで、各種業務に必要な人員を見極め、適正な人員確保及び定員管理に努めていく。

実質公債費比率の分析欄

昨年度より0.5ポイント上昇しているが、類似団体平均を3.3ポイントを下回っており比較的良好な数値を示している。平成22年度以降、過疎債を活用し大型公共工事等を実施するとともに、緊急防災・減災事業債を活用する消防救急デジタル無線の整備等の事業を行ってきた。これらの大型事業に係る地方債借入れに対する償還額が増えてきているため、今後もこの傾向が続く見込みである。近年の金利低下により利子分が1,603千円減額するが、まちづくりに資する事業として実施してきた各種大型事業に係る元金償還の開始により元金償還が23,788千円増額している。今後は、大型事業の元金償還の重複時期を迎え、交付税に算入される公債費の上昇とともに実質公債比率が上昇することとなる。そのため、起債を充当する事業にあっては、補助金の有無、実施時期の調整、精査や見直しにより数値の抑制に努める。

将来負担比率の分析欄

昨年度同様、将来負担比率については、これまで数値として現れていない状況が続いているが、現在まちづくりに資する事業として過疎対策事業債を活用し、大型事業を実施している。そのため、今後は償還額の上昇に伴い上昇傾向を示すものと考えている。今後も将来推計等状況を把握しつつ、後世への負担を少しでも軽減するよう財源措置のない地方債の発行を抑制し、公営企業への繰出金の縮減に努めるとともに、新規採用者を計画的に採用することにより将来の退職手当支給額等を抑えていく。また、新規事業の実施についても慎重な精査を行うとともに、実施時期と財政バランスを考慮し、財政健全化を推進する。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2018年度)

人件費の分析欄

平成30年度は昨年度から1.3ポイント上昇した。類似団体平均比較では、5.0ポイント、和歌山県平均を6.5ポイント上回っている。平成26年度は退職者5人に対して採用4人、27年度は退職者3人に対して採用1人、28年度は退職者8人に対して採用5人とするなど人件費の抑制に努めてきた。平成29年度においては退職者1人に対し3人を新規採用したため人件費は若干増加した。30年度では退職に係る調整負担金等が減額されたが、退職3人に対して新規採用6人となったため増額している。また、人件費の占める割合は財政規模の小さい団体ほど高くなる傾向にあるが、類似団体内順位では、64団体中平成28年度の50位から41位に上昇しており、人件費抑制施策の効果が表れていると考えられる。当町は、これまで徹底した財政改善策を実施、特別職の給料削減及び期末手当廃止、職員の調整手当廃止、町議会議員期末手当の廃止、管理職手当の削減、職員給料改定による削減等を実施してきたが、今後も引き続き人件費の抑制に取り組んでいく。

物件費の分析欄

物件費は近年上昇傾向を示している。平成30年度は昨年度より1.0ポイント上昇して20.9%となる。主な物件費としては、フリー乗降バスの運行経費、電算システム、インターネット等運用経費、施設の管理をはじめとする行政運営経費等が挙げられる。当町では職員の雇用抑制として賃金支弁による臨時職員の雇用を行っているため人件費の抑制と引き替えに物件費が上昇している。これが要因となり、類似団体平均より5.5ポイント、和歌山県平均より7.4ポイント高い数値になっていると考えられる。物件費については、日々の行政運営を行うなかで経常費用の点検を行い、歳出削減に努める。

扶助費の分析欄

各年度ごとに多少の増減があるがほぼ一定の値である。類似団体平均と比較した場合1.2ポイント上回っており、和歌山県平均に対しては6.5ポイント下回る。年度間の推移状況は、類似団体においても似た傾向を示している。扶助費は障害福祉関係事業(主に障害福祉サービス費等)により4,306千円増額する。また町単独で実施する就学児医療費助成事業等も類似団体内での順位を落としている要因となっていると考えられる。当町の事業等の数値構成をみると、障害福祉サービス費等及び老人福祉施設入所措置費が大半を占めている。今後も高齢者人口の増加等により上昇傾向が続く見込みである。

