北海道青森県岩手県宮城県秋田県山形県福島県茨城県栃木県群馬県埼玉県千葉県東京都神奈川県新潟県富山県石川県福井県山梨県長野県岐阜県静岡県愛知県三重県滋賀県京都府大阪府兵庫県奈良県和歌山県鳥取県島根県岡山県広島県山口県徳島県香川県愛媛県高知県福岡県佐賀県長崎県熊本県大分県宮崎県鹿児島県沖縄県

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地方財政ダッシュボード

茨城県高萩市の財政状況(2017年度)

🏠高萩市

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

📅2023年度📅2022年度📅2021年度📅2020年度📅2019年度📅2018年度📅2017年度📅2016年度📅2015年度📅2014年度📅2013年度📅2012年度📅2011年度


総括表

人口の推移

財政比較分析表(2017年度)

財政力指数の分析欄

本庁舎災害復旧事業費が増となった影響を受け、その財源である震災復興特別交付税が221百万円、本庁舎災害復旧事業債が93百万円増等があったものの、平成29年度は前年度からほぼ横ばいの0.61となった。類似団体平均値との比較では、0.03ポイント上回っている。平成20年度から本格的に着手した土地開発公社健全化支援に加え、平成22年度には住宅公社破産に伴う債務解消のため第三セクター等改革推進債(4,678百万円)を発行するなど財政の健全化に取り組んでいるが、引き続き職員数の削減(平成30年度までに対19年度比-60人)等による人件費の圧縮、事務事業のゼロベース見直し、投資的事業の圧縮等を着実に実行していく。

経常収支比率の分析欄

平成29年度は、経常一財が歳出では扶助費の70百万円増が大きく影響しており、中でも医療扶助費の影響が大きい。また、公債費も29百万円の増となっている。歳入では、地方税28百万円の減、普通交付税117百万円の減の影響が大きく財産収入が25百万円の増となったものの、総額で66百万円の減となり、経常収支比率は前年度比1.3ポイントの増となる97.8%となった。類似団体平均値との比較では、依然として非常に高い水準となっている。今後は、新庁舎建設費や国体関連施設整備費に係る公債費償還、及び幼保一元化、学校施設の整備費用が見込まれ、数値の上昇が懸念されるため、全ての事業において緊急性や必要性を検証し、効率的・効果的な事業執行に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

前年度と比較して、人件費では、平成29年4月より負担率が185/1000から135/1000に変更となったことに伴う退職手当負担金54百万円の減等により、総額も54百万円の減となっている。一方、物件費では、平成29年度から高萩まつり・海水浴場運営に関して、補助事業から委託事業に振替(13百万円皆増)を行ったこと等により、総額26百万円の増となっている。平成20年度から行財政健全化を進めてきたことで、類似団体平均値と比べ低い水準となっている。今後は、職員削減等により委託料等の増加が見込まれるため、事務事業のゼロベースの見直し、経常経費の削減に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

行財政健全化計画(平成20年度から平成23年度)に基づき、全職員を対象に平成20年10月から給与カット(~平成21年9月:階級に応じて-7%~-4%、平成21年10月~:階級に応じて-5%~-2%、平成22年4月~:階級に応じて-4%~-1%、平成22年12月~:7、6、5級のみ-1%)を行ったことから、県内市町村において最低水準、類似団体平均値と比較しても大きく下回っていた。平成23年度に給与復元をしたことや、国の給与改定に準じたことにより指数が回復したが、平成29年度は経験年数階層内の職員分布変動により、平均月額が高い階層が生じているため、類似団体平均値と比較して0.5ポイント下回っている。今後は、財政状況等を考慮し、必要があれば給与の再カットも視野に入れた対応の検討を要する。※平成29年度は、ラスパイレス指数未公表のため、前年度数値を引用。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

平成20年度から平成30年度までに、平成19年度比-60人(-20%)を目標に掲げ、職員数削減に努めている。平成19年度に247人であった職員数は、平成29年度には276人となっているが、これは高萩市・日立市事務組合及び高萩市住宅公社の解散に伴う職員の皆増によるものであり、これを除くと188人である。類似団体平均値と比べ高い水準であるが、これは平成23年3月の高萩市・日立市事務組合の解散に伴い、消防を単独で行うこととなったため、人件費が増加したことによるものである。今後も、負担増による健康不安等を考慮しながら、引き続き適正な定員管理に努めていく。

