事業・施設概要
| 都道府県 | 静岡県 | 経営主体 | 静岡市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 簡易水道事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | C4 | 行政区域内人口 | 680,913人 |
| 現在給水人口 | 946人 | 給水区域面積 | 450ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率は、100%を上回り、類似団体平均を上回っている。またR3年度より4.57%改善した。これは前年度と比べ給水費用が減少したこと等が要因である。②累積欠損金比率は、R2年度に発生した欠損金が全て解消したため0%となり、経営の健全性が改善した。③流動比率については、類似団体平均を下回っている。100%を下回る理由は、流動負債のうち次年度に償還する企業債の割合大きいが、これに充てる財源を次年度に一般会計より繰入れるため、年度末時点で償還に充てる現金を持たないためである。また、当期純利益の増加による現金の増加によりR3年度より6.53%改善した。④企業債残高対給水収益比率は、類似団体平均を上回っている。これは本市の簡易水道事業の規模が小さく給水収益も少ない状況に対し、過去の建設改良工事等による残債が大きいためである。R3年度に比べ、企業債の償還が進んだため269.9%改善した。⑤料金回収率は類似団体平均を下回っている。これは、⑥のとおり給水原価が割高になるのに対し、給水料金を市街地と同額にしており供給単価が低いためである。漏水対策を行うことにより有収率が改善したこと等により、R3年度に比べ0.41%改善した。⑥給水原価は、類似団体平均を上回っている。これは、本市簡易水道事業の有収水量に対して、過去の建設改良工事等による残債が大きく、償還金が大きいことが要因である。給水費用が減少したこと等からR3年度を23.22円下回った。⑦施設利用率は、類似団体平均を下回った。R3年度に比べ漏水対策を行ったことにより総配水量が減少したことが要因であり9.16%減少した。引き続き適切な稼働状況を維持しつつ、今後の更新の際には、給水人口の減少等を踏まえながら施設・設備規模の適正化を図る。⑧有収率は、類似団体平均値を上回っている。漏水対策を行い総配水量が減ったことにより、R3年度より11.58%改善した。今後も漏水の早期発見及び早期修繕に努めることで有収率の向上を図る。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率については、減価償却の進行に伴い、R3年度に比べ3.34%増加した。②管路経年化率について、管路の更新がなくR3年度から増減はない。③管路更新率について、令和4年度は更新がなかったため0%である。
全体総括
本市の簡易水道事業は小規模かつ山間部に位置しているため給水効率が悪く、維持管理に係る費用が給水収益を大きく上回り一般会計繰入金に頼らざるを得ない経営状況となっている。過去の残債も大きく、給水収益のみでの経営はきわめて困難な状況である。令和3年度と比べ給水人口は34人減少し946人となり有収水量も減少していることから、経営はより厳しい状況となっている。そのような中でR3年度に⑧有収率が低下したことを受け、R4年度に漏水対策を行ったことにより⑧有収率が向上し供給単価が上がったことから、⑤料金回収率が改善した。また、給水費用が減少したこと等から①経常収支比率が向上し、R2年度に発生した累積欠損金を全て解消することにより②累積欠損金比率を0%とすることができ、経営が改善している。
経営状況
収支構造
総額1.4億円
総額1.3億円