その他の分析欄

平成26年度に減少がみられたが、近年は上昇傾向にある。類似団体平均を2.9ポイント上回っている。平成29年度の繰出金は、介護保険、後期高齢者医療で増加したが一方で、下水道事業、くじらの博物館への繰出金が減少し差引きで減少となったため、一時的に僅かな率が減少したが、30年度は再び元の率に戻っている。今後は、下水道事業の経費節減を推し進めるとともに、料金の見直し等を検討する等し、特別会計への繰出の抑制に努めていく。

補助費等の分析欄

近年は若干の上昇傾向を示しているなか、昨年度と同水準となった。平成30年度において類似団体平均比較では5.9ポイント、和歌山県平均比較では4.4ポイント下回っている。平成27年度に26年度と比べて1.0ポイント上昇したことについては、社会福祉協議会への助成及び清掃費における一部事務組合への補助金によるもので、28年度は、国民宿舎事業への補助が皆減する中にあって、社会福祉協議会への助成が更に伸びるなどしたため上昇を示している。29年度、30年度も同様の決算状況である。類似団体内順位では、昨年度・本年度ともに64団体中10位と比較的上位である。今後も各種団体への補助金等については、毎年見直しを行うなど補助金の適性化を推し進め、経費の削減に努める。

公債費の分析欄

平成27年度以降公債費の上昇が続いている。類似団体より1.7ポイント、和歌山県平均より2.5ポイント下回っているがその差は徐々に小さくなっている。上昇の要因は過疎債を活用し規模の大きい公共工事等を継続的に実施しながら、緊急防災・減災事業債を活用した各防災対策事業等を実施してきたため、これに係る元金償還額が上昇しているからである。前年度との比較では、近年の金利低下により利子分が1,603千円減額するが、まちづくりに資する事業として実施してきた各種大型事業に係る元金償還額が23,788千円増額と大きく上昇している。年度間で事業実施時期の調整を行う等して、借入れの集中により財政を窮迫することのないよう、慎重な財政運営を行っていく。

公債費以外の分析欄

平成30年度においては、昨年度より3.9ポイント上昇しており、近年は上昇傾向を示している。類似団体平均より8.7ポイント高い数値である。当町における数値の推移は、26度まで類似団体と同じような状況にあったが、27年度以降はその差が大きく開く。この要因については、物件費及び維持補修費の上昇が影響を及ぼしている。当町の費目を順位別に比較した場合、人件費は類似団体64団体中41位、物件費は53位、補助費等は10位、扶助費は55位となっている。今後も各費目において数値変動に注意し、その要因を分析するとともに、数値抑制に向けた取り組みを進めていく。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2018年度)

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2018年度)

実質収支比率等に係る経年分析(2018年度)

分析欄

標準財政規模に対する財政調整基金残高は、平成18年度より減少傾向にあったが、平成24年度まで上昇に転じ、以降は僅かな減少傾向を示すも28年度で再び上昇、29年度は大きく減少した。基金残高は平成21~24年度622,457千円、平成25~28年度は5,000千円増加の627,457千円となっている。平成27年度までは、標準財政規模の僅かな伸びにより減少していたが、28年度は国勢調査の人口が更新され人口減少に伴い標準財政規模が低下したため上昇する。29年度は投資的事業の実施により基金を取崩したため減少し、財政調整基金190,000千円の取り崩しに対して年度末に150,000千円を積み戻し40,000千減少している。また、実質収支額は、平成20~23年度は10~13%台で推移し平成24年度は、25年度への繰越事業において一般財源を計上したため減少となる。平成27・28年度は、繰越事業にかかる一般財源の計上に加え、基金の積み戻しにより減少があり10%を割っている。29年度は投資的事業の実施により剰余金が減少し6.85%という過去5年間で最も低い数値となり、30年度においては更に減少している。実質単年度収支についても実質収支額同様の傾向で数値として表れている。今後は、より慎重に基金を運用をしていく。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2018年度)