実質公債費比率の分析欄

平成20年度における土地開発公社債務解消に加え、平成22年度には第三セクター等改革推進債発行による高萩市住宅公社の債務解消を実施したことにより比率は上昇した。元利償還金は平成23年度をピークに減少している。平成28年度からは日立・高萩広域下水道組合の法適化に伴い出資金が準元利償還金の算定から除外され、比率が減少した。平成29年度の比率(平成27年度~平成29年度の平均)は、平成28年度の比率(平成26年度~平成28年度の平均)に比べ、法適化以前の高い比率であった平成26年度分が外れたため、前年度よりも0.9ポイント減となった。今後は、新庁舎建設費や国体関連施設整備に係る公債費償還の開始に伴い、再上昇が見込まれるため、引き続き投資的経費の抑制を図るなど既存事業の徹底的な見直しと事業の再構築により圧縮を図る。

将来負担比率の分析欄

平成20年度から本格的に着手した土地開発公社健全化支援に加え、平成22年度には住宅公社破産に伴う債務解消のため第三セクター等改革推進債を発行し、これらの計画的な償還等による一般会計の地方債残高の減と日立・高萩広域下水道組合に係る地方債残高の減等により平成28年度以降、将来負担比率は大幅に低下し、平成29年度は、前年度とほぼ横ばいの78.7%となった。両公社の債務解消により、今後も指標は下降する見込みであるが、充当可能基金や地方債の借入の状況も大きく影響するため、引き続き、資金調達に際しては慎重に行っていく。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2017年度)

人件費の分析欄

人件費に係る経常収支比率は、前年度と比較すると0.7ポイントの減となったものの、類似団体平均値との比較では7.5ポイント上回っている。平成29年度は、退職手当負担金が負担率の減により前年度比54百万円の減となったことが影響し、経常一財が67百万円の減となった。今後も職員数削減(対19年度比-60名)を平成30年度までに実行するなど、引き続き、適正な定員管理に努めていく。

物件費の分析欄

物件費に係る経常収支比率は、前年度と比較すると0.4ポイントの増で、類似団体平均値と比較して0.6ポイント下回っている。平成29年度は、観光事務経費(高萩まつり・海水浴場委託料)13百万円の皆増等により経常一財が18百万円の増となった。今後も職員削減により委託料の増加が見込まれることから、公共施設等総合管理計画などを有効に活用しながら施設管理の見直し等により経費削減に努めていく。

扶助費の分析欄

扶助費に係る経常収支比率は、前年度と比較すると1ポイント増で、類似団体平均値との比較では1.5ポイント上回っている。これは医療扶助費63百万円の増、障害福祉サービス等給付費23百万円の増等により、経常一財が70百万円増となったものである。少子高齢化に伴い、高齢者に係る医療・介護費用の増が今後も見込まれる。また、生活保護費については、厳正な受給資格審査を継続し適正支給に努めていく。

その他の分析欄

その他に係る経常収支比率は、類似団体平均値を大きく上回る状況が続いていたが、平成28年度からは繰出金において、日立・高萩広域下水道組合負担金が法適化により補助費等へ振替えしたことにより大きく数値が減少したため、平成29年度は、類似団体平均値を2ポイント下回った。今後も少子高齢化により、医療費や介護費用の増加等により国民健康保険事業特別会計や介護保険事業特別会計等への繰出金の増加が懸念されるが、疾病の早期発見・早期治療を図るなど、長期的な医療費の抑制等に努め、普通会計の負担額軽減に努めていく。

補助費等の分析欄

補助費等における経常収支比率は、行財政健全化計画に着手した平成20年度から減少傾向にあるが、平成28年度からは、日立・高萩広域下水道組合の法適化に伴いこれまでの繰出金から補助費等での支出への振替え等により大きく数値が上昇した。平成29年度は、日立・高萩広域下水道組合負担金24百万円の減等により経常一財が16百万円減となり、対前年度比で0.2ポイント減となった。今後も、同水準で推移すると見込まれるため、引き続き必要性と効果を検証し増加抑制を図る。

