事業・施設概要
| 都道府県 | 長野県 | 経営主体 | 木島平村 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 農業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法非適用 | 類似団体区分 | F2 |
| 行政区域内人口 | 4,483人 | 現在処理区域内人口 | 149人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 118人 | 現在処理区域面積 | 16ha |
| 晴天時現在処理能力 | 173m³/日 | 下水管布設延長 | 4km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
農業集落排水事業では、①収益的収支比率は99.88%と前年に比べて1.26ポイント上昇しましたが、依然として100%を下回り単年度の収支では赤字状態が続いています。また、⑤経費回収率は4.35ポイント低下して直近5年間で最低となり、⑥汚水処理原価も前年より38.57円低くなったものの全国平均及び類似団体平均を大きく上回る水準となっています。加えて、④企業債残高対事業規模比率が前年より低下したものの非常に高い数値(2934.05%)となっていることから、収支状況の改善などを目的として令和2年度に使用料の改定(基本使用料の引き上げ)を実施したものの、依然として使用料収入で経費を賄うことができず、一般会計からの繰入金に依存している状態となっています。一方、⑦施設利用率は平均を大きく下回っており、処理区域が村内でも小規模な集落にあること、処理区域内人口が減り続けていることなどが主な要因と考えられます。また水洗化率も平均を下回っていますが、高齢者世帯等経済的理由から加入が困難な世帯が残っていることから、今後の加入率上昇も見込めない状況にあります。
老朽化の状況について
供用開始から25年を経過しており、これまで大規模改修や更新工事を行っていないため、③管渠改善率は進捗していますん。今後は、一層管渠、処理場ともに老朽化が進むため、適時適切な修繕を行うことで機能維持を図りつつ、計画的な更新を進めることが課題となっています。
全体総括
上記の分析から、農業集落排水事業の経営状態は健全な状態にあるとはいえず、処理区域内の人口減少や水洗化率(新規加入)の伸び悩みに加え、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による使用料収入の減少、老朽化が進んでいく管渠及び処理場などの施設維持管理や更新費用の増加、歳出の多くを占める公債費(地方債元利償還金)の負担などにより、経営状態が一層悪化することも考えられます。このため、更なる経費の節減に努め、経営基盤の安定強化(企業会計の適用、下水道事業との統合など)に向けた対策に取り組む必要があります。
経営状況
収支構造
総額2,138.0万円
総額878.0万円