分析欄

一般会計は平成23年度まで増加となっていたが、平成24年度は繰越事業にかかる一般財源を確保したため減少、平成27・28年度についても繰越事業にかかる一般財源の確保に加えて基金積立を実施したため低調な推移を示している。29年度では、こども園の建設、夏山園地整備事業、道の駅の完成等、投資的事業の実施により黒字額が減少している。30年度は前年度よりも投資的経費が減少したが、収支はあまり変動なかった。水道事業会計の運営経費については一般会計からの繰入を行っていない。平成24・25年度は標財規模比が5%台となるも平成26年度は、水道料金の値上げにより以降上昇に転じている。29年度は経営戦略策定業務委託料を支出したたことの影響により6.85%へと下降したが、30年度においては元の比率に戻っている。近年は、人員配置等による人件費抑制や経費の節減に努めるなど健全な事業運営に努めている。くじらの博物館事業は、独立採算の事業形態をとっている。平成22年度において財産売払収入等による一時的な上昇があったが、平成23年度以降は基金を取り崩すなど標財規模比は4%台で推移する。28年度は入館者数等の営業収益の減少に加え、動物飼育関係経費の上昇もあり1.14%と減少が顕著に表れる。29年度には動物の売上収入により10.47%に大幅に上昇している。30年度においても前年度の事業を継続し積極的に取り組んだ結果、黒字を大きく伸ばした。介護保険事業は、一般会計からの繰入により財政運営を行っている中で、平成23年度においてマイナスを計上、平成24年度プラスに転じるも低調な状況が続く。平成27年度は保険料の値上げをし以降1%をこえたが、29年度に再び0.77%に下降した。国民健康保険事業は、一般会計からの繰入により財政運営を行っており、医療費の増減見通しにより過去5年間では2.27%以内に留まっている。また、平成23・24年度については、翌年度精算還付等を見越した会計内の留保金等により僅かながら上昇する。また、平成25年度は保険給付費等の歳出が減少したため増加しているが、平成26年度以降は1.1%以内で低調に推移してきた。29年度は28年度に比べ、結果的に医療費が低くなったこと等により2.27%に上昇している。後期高齢者医療事業は、一般会計からの繰入で財政運営を行っており0.5%未満での推移となっている。上記の保険事業については共通して、医療費等の上昇により財源が不足しており一般会計からの繰入によって運営している状況である。都市計画公共下水道事業は、一般会計からの繰入で財政運営を行っており、近年は0~0.13%の間で推移している。数年前から人員配置、修繕費及び新規処理設備を導入するなど経費の節減及び抑制に努めている。これらにより近年は繰出金においても減少傾向を示すが依然厳しい状況である。今後も、一般会計を始めとする各会計の収支状況を把握し、健全な財政運営に努める。

実質公債費比率(分子)の構造(2018年度)

分析欄

元利償還は平成22年度以降、過疎債を活用し、大型公共工事等を実施するとともに、緊急防災・減災事業債を活用する事業を実施しているが、これらに係る元金償還額が増加している。これらの償還金については交付税に算入される率が高いため、実質公債費比率の急な上昇は避けられている。公営企業債の元利償還金は下水道事業会計分の元利償還金である。これは一般会計からの繰出金により償還を行っている。下水道事業においては近年は起債していないため、償還が進んでいる。今後においても、大型事業のため発行した過疎債の償還金の額が大きくなるが、同時に交付税算入公債費等も増額するため、実質公債費比率の上昇は急激なものとはならないと考えている。ただし、今後、償還額の上昇が確実に見込まれるため、上昇率の抑制に向け事業内容の精査等、慎重な財政運営を行っていく。

将来負担比率(分子)の構造(2018年度)