公債費の分析欄

平成22年度発行の第三セクター等改革推進債償還金の増により類似団体平均値を上回っている。平成29年度は、災害公営住宅避難設備整備事業の償還開始により8百万円の増、松岡中学校体育館耐震補強改修事業の償還開始により4百万円の増、臨財債(平成26)の償還開始により16百万円増等により、経常一財が29百万円の増となったため、公債費に係る経常収支比率は、前年度と比較すると0.6ポイント増となった。今後は、学校耐震化経費、新庁舎建設費や国体関連施設整備費に係る公債費償還が開始となれば、再上昇が見込まれるため、引き続き投資的経費の抑制を図るなど既存事業の徹底的な見直しと事業の再構築により圧縮を図る。

公債費以外の分析欄

公債費以外の経常収支比率は、類似団体平均値を上回る状況が続いている。平成23年度以降、人件費や扶助費、繰出金などの増により類似団体平均値と比べ高い水準となっているが、平成28年度からは日立・高萩広域下水道組合の法適化に伴い基準外繰出金の臨時的経費への移行が比率減に大きく寄与した。しかし、平成29年度において、歳入では普通交付税と臨時財政対策債を合わせた実質的な交付税額104百万円の減、地方税28百万円減等の経常一般財源の減が比率増の要因となり、前年度に比べ、0.7ポイント増となった。今後もすべての事業において緊急性や必要性を検証し、「事業の見直し」と「事業の再構築」の徹底を図る。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2017年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

総務費は、住民一人当たり48,188円である。前年度比で減少している要因は、東日本大震災復興交付金事業完了に伴う精算返還金97百万円の皆減、土地売払収入等の減により財政調整基金への積立金が48百万円の減等によるものである。民生費は、住民一人当たり140,564円で前年度比増となっているが、類似団体平均値と比べ低い水準になっている。前年度比で増加している要因は、扶助費の影響が大きく、特に生活保護者の医療費(医療扶助費)が63百万円の増と大きく影響している。今後も、少子高齢化に伴い、高齢者に係る医療・介護費用等の社会保障事業費の増加が見込まれる。教育費は、住民一人当たり36,421円で前年度から大きく減少しているとともに、類似団体平均値と比べても低い水準となっている。これは、各小中学校・幼稚園の施設整備にかかる費用(キュービクル改修・空調設置・トイレ改修等)の増はあるものの、国体関連の市民球場改修事業453百万円の皆減が大きく影響している。今後も、学校施設や社会教育施設などの設備更新等が見込まれるため、再上昇することが懸念される。災害復旧費は、住民一人当たり46,731円で前年度比増であるとともに、類似団体平均値と比べても高い水準となっている。これは、本庁舎災害復旧事業費の増に加え、自然災害等による市道の復旧工事が増額の要因となっている。今後は、本庁舎再建完了に伴い、減少することが見込まれる。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2017年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

歳出決算総額は、12,909,255千円で住民一人当たり441,614円となっている。主な構成項目である人件費は、住民一人当たり80,346円で、平成23年度から類似団体平均値と同程度で推移してきたが、平成29年度においても類似団体平均値と比べ高い水準となった。今後も職員数削減(対19年度比-60名)を平成30年度までに実行するなど、引き続き適正な定員管理に努めていく。扶助費は、住民一人当たり86,700円で、少子高齢化に伴う社会保障費の増等により年々増加しており、類似団体平均値と比べ高い水準となっている。補助費等は行財政健全化計画に着手し補助金等の見直しを行ってきたことから、類似団体平均値と比べ低い水準で推移してきたが、これまで繰出金であった日立・高萩広域下水道組合負担金を、平成28年度からは法適化により補助費等で支出するため大きく増加している。引き続き必要性と効果の検証により増加抑制を図る。普通建設事業費は、住民一人当たり24,629円であり、類似団体平均値と比べ低い水準となっている。これは震災関連事業が進んできたことで減少傾向となっている。今後は施設の老朽化対策(更新整備)に要する経費が見込まれるため、公共施設等総合管理計画や統一的な基準による財務書類等を活用しながら計画的に更新等を進めていく。災害復旧事業費は、住民一人当たり46,731円であり、類似団体平均値と比べ高い水準となっている。これは、東日本大震災で被災した本庁舎再建の本体工事によるもので、平成29年度までの継続費事業のため、今後は、減少することが見込まれる。公債費は、住民一人当たり58,450円で、平成25年度以降は類似団体平均値より低い水準で推移してきたが、平成27年度以降から類似団体平均値より高い水準に転じた。今後は、新庁舎建設費や国体関連施設整備費に係る公債費の償還が始まることに伴い上昇が見込まれるため、引き続き投資的経費の抑制を図るなど既存事業の徹底的な見直しと事業再構築により圧縮を図る。

