福島県浪江町:末端給水事業の経営状況(2022年度)
福島県浪江町が所管する水道事業「末端給水事業」について、2022年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
収録データの年度
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経営比較分析表(2022年度)
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率139.16%のことから単年度収支が黒字であることがわかる。給水収益以外の収入(東京電力賠償金)に依存していることを、料金回収率26.65%であることから判断する。給水収益だけでは経営できる状態ではないことがわかる。②欠損金が発生していないため累積欠損金比率は0%となっている。欠損金が発生しない要因は賠償金による収益があるため。③流動比率555.12%と100%を超えていることから短期的支払い能力がある状態と判断する。しかし、前述にもあるが賠償金に依存した比率と考える。④企業債残高対給水収益比率1124.72%と県内及び全国平均を上回る数値となっている。前年度に比べ、給水収益の増加、企業債の償還により数値が下降しているが、震災前の給水収益と比べ、少ない収益であり、賠償金が無いと厳しい状況である。⑤料金回収率26.65%であり給水収益以外の収入で給水に係わる費用を大きく賄われていることがわかる。給水戸数の面で給水収益が震災以前ほどに戻る見込みがたてない状態である。⑥給水原価798.01円と過大な数値となっている。しかし前述のとおり当町の状態から適切な数値ではないと判断する。年間総有収水量の増加により前年度に比べ下降傾向にあることはわかる。⑦施設利用率は年々増加傾向にあるが、令和3年度においては減少している。できるだけ綺麗な水を家庭まで届けるために、末端等のポイントで停滞水解消のための排水作業を行っている。この排水作業箇所を分析し、無駄な排水を避けるため、令和4年度も引き続き排水箇所を調整し、効率的な運用に努めている。⑧有収率33.17%と現状、総配水量の大半が無収水量となっている。新しい取水場・配水場建設に伴う排泥や停滞水解消のための排水作業によるものと原因は判明している。
老朽化の状況について
①有形固定資産償却率41.82%と昨年度より低下している。過去5年のデータを比較した場合比率に推移があまりなく資産取得が増加していると考える。②管路経年化率35.11と平均値を大きく上回っていることがわかる。法定耐用年数を超えた管路の所持が影響している。石綿管も残っており今後の管路更新の必要性が高いと考える。③管路更新率0.94%と昨年度より低下したが、県及び全国平均より上回っている。取水場配水池などの施設統合に伴う大規模工事を行っていることが原因である。管路更新計画に基づき、石綿管の管路更新も行っている。
全体総括
震災及び原子力事故により避難指示区域になったことで収益減少が大きく、賠償金がないと経営は不可能である。給水人口は年々増加しているが、事故以前に比べ大きな差がある。合理的な水運用、施設の統廃合を実施し、継続的に発生する費用の削減に努める。5年、10年を見越した中長期的経営計画に沿った、資金繰りを検討していく必要がある。管路更新は、継続的に災害復旧工事及び町の施工計画に合わせて管路を整備し効率的な運用を図る必要がある。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
末端給水事業の2022年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の浪江町リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。