静岡県大井上水道企業団:末端給水事業の経営状況(2020年度)
静岡県大井上水道企業団が所管する水道事業「末端給水事業」について、2020年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
収録データの年度
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経営比較分析表(2020年度)
経営の健全性・効率性について
経常収支比率や経費回収率は100%を超えており、健全な経営が維持できていると言える。経常収支比率は、令和元年10月に実施した料金改定により、向上している。累積欠損比率は0%であり、累積欠損金はない。流動比率は、731%であり、短期的な債務に対する不安はない(支払い能力は高い)。企業債対給水収益比率は低く、概ね1年分の給水収益と企業債保有高が同規模である。類似団体に比べて給水原価は低いが、計画的な施設・管路更新を行ってきたことから緊急かつ莫大な費用を要する施設・管路更新工事の発生がなく、減価償却費の見通しを含んだ料金算定をしている。令和2年度に施設利用率が下がった要因としては、これまでは一日最大給水量10,840m3/日を配水施設能力としていたが、昨年度、水道事業認可を取得する上で公称施設能力18,730m3/日を配水施設能力とし、分母に差異が生じたためである。平成30年度以降、有収率が向上しているが、これは、漏水が多発する地区を中心に管路更新を行ってきたためである。経営の健全性、効率性を維持するため、基礎となる収益・費用構成の均衡を保つことや、資金管理、資金調達についても計画的に進めていく。また、水道料金の見直しについては、経営成績、財政状態及び将来事業計画に必要な資金確保を考慮し、取り組んでいく。
老朽化の状況について
管路経年化率は、法定耐用年数を経過した管路を計画的に更新していることにより、全体の11.84%と平均を6.44ポイント下回っている。管路更新率については、施設の更新に係る費用と、管路更新費用との資金バランスを考慮していることから、更新率に増減が生じている。令和2年度の管路更新率は、1.12%と平均値を上回っているが、管路更新率が1.12%の場合、全管路の更新には90年程度を要することとなる。更新計画で設定した管種別使用年数を基準に、現況を考慮し管路の更新を行っていくが、合わせて資金計画、水道料金シミュレーションによる供給単価などを考慮し、更新計画を実施していく。
全体総括
類似団体平均と比べ、①経営状況は安定している(経常収支比率、累積欠損金比率、流動比率、企業債残高等より)、②給水原価は安価であるが、各経営指標は比較的良好といえる(給水原価及び各グラフより)、③漏水対策、老朽管対策として管路更新を進めており(管路更新率より)、その結果、有収率が向上している。有収率においては、配水管、給水管ともビニル管にて漏水が多発していることから、ビニル管総延長が長い事が有収率低下の要因の1つと言える。有収率向上の対策として、老朽施設更新に加え、漏水調査の実施を強化するとともに、漏水多発管路を優先して更新し、有収率向上に努めていく。また布設管種についても検討を行い漏水減少に努める。老朽施設や設備更新、昭和50年代前後に布設された大量の管路更新が予測され、多額の資金が必要となることから、適正期間での料金算定を行い計画的な資金確保を通し、安定的な経営を行う必要がある。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
末端給水事業の2020年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の大井上水道企業団リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。