分析欄

将来負担額は、大半を一般会計等に係る地方債の現在高が占めており、次いで退職手当負担見込額、公営企業債等繰入見込額となっている。これらの推移をみた場合、一般会計の現在高は道路新設等の大型事業の実施に伴い、平成25年度から顕著な上昇をみせており、今後もまちづくりに資する事業を実施していくため上昇が見込まれる。公営企業債繰入見込は、平成27年度に将来推計の算定値として計上したため上昇に転じるが、近年、起債発行をしていないため年々減少傾向にある。しかし、下水道施設自体が老朽化している現状において、今後財政負担の要因として懸念されるところである。また、平成25年度新たに計上したものとして組合等見込額があるが、これは老人福祉施設建設に伴う市町村負担金となっている。次に、充当可能財源等については、充当可能基金及び基準財政需要額算入見込額によって構成され、合計では将来負担額を大きく上回っていることから、近年良好な数値を保っている。ただし、今後においてもまちづくりに資する事業の財源として過疎債の活用を計画しているため、将来負担額における地方債現在高が大きく伸びることとなる。過疎債は、財政措置の有利な起債であるため現在高の伸びにあわせて交付税算入され、財政需要額が大きくなると考えられるが、一般財源も必要であるため、基金の取崩しは避けられないと考える。今後は、将来負担比率の状況に注意し、堅実な財政運営を念頭に慎重に起債の発行を行っていく。

基金残高に係る経年分析(2018年度)

基金全体

(増減理由)基金については、全体額(土地開発基金含む)で29年度1,563,131千円に対して30年度1,561,291千円となり1,840千円の減額となっている。これについては、財政調整基金190,000千円の取崩しに対して150,000千円の積立て、減債基金においては92,343千円の取崩しに対して135,000千円積立てたことにより合わせて2,657千円の増額となる中にあって、特定目的基金のうち石垣記念館運営積立基金の取り崩し分4,500千円があったためである。現在、まちづくりに資する事業を積極的に行っており、起債に加え状況に応じて基金を活用している。今年度は財政調整期金40,000千円減額となったが、今後増えてくる起債の償還に対して、減債基金を増やした形となっている。(今後の方針)基金については、適正と考える対標準財政規模比等はないが、まちづくりをするために大部分を活用したいと考えるため将来的には減っていくこととなる。基本的な考え方としては、これまでどおり、負債を担保するだけ基金を確保していきたいと考えており、将来の世代に負担を残さないような運用を心掛けるところである。現時点ではその他特定目的基金については今後積極的に積立額を増やしてく予定はなく、それほど大きく基金残高は増減しないと思われる。現在、各種施設の建設等、まちづくりに資する事業を主に地方債を財源として進めているため、将来の償還に備えて可能な限り減災基金の積立額を増やすことが望ましいが、事業の実施状況を総合的な視点で見極め、基金の適切な運用に努める。

財政調整基金

(増減理由)平成30年度には「地域福祉センター梛」のオープンに向けて施設の改修工事を実施したこと等により決算剰余金を積み立てることができず、取崩し額が上回った。(今後の方針)今後、まちづくりに資する事業費が増加していくことが見込まれるため、この財源として積立てる。また、これに係る地方債の借入れが必要である場合の将来の償還開始に備え、減債基金への振替えも想定しており、決算状況が許す限り積立てることが望ましいが、少なくとも基金残高が減少することがないように運用していく方針である。

減債基金

(増減理由)地方債の償還については、平成22年度以降、過疎債を活用し大型公共工事等を実施するとともに、緊急防災・減災事業債を活用する事業を実施しており、これらに係る償還額が増加している。後年度のおいても償還額は更に増加する見込みであるため、平成30年度においては当基金を43百万円積み増した。(今後の方針)現在の地方債残高が約33億円である。地方債借入額の約8割について地方交付税の収入を見込んでおり、残りの一般財源負担が約6.6億円となる。現時点では、この一般財源部分の額を積立額のおおよその目標とする。ただし、現在、各種施設の建設等、まちづくりに資する事業を地方債を財源として進めているため、可能な限り積立額を増やすことが望ましいが、事業実施の可否等ついては財政状況を見極め、総合的に判断するため目標値は事業の実施状況によって変動する。

