事業・施設概要
| 都道府県 | 茨城県 | 経営主体 | 大子町 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A6 | 行政区域内人口 | 17,572人 |
| 現在給水人口 | 17,449人 | 給水区域面積 | 20,045ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
大子町水道事業は青い棒グラフ,大子町と規模が似ている類似団体は赤い折れ線グラフです。①は経営状態を表す指標の一つです。大子町水道事業は,利益が発生する100を超え,過去5年とも利益が発生していることを示しています。③は,概ね1年程度の支払能力を表す指標です。大子町水道事業は『325』支払能力が十分にあることを示しています。④は,企業債(借入金)残高の規模を表す指標です。類似団体と比べて,大子町水道事業は借入金残高の割合が低い状態ですが,今後,老朽化した水道管の更新工事の財源として企業債を活用し,残高が増えると想定します。⑥は,お客様へ供給した水1㎥の原価です。大子町水道事業は『187.00円』類似団体や都市部も含めた全国平均値と比べ高めです。この指標の算出式の分母である⑧の指標が低いことが,原因の一つと推測されます。⑦は,施設の有効利用を表す指標です。大子町水道事業は『80.29%』効率的に施設を利用しています。半面,突発的な需要増加や施設故障に対応する,余力が劣ることを示しています。⑧は,浄化した水を,お客様に供給した割合を表す指標です。大子町水道事業は『59.85%』類似団体と比べて著しく低く,漏水などお客様へ供給できない水道水が多い状態です。漏水か所の修繕工事や老朽管更新工事を行い,ムダをなくす取組みを進めていきます。
老朽化の状況について
①は,固定資産の老朽化を表す指標の一つです。大子町水道事業は『61.08%』類似団体と比べて非常に高く,施設や水道管が老朽化していることを示しています。②は,①の固定資産のうち水道管の老朽化を表す指標です。大子町水道事業は『55.30%』水道管の半数以上が,40年の耐用年数を超えており,漏水事故の一因となり,⑧の指標との関連が推測されます。③は,水道管の更新率を表す指標です。大子町水道事業は『1.20%』水道管を100%更新するために(100÷1.20=)83年かかることを示しています。今後も,水道管や施設の更新を進める必要がありますが,更新工事には多額の費用がかかるため,長期計画に基づく取組みを進めていきます。
全体総括
平成29年度決算は,利益が発生する黒字経営ですが,指標に現われない減価償却費見合い分など内部留保を取り崩しており,楽観できません。水道管や施設の老朽化も著しく進んでおり,⑧の指標など,浄化した水道水をお客様へ供給できない,ムダを生む原因の一つとなっています。より一層の経営の効率化を図りながら「施設の容量・更新計画の見直し」「企業債(借入金)の活用」「平成4年度から据え置かれた料金体系の見直し」など,すべての可能性を検討していかなければなりません。そのため,平成30年度に経営戦略を策定し,『町民のための水道』として水道使用者の目線を大切にしながら,持続可能な経営を進めていきます。
経営状況
収支構造
総額4.5億円
総額3.9億円