実質収支比率等に係る経年分析(2017年度)

分析欄

財政調整基金残高については、土地等の公有財産の売払い等により、0.7百万円の増となった。実質収支比率については、平成29年度は対前年度比で歳入歳出差引額が対前年度比177百万円の減、翌年度繰越額が65百万円の減となり、1.52ポイント減の7.08%となった。今後も適正な予算執行に努めるとともに、決算見込の精度を高め、地方債の借入実行の調整や地財法の規定に基づき、特定目的基金への積立てを図っていく。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2017年度)

分析欄

全体では黒字であり、普通調整交付金の減額等に伴い支出していた国民健康保険事業特別会計財源補てん繰出金については、平成26年度から皆減となり、実質的な赤字は解消されたものの、平成28年度から、団塊世代の後期高齢者医療への移行による給付費の減少に伴う国保税や共同事業交付金等の歳入の減が続き、平成29年度は、13百万円の繰出しを行った。平成30年度からの制度改正(都道府県への移行)も控え、今後、一般会計からの財源補てんも見込まれるため、税率改正等を含めた適正化を図っていく。また、新会計基準により平成26年度に資金剰余金が大幅に減となった水道事業については、平成29年度は現金及び預金の増や道路改良費等の財源に充てるための企業債の減により資金剰余金が168百万円の増となり、前年度比増となった。今後も損益勘定留保資金を確保し、経営の安定化に向け、事業の執行及び資金調達を図っていく。

実質公債費比率(分子)の構造(2017年度)

分析欄

元利償還金は平成23年度をピークにその後は縮小する見込みである。平成28年度からは日立・高萩広域下水道組合の法適化に伴い、出資金分が準元利償還金から除かれるため、この組合への負担金が大きく減少している。地方債の償還が進み、年々比率は減少してきたが、平成29年度は、公債費総額で44百万円の増が影響したほか、さらに、充当される特定財源が15百万円増となったものの、一般財源負担が29百万円増となったことで、比率が再上昇した。今後、新庁舎建設費や国体関連施設整備費に係る公債費の償還が始まるので、さらなる比率の上昇を見込む。全ての事業において、緊急性や必要性を検証し、「事業の見直し」と「事業の再構築」の徹底のもと事業費の圧縮を図る。また、特定目的基金の繰入を行うなどにより、借入額を抑え、償還方法や据置期間の調整等を行いながら比率の上昇を抑えていく。

将来負担比率(分子)の構造(2017年度)

分析欄

平成20年度の土地開発公社健全化債の発行(1,906百万円)及び平成22年度の住宅公社破産手続き開始に伴う三セク債の発行(4,678百万円)等により将来負担比率は高い水準となっている。平成29年度は、一般会計で償還元金に対し、発行額を抑えたため、地方債の現在高は減少したほか、日立・高萩広域下水道組合での地方債の減による組合負担等見込額が減少した。一方、充当可能基金では、平成29年度は財政調整基金からの繰替運用(400百万円)等により、残額が減少したため、将来負担比率は、前年度とほぼ横ばいとなっている。今後は、施設の更新等のための地方債発行も想定されるので、資金調達に際しては慎重に行っていく必要がある。

基金残高に係る経年分析(2017年度)

基金全体

(増減理由)土地貸付収入やふるさと納税等の寄附金により地域振興基金に47百万円積立てた一方、東日本大震災で被災した本庁舎再建のため、庁舎建設基金を92百万円取り崩したこと、空調整備等各種学校施設整備のため、学校施設建設基金を21百万円取り崩したこと等により、基金全体としては前年度から294百万円の減となった。(今後の方針)厳しい財政状況の中ではあるが、地方財政法の規定に基づき、基金の設置目的等を考慮しながら、特定目的基金への積立てを図っていく。