その他特定目的基金

(基金の使途)「塵芥処理場建設資金基金積立金」は新たに塵芥処理場を建設するための財源を積立てることを目的としているが、当初の建設計画が変更となったため、現時点では具体的な使用予定はない。「石垣記念館運営積立金」は太地町石垣記念館の運営費用に充てることを目的としている。太地町ふるさと創生事業積立金は太地町の歴史、伝統、文化、産業等を活かし、独創的、個性的な地域づくりを行うふるさと創生事業の財源を積み立てる。「太地町地域福祉基金積立金」は高齢化社会における高齢者の在宅福祉の向上、健康づくり、ボランティア活動の活発化等図るため民間団体が行う高齢者保健福祉推進事業に、この基金から生ずる運用益金でもって助成することを目的とする。「太地町福祉基金」は高齢化社会における地域福祉活動の促進、生活環境の形成等図ることを目的とする。(増減理由)「石垣記念館運営積立金」からは当記念館の運営費に充てるため、毎年度約4~5百万円を取崩している。(今後の方針)その他特定目的基金については今後積極的に積立額を増やしてく予定はなく、地域振興及び地域福祉の充実等を実現するため、これらの限られた財源を最大限有効に運用していく。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2018年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

まず、平成29年度の減価償却率が大幅に低下していることについては、固定資産台帳の見直し修正を行ったことによる。全体的には、本庁舎をはじめとして、多くの施設が建設から相当の年数が経過している。修繕等による長寿命化を図ることを施設管理の基本方針としているため、今後も減価償却率の上昇が見込まれる。ただし、全体的に減価償却率が高いなかにあって、防災・消防施設については防災施策を推進している結果として比較的、減価償却率が低くなっている。その他の既存の施設については、防災の観点から、津波対策の施設移転等が必要であり、平成29年度末に、幼稚園と保育所を高台に移転させる形で、新たにこども園を建設した。このような方策により、今後の減価償却率の上昇は抑制されていくと考えられる。

債務償還比率の分析欄

現在、積極的にまちづくりに資する事業を進めており、これの財源として地方債を活用しているため、自治体規模に対して実質債務の額が比較的高くなっている。このため、債務償還比率が類似団体と比較して高くなっていると考えられるが、地方債の借入れ等については適切な範囲で行われている。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

将来負担額のうち、大半を「一般会計等に係る地方債の現在高」が占めている。これについては道路新設等の大型事業の実施を契機として、平成25年度から顕著な上昇をみせており、今後もまちづくりに資する事業を実施していくため、上昇傾向が継続することが見込まれる。ただし、起債にあたっては財政措置率の高いものを選択しているため、基準財政需要額算入見込み額が増加するなどして充当可能財源等が将来負担額を上回っており、将来負担比率として数値化されていない。今後も、まちづくりに資する事業の実施にあたり地方債の活用を続けていく方針であるため、将来負担額は更に増加する見込みである。有形固定資産減価償却率の高さが示すとおり、本庁舎をはじめとして多くの公共施設が建設から相当の年数が経過している。一方で観光開発等を積極的に行っており、新規施設整備事業を推進しているが、これと並行して災害に対応した施設整備も進めていかなければならない。新規の投資的事業の実施にあたっては、既存の公共施設の機能の維持コストとのバランスに配慮しながら推進していく。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

実質公債費比率は近年減少傾向を示していたが、平成22年度以降まちづくりに資する事業の実施のため過疎債を中心に多額の借入れを行っており、平成29年度より元金償還額が大幅に増加している。これにより今後、実質公債費比率は上昇傾向が継続すると考えられる。また、「公営企業に要する経費の財源とする地方債の償還に充てたと認められる繰入金」について、国民宿舎事業の会計廃止により26年度で償還が完了し、現在は下水道事業のみとなっている。下水道事業においては、近年借入れがないことから償還額は減少しているが、下水道施設の老朽化が懸念事項となっている。将来負担比率については先述のとおり、主に地方債の借入れにより今後の上昇が見込まれるため、新規事業の実施にあたってはより慎重に投資・財政計画をたてる必要がある。

施設類型別ストック情報分析表①(2018年度)

施設類型別ストック情報分析表②(2018年度)

一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2018年度)

資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)

一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。

財務書類に関する情報①(2018年度)

財務書類に関する情報②(2018年度)

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,

よくある質問

このページで何が分かりますか?

和歌山県太地町の2018年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。

データの出典はどこですか?

総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。

関連する地方公営企業も見られますか?

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