事業・施設概要
| 都道府県 | 長野県 | 経営主体 | 木島平村 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 農業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法非適用 | 類似団体区分 | F2 |
| 行政区域内人口 | 4,732人 | 現在処理区域内人口 | 158人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 125人 | 現在処理区域面積 | 16ha |
| 晴天時現在処理能力 | 173m³/日 | 下水管布設延長 | 4km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
農業集落排水事業では、①収益的収支比率が前年度に比べ約1ポイント改善しましたが、100%を下回って単年度での収支は赤字となりました。また、④企業債残高対事業規模比率が極端に高い(約4400%)こと、⑤経費回収率も100%を大きく下回って使用料収入で経費(コスト)を賄うことができず、一般会計からの繰入金に依存する状況であることから、経営状態は健全な状態ではないと考えられます。また、⑥汚水処理原価は前年度より約55円低下しましたが、依然として全国及び類似団体の平均を大きく上回っており、修繕費など維持管理費用の削減が進んでいないと見られることも、経営状態を更に悪化させかねない要因の一つと思われます。一方、⑦施設利用率は平均に比べて極端に低い水準にありますが、これは処理区域が村内でも小規模な集落にあること、当初の計画に比べて処理区域内人口が減少していることが主な要因と考えられます。また、⑧水洗化率も平均を下回り、ここ数年は新規加入がないことから、高齢者世帯など経済的な理由から水洗化できない世帯が残っているものと考えられます。
老朽化の状況について
供用開始から約20年で比較的新しい施設のため、③管渠改善率は進捗していませんが、今後は処理場、管渠とも経年による老朽化が進むものと見込まれるため、各施設の適時適切な修繕による機能維持を図りつつ、計画的な更新を進めることが課題となっています。
全体総括
以上のことから、農業集落排水事業の経営状態は健全な状態にあるとは言えず、処理区域内人口の減少や水洗化率(新規加入)の伸び悩みによる使用料収入の減少、今後老朽化が進行していく管渠及び処理場などの施設の維持管理や更新に伴う費用の増加、歳出の大半を占める公債費(地方債元利償還金)の負担などにより、経営状態が一層悪化することも考えられます。このため、更なる経費節減を進めるだけでなく、経営基盤の安定強化に向けた抜本的な対策(使用料の見直しや企業会計の適用、下水道事業との統合など)に取り組む必要があると思われます。
経営状況
収支構造
総額1,955.5万円
総額792.8万円