財政調整基金

(増減理由)土地等の公有財産の売払い収入等により、平成27年度から増加している。(今後の方針)大幅な税収の減や災害の発生等による支出の増加などに備え、引き続き積み立てを行っていく。

減債基金

(増減理由)平成28年度は、平成24年度土地開発公社分譲地売却による長期貸付金元利収入510百万円のうち85百万円を取り崩した。また、平成29年度は、東日本大震災関連事業の公債費への充当財源として185百万円の取り崩しを行ったことにより減少している。(今後の方針)地方債の償還が進んでいることから、新たな積立ては行う予定はないが、今後、地方債の発行額が大幅に増加した場合は、必要に応じて積立てを検討する。

その他特定目的基金

(基金の使途)東日本大震災復興交付金管理基金:東日本大震災復興特別区域法(平成23年法律第122号)第78条第1項に規定する復興交付金事業等に要する経費の財源に充てる。地域福祉基金:地域における高齢者保健福祉の推進及び民間福祉活動に対する助成等に資する。(増減理由)庁舎建設基金:東日本大震災で被災した本庁舎再建のため、本庁舎災害復旧事業へ92百万円の取り崩しによる充当を行ったことで減少している。地域振興基金:県指定文化財の穂積家住宅を活用する事業や高萩まつり開催委託料など各種地域振興に資する事業に対し、21百万円充当した一方で、土地貸付収入やふるさと納税等の寄附金により47百万円積立てを行ったことにより増加している。(今後の方針)地域振興基金:ふるさと納税のPR等により、積立額を増やすとともに、各種地域振興に資する事業を基金充当により継続していく。学校施設建設基金:学校施設整備(トイレ改修・ICT教育環境整備等)を行う際、基金取り崩しにより、地方債の発行を抑えていく。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2017年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

平成29年度は、前年度と比較すると2.5ポイントの減となっているが、これは、東日本大震災で被災した本庁舎再建が完了したことに伴う有形固定資産(償却資産)額の増が主な要因である。しかし、平成29年度において、市内の幼稚園・保育所5箇所のうち耐用年数を経過しているものが4箇所あり、有形固定資産減価償却率が92.8%と高い数値であるなど、各施設等においても老朽化が進んでいることから、次年度以降数値の再上昇が懸念される。今後は、公共施設等管理計画基本方針の改訂や個別施設計画を策定するなど、計画的に老朽化対策に取り組んでいく必要がある。

債務償還可能年数の分析欄

本市の債務償還可能年数は、8.1年であり、類似団体と比較すると1.0年上回っているため、債務償還能力が1.0年分低いといえる。これは、債務償還原資を経常的な業務活動から確保しにくくなっている状態であり、この状態が続くと将来負担が大きくなることが懸念される。今後、施設の更新等のための地方債発行も想定されることから、公共資産投資と公債残高のバランスを考慮し、将来世代への負担の先送りが顕著とならないよう安定的な財政運営を検討していくことが必要である。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

将来負担比率は、平成27年度と比較すると平成28年度は、30.9ポイントの減となっているが、主な要因としては、一般会計で償還元金に対し、発行額を抑えたため、地方債の現在高が減少したほか、日立・高萩広域下水道組合での地方債の減による組合負担等見込額が減少したことが挙げられる。平成29年度においては、前年度とほぼ横ばいであるが、類似団体と比較すると23.3ポイント上回っている。この要因としては、平成20年度の土地開発公社健全化債及び平成22年度の住宅公社破産手続き開始に伴う三セク債の発行等が挙げられる。今後は、施設の更新等のための地方債発行も想定されるので、資金調達に際しては慎重に行っていく必要がある。有形固定資産減価償却率は、平成29年度では、類似団体を0.6ポイント下回っている。これは、東日本大震災で被災した本庁舎再建に伴い一時的に数値が減少に転じたためであるが、各施設等での老朽化の進行により次年度以降数値の再上昇が懸念される。今後は、公共施設等管理計画基本方針の改訂等により計画的に老朽化対策に取り組んでいく必要がある。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率は、前年度と比較すると0.6ポイントの増となっているが、類似団体と比較すると23.3ポイント上回っている。これは、平成20年度の土地開発公社健全化債及び平成22年度の住宅公社破産手続き開始に伴う三セク債を発行したため、高い水準にあるが、これらの計画的な償還等による一般会計の地方債残高の減と日立・高萩広域下水道組合に係る地方債残高の減等により近年減少傾向にある。実質公債費比率は、類似団体と比較すると1.9ポイント上回っているが、本市の前年度数値と比較すると0.9ポイントの減となっている。近年の実質公債費比率の減少傾向の要因としては、平成28年度より日立・高萩広域下水道組合の法適化に伴い出資金が準元利償還金の算定から除外されたことが挙げられる。今後は、新庁舎建設費や国体関連施設整備費に係る地方債の償還開始に加え、幼保一元化に係る大型事業の新たな地方債発行が想定されることから、比率の再上昇が見込まれるため、引き続き投資的経費の抑制を図るなど既存事業の徹底的な見直しと事業の再構築により圧縮を図る。

