事業・施設概要
| 都道府県 | 新潟県 | 経営主体 | 粟島浦村 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 簡易水道事業 | 会計適用区分 | 法非適用 |
| 類似団体区分 | D4 | 行政区域内人口 | 339人 |
| 現在給水人口 | 339人 | 給水区域面積 | 175ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
平成29年度も129.87%と毎年度、収益的収支比率は100%を上回っているため、経営状況は比較的健全な水準にあるといえる。また、平成29年度の料金回収率についても、109.63%と25年度から100%を上回り、類似団体平均(40.89%)と比較しても上回っており、経営に必要な経費を料金で賄うことができている。水道水1㎥を作る費用である給水原価は、コストを抑えている中で旅館等を経営している個人事業主が多く、有収量が多くなっているので、その分、給水原価を引き下げる要因となっており、何年もの間、類似団体平均と比較してもかなり下回っている。ただ、近年、有収率が下がっており、これは高齢化や後継者不足により、旅館業を廃業する事業者が増加傾向にあることによるものである。一方で、無収水量が増加しているのは、キャンプ場で飲料水やスイカ等を冷やすために水を流しっぱなしにする者がいたり、住民の中に家の水道水を使わずに公園やキャンプ場の水を使用し、少しでも家計の経費をうかせようとする者がいるためと考えている。施設利用率については、毎年度、類似団体平均と比較すると半分以下の低い水準にある。これは、給水人口が減少していることなどによるものであり、今後、水需要の動向によって施設規模の見直しを含めた効率的な事業運営計画を検討する必要がある。有収率は、平成26年度からの4年間、類似団体平均を下回っており、これは、観光客等の給水人口に表れない流入人口が減少したことによるものと考えられる。
老朽化の状況について
簡易水道事業の管路更新投資の実施状況を示す過去5年間の管路更新率が0%となっている。これは平成19年までに石綿管から塩ビ管に更改したためである。なお、平成30年度には新たに地域水道ビジョンを策定する予定であったが、平成31年度に施設の耐震化が予定として加わったため、当ビジョンの策定を次年度にスライドした。また、その際、老朽化に備えた長期的な老朽化更新計画も策定し、計画的な更新を進めていくことを検討している。
全体総括
粟島浦村は、現在給水人口339人で、地下水、表流水を主な水源としており、有収水量密度0.25千㎥/ha、水道事業経営指標における分類では、給水人口5千人未満(給水人口規模別区分:⑨)、水源別区分は、その他、有収水量密度は全国平均以下の類型(類型区分:d4)に属する。また、水道は、1簡易水道事業を経営し、普及率は100.0%である。現時点で経営の効率性、健全性は概ね確保されているといえる。しかしながら、給水人口の減少等により、水道料金収入が減少する中で、更なる経費節減に努めるとともに、各指標を十分に分析し、資産維持費を含めた適正な水道料金収入の確保等対策を講じる必要がある。また、地理的特殊性があるものの、施設の効率性が低い水準にあることから、今後の人口や水需要の動向に注意しながら施設規模の見直し等の検討を行い、計画的に効率的な経営に努めていく必要がある。
経営状況
収支構造
総額1,181.0万円
総額909.4万円