事業・施設概要
| 都道府県 | 茨城県 | 経営主体 | 大子町 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A6 | 行政区域内人口 | 18,021人 |
| 現在給水人口 | 17,890人 | 給水区域面積 | 20,045ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
大子町水道事業は青い棒グラフ,大子町と規模が似ている類似団体は赤い折れ線グラフです。①は経営状態を表す指標の一つです。大子町水道事業は,利益が発生する100を超え,過去5年とも黒字経営であることを示しています。③は,概ね1年程度の支払能力を表す指標です。大子町水道事業は『261』支払能力が十分にあることを示しています。④は,企業債(借入金)残高の規模を表す指標です。類似団体と比べて,大子町水道事業は借入金残高の割合が低いことを示しています。⑤は,原価と料金の関係を表す指標です。大子町水道事業は,原価よりやや高めの料金設定となっており,概ね適正と考えられます。⑥は,お客様へ供給した水1㎥の原価です。大子町水道事業は『189.35円』類似団体や都市部も含めた全国平均値と比べて高めです。この指標の算出式の分母である⑧の指標が低いことが,原因の一つと推測されます。⑦は,施設の有効利用を表す指標です。大子町水道事業は,効率的に施設を利用しています。半面,突発的な需要増加や施設故障に対応する,余力が劣ることを示しています。⑧は,浄化した水を,お客様に供給した割合を表す指標です。大子町水道事業は『61.07%』類似団体と比べて低く,漏水などお客様へ供給できない水道水が多い状態です。このため,漏水の修繕工事を進めながら,長期計画に基づく老朽管更新工事を行い,ムダをなくす取組みを進めていきます。
老朽化の状況について
①は,固定資産の老朽化を表す指標の一つです。大子町水道事業は『61.46%』類似団体と比べて非常に高く,施設や水道管が老朽化していることを示しています。②は,①の固定資産のうち水道管の老朽化を表す指標です。大子町水道事業は『53.64%』半数以上の水道管が耐用年数を超えており,漏水事故が発生する危険度が高く,⑧の指標との関連が推測されます。③は,水道管の更新率を表す指標です。大子町水道事業は『0.76%』水道管を100%更新するために(100÷0.76=)132年かかることを示しています。一般的に,水道管の耐用年数は30~60年と言われています。今まで以上に,水道管や施設の更新を進める必要がありますが,更新工事には多額の費用がかかるため,長期計画に基づく取組みを進めていきます。
全体総括
平成28年度は,利益が発生する黒字経営であり,類似団体と比べて概ね効率的な経営状況と分析できます。しかし,直接指標に表れませんが「人口減少に伴う水道使用量の減少」⇒「給水収益の低下」が大きな課題となりつつあります。また,水道管や施設の老朽化が著しく進んでおり,⑧の指標など,浄化した水道水をお客様へ供給できない,ムダを生む原因の一つとなっています。より一層の経営の効率化を図りながら「施設更新計画の見直し」「企業債(借入金)の活用」や「料金体系の見直し」など,すべての可能性を検討していかなければなりません。そのために,使用者の代表が委員となる機関を新たに設け,長期計画(10年以上先までの経営戦略)や事業運営全般を審議いただき,使用者目線を大切にしながら,持続可能な経営を進めていきます
経営状況
収支構造
総額4.7億円
総額3.9億円