施設類型別ストック情報分析表①(2017年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

類似団体と比較して特に有形固定資産減価償却率が高くなっている施設は、認定子ども園・幼稚園・保育所、公民館である。認定こども園・幼稚園・保育所については、市内の幼稚園4箇所及び保育所1箇所の計5箇所のうち、耐用年数を超えているものが4箇所となっているため、92.8%と高い数値となっている。市内公立幼稚園・保育所の耐震診断調査及び施設の老朽化や将来の園児数の減少を踏まえ、施設の集約化を図るため、幼保連携型認定こども園の建設を検討している。公民館については、中央公民館と松岡地区公民館の2箇所あるが、松岡地区公民館は、木造ということもあり、既に耐用年数を3年経過している状況である。中央公民館についても、昭和46年築による老朽化、耐震補強が未実施等もあり、有形固定資産減価償却率が92.5%と高い数値となっている。今後、公共施設等管理計画基本方針の改訂等を進める中で、集約化を検討していく。また、類似団体と比較して一人当たりの有形固定資産(償却資産)額が大きくなっている施設は、橋りょう・トンネルである。市域の約85%が山林原野等であるなど地形的な特徴から、橋りょうの数が多くなっているため、一人当たりの有形固定資産(償却資産)額が318,401円と高い数値となっている。さらに、類似団体と比較して特に一人当たりの面積が大きくなっている施設は公営住宅である。現在ある市営住宅の多くが、人口が増加傾向にあった昭和から平成初期にかけて建設され、工業団地の整備等により人口増が見込まれていたが平成7年に人口のピークを迎えて以降、人口が減少しているため、一人当たりの面積が1.536m2と高い数値となっている。今後は、老朽化が進んでいる市営住宅の解体を計画的に進めていく必要がある。

施設類型別ストック情報分析表②(2017年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

類似団体と比較して特に有形固定資産減価償却率が高くなっている施設は、図書館、体育館である。図書館については、昭和58年に建設、築後30年が経過している。近年利用者数の減少がみられるが、市内唯一の図書館ということもあり、廃止を検討するには至らない。バリアフリー対応など、市民のニーズに即したサービスの提供を踏まえた施設改修の検討を要する。体育館については、昭和50年に建設、築後40年が経過しており、耐震安全性が確保されておらず、また屋根の状況等を含め、老朽化が激しくなっている。稼働率が高いため、今後、大規模改修を含め検討を要する。また、類似団体と比較して特に有形固定資産減価償却率が低くなっている施設は、庁舎である。庁舎については、東日本大震災で被災した本庁舎再建が完了したことに伴い、前年度と比較すると23.8ポイントの減、類似団体と比較して53.1ポイント下回っている。庁舎を除く他施設において、年々有形固定資産減価償却率が微増の傾向にあることから、今後は、地方債発行状況等を踏まえながら、公共施設等管理計画基本方針の改訂や個別施設計画を策定するなど、計画的に老朽化対策に取り組んでいく必要がある。

財務書類に関する情報①(2017年度)

