静岡県菊川市:末端給水事業の経営状況(2023年度)
静岡県菊川市が所管する水道事業「末端給水事業」について、2023年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
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経営比較分析表(2023年度)
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率の令和5年度実績は前年度対比+2.92ptの111.01%となり、指標の基準である100%と全国及び類似団体平均を超えているため、健全な経営が行われていると言える。数値が改善した要因として、費用面では給配水費における委託料が約900万円、漏水等の修繕費が約650万円減少したことが大きい。収益面では、給水収益が前年度対比約100万円減少しており、給水戸数が増加傾向にあるものの、戸数あたりの使用水量が減少していることが浮き彫りとなった。人口減少に伴い、今後も給水収益の減少が見込まれることから、健全な経営状況を維持できるよう、安定した給水収益の確保、費用の削減を図る必要がある。②累積欠損金比率は欠損金がないためである。今後も健全な経営を行っていく。③流動比率は前年度対比11.86pt改善しており、指標の基準である100%と全国及び類似団体平均を大きく上回っている。流動資産は約240万円の増、流動負債は約780万の減で短期的な懸念材料はないと言える。④企業債残高対給水収益は前年度対比で5.48ptの増となった。要因として事業費の増により起債借入額が500万円増加したこと、給水収益が約100万円減少したことが挙げられる。全国平均値と類似団体平均値を下回っているが、次年度以降も事業費は増える見込みであるため、料金水準についても検討をしていく必要があると言える。⑤料金回収率は前年度対比で3.27ptの改善となった。指標の基準である100%と全国及び類似団体平均を上回っている。改善した要因として①でも述べたように費用減によるところが大きい。⑥給水原価は前年度対比5.19円の減少で、委託料などの減少に伴う費用減により、前年度から改善しており、全国及び類似団体の平均を下回っている。⑦施設利用率は70.93%で全国平均値と類似団体平均値を上回っており、適切な施設規模で運営がなされていると判断できる。⑧有収率は84.29%で、前年度から0.02pt改善はしているが、全国平均を下回っており、漏水など考えられる原因を追究していかなければならない。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は53.31%で全国平均値と類似団体平均値を上回っている。他の事業体と比較し、将来の施設更新が差し迫っていると言えることから、適正な経営と投資計画を実施しなければならないと言える。②管路経年化率は全国平均値と類似団体平均値を下回る結果となった。今後も更新計画に基づく適正な管路更新を行っていく必要がある。③管路更新率は0.47%と全国平均値と類似団体平均値を下回っている。これは、施設整備に関わる更新を主に実施したことにより、管路更新延長が少なかったためである。引き続き、効率よく管路更新を行う必要があると言える。
全体総括
令和5年度においては、給水収益の減少に伴い、経常収益が減ったものの、経常費用も減少したため、結果として昨年度より改善された値となった。しかしながら、人口減少に伴う給水収益の減や物価高騰に伴う費用増は今後も続くとみられ、水道事業における経営は厳しさが増すと思われる。また、地震が頻発していることからも管路の耐震化や施設更新は急務である。このことから、経営戦略をはじめとした各種計画の見直し、それに基づくPDCAサイクルの実施が必要であると言える。加えて、広域でのシステムの共同発注をはじめとした費用削減の取り組みも必要である。今後も持続可能な経営を目指し、収益向上と費用削減に努める。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
末端給水事業の2023年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の菊川市リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。