資産合計

負債合計

1.資産・負債の状況

一般会計等については、資産総額が前年度末から71百万円の増加(+0.2%)となった。金額の変動が大きいものとしては、事業用資産であり、主に本庁舎の建設工事へ910百万円支出、小中学校等のトイレ改修・空調設備整備工事へ127百万円支出したこと等により、840百万円増加した。負債総額は前年度末から339百万円の減少(-1.9%)となった。金額の変動が大きいものとしては、地方債等であり、公営住宅建設事業債や一般単独事業債の償還が進んだことに伴い、379百万円の減少(-2.8%)となった。今後、将来負担を考慮し、資産形成時の財源確保、地方債額と返済額のバランス等を見ていく必要がある。水道事業会計等が加わった全体会計については、資産総額は前年度末から202百万円増加(+0.4%)し、負債総額は456百万円減少(-2.1%)した。資産総額は、老朽化した配水管の布設替工事等のインフラ資産を計上していること等により、一般会計等に比べて6,974百万円多くなるが、負債総額は、前年度末よりも地方債等の償還が進み、411百万円減少したことなどにより、一般会計等に比べて3,204百万円の増に留まっている。日立・高萩広域下水道組合等が加わった連結会計については、大きく規模感が増したことにより、資産総額は一般会計等に比べて26,105百万円多くなるが、負債総額は、地方債の償還が進み、17,445百万円の増に留まっている。

純経常行政コスト

純行政コスト

2.行政コストの状況

一般会計等については、業務費用は6,442百万円となり、前年度比222百万円の増加(+3.6%)となった。これは、主に土地開発公社に対する徴収不能引当金を計上したこと等によるものである。また、業務費用のうち、維持補修費や減価償却費が含まれる物件費等が3,367百万円であり、経常費用の約32%を占めている状況である。今後、老朽化した公共施設の維持補修費等の増加が課題であり、事業の見直しを行い、経費の削減に努めていく必要がある。業務費用の増加等に伴い、純経常行政コストは、9,914百万円で、前年度比312百万円の増加(+3.2%)となったほか、臨時損失として災害復旧事業費を244百万円計上したこと等により、最終的な純行政コストは、10,178百万円で、前年度比566百万円の増加(+5.9%)となった。全体会計の純行政コストについては、国民健康保険事業特別会計及び介護保険事業特別会計の保険給付費を含む補助金等5,827百万円(相殺前)等が加わり、15,644百万円となった。連結会計の純行政コストについては、茨城県後期高齢者医療広域連合の保険給付費を含む補助金等3,919百万円(相殺前)等が加わり、18,956百万円となった。

本年度差額

本年度末純資産残高

本年度純資産変動額

3.純資産変動の状況

一般会計等については、前年度と比較して、財源が122百万円増加しているのに対し、それ以上に純行政コストが566百万円増加していることから、本年度差額は444百万円減少となった。今後、長期的に行政コストの増加と財源の減少傾向が見られるようであれば、財政の弾力性を圧迫する結果となるので、新規借入の抑制による公債費負担の減少、施設の適正配置による更新・維持管理の費用削減、外郭団体に対する負担金・補助金等の適正化など、さらなる改善に向けて具体的な取り組みが必要と考えられる。全体会計については、国民健康保険事業特別会計及び介護保険事業特別会計の国民健康保険税や介護保険料等が加わることから、一般会計等に比べて財源が5,711百万円多くなっており、本年度差額が625百万円となったことで、純資産残高は658百万円増加した。連結会計については、茨城県後期高齢者医療広域連合等が加わり、一般会計等に比べて財源が9,257百万円多くなっており、本年度差額は860百万円となったことで、純資産残高は613百万円増加した。

業務活動収支

投資活動収支

財務活動収支

4.資金収支の状況

一般会計等については、業務活動収支は1,531百万円であったが、投資活動収支は本庁舎災害復旧事業・移設事業の増等により、1,296百万円となっている。また、財務活動収支は地方債の発行を抑制したことにより、償還額が発行額を上回ったことで▲412百万円となっている。全体会計については、国民健康保険事業特別会計及び介護保険事業特別会計等の収入が含まれることにより、業務活動収支は一般会計等よりも多い2,022百万円となっている。投資活動収支は水道事業会計及び工業用水道事業会計の公共施設等整備支出が264百万円であることにより、▲1,589百万円となっている。また、財務活動収支は地方債の発行を抑制したことにより、償還額が発行額を上回ったことで▲488百万円となっている。連結会計については、茨城県後期高齢者医療広域連合等の収入が含まれることにより、業務活動収支は一般会計等よりも多い2,398百万円となっている。投資活動収支は日立・高萩広域下水道組合の公共施設等整備支出が52百万円であるが、それ以上に国県等補助金収入や資産売却収入により99百万円の投資活動収入を得ていることから、1,282百万円となっている。また、財務活動収支は地方債の発行を抑制したことにより、償還額が発行額を上回ったことで▲1,038百万円となっている。

財務書類に関する情報②(2017年度)

①住民一人当たり資産額(万円)

②歳入額対資産比率(年)

③有形固定資産減価償却率(%)

1.資産の状況

住民一人当たり資産額及び歳入額対資産比率を見ると、類似団体平均よりも大幅に低くなっている。資産規模が低いのは、下水道事業が一部事務組合であることが要因として挙げられる。また、本庁舎建設に伴い、住民一人当たり資産額は2.1万円増となったほか、有形固定資産減価償却率は前年度と比較して2.5ポイント低い、54.6%となっている。なお、今後も各施設の老朽化が進んでいくものの、認定こども園施設整備事業等、必要に応じて各施設の改修または更新を行っていることから、相対的に有形固定資産減価償却率は減少傾向のまま推移することが考えられる。

④純資産比率(%)

⑤将来世代負担比率(%)

2.資産と負債の比率

純資産比率を見ると、56.0%を過去及び現役世代が負担していることが分かり、類似団体平均と比べ14.4ポイント低くなっている。なお、前年度は、55.0%であったため、1.0ポイント増加しており、地方債の償還が進んだことによる負債の減少が影響していると考えられる。一方、将来世代負担比率を見ると、25.2%であり、前年度と比較して、1.9ポイント低くなっているものの、類似団体平均と比べ7.7ポイント高くなっている。よって、類似団体に比べ、過去及び現役世代よりも将来世代の負担が大きい傾向にあることから、資産形成時の財源確保、地方債額と返済額のバランス等を見ていく必要があるほか、将来負担については、今は少額のものでも地方債適用等で対応しているが、資金運用状況を確認し可能な場合は新たな借入額を押さえ、将来負担を下げていくことが必要である。

⑥住民一人当たり行政コスト(万円)

3.行政コストの状況

住民一人当たり行政コストは、類似団体平均よりも5.3万円低い、34.8万円となっている。前年度と比較して行政コストが2.4ポイント増加しているのは、土地開発公社が保有する土地再評価に伴う徴収不能引当金の計上によるものである。前年度に引き続き、公共施設への投資を行っており、減価償却費の費用負担は年々増加していくことが予測されることから、今後も必要な財源の確保を意識した行政運営を行う必要がある。

⑦住民一人当たり負債額(万円)

⑧基礎的財政収支(百万円)

4.負債の状況

住民一人当たり負債額は、前年度と比較して、ほぼ横ばいであり、類似団体平均と比べても同程度であるが、基礎的財政収支を見ると、類似団体平均よりも53.2百万円高い、70百万円となっている。前年度に引き続き業務活動収支の範囲内で投資活動が行われているため、基礎的財政収支はプラスとなっている。しかし、公共資産投資の大部分の財源は地方債で賄われるため、一時的に基礎的財政収支がマイナスとなる可能性もあることを踏まえ、今後とも公共資産投資と公債残高のバランスを考慮し、将来世代への負担の先送りが顕著とならないよう安定的な財政運営を検討していくことが必要である。

⑨受益者負担比率(%)

5.受益者負担の状況

受益者負担比率は、類似団体平均よりも2.5ポイント高い6.9%となっているが、経常費用のうち、人件費が2,603百万円(約24%)、物件費等が3,367百万円(約32%)と経常的な行政活動によるコストである経常費用のうち5割以上を占めている。今後も、平成28年度に策定した第3次高萩市行財政健全化計画で掲げている定員適正化計画の見直しによる人件費の削減、補助金負担金の見直しと負担額の適正化に努めることで、経常費用を抑え、受益者負担の軽減を図っていく。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,