事業・施設概要
| 都道府県 | 秋田県 | 経営主体 | 潟上市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 公共下水道 |
| 会計適用区分 | 法非適用 | 類似団体区分 | Cc2 |
| 行政区域内人口 | 33,800人 | 現在処理区域内人口 | 18,491人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 16,900人 | 現在処理区域面積 | 628ha |
| 晴天時現在処理能力 | 0m³/日 | 下水管布設延長 | 121km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
収益的収支比率については、各年度で総収益に対して総費用及び地方債償還金の割合が高く100%未満であることから常時単年度収支が赤字であることを示している。総収益においては平成24年1月に使用料の統一、平成26年4月に消費税増税等があったことから使用料収入は増加している。また、地方債償還金が年々減少していることから収益的収支比率は平成25年から平成26年にかけて微増している。ただし、経費回収率で示すように、平成26年度で汚水処理費用の約80%が使用料で、残りの約20%を繰入金等で賄っている状況であることから、使用料収入の更なる確保が急務となっている。企業債残高対事業規模比率については、類似団体と比較しやや低い数値であるとともに、年々減少傾向となっている。供用開始から30年程度経過しており企業債残額が減少したことに加え、面整備が進み使用料収入が順調に増加したことが要因であると考えられる。また、長寿命化計画が未策定であり更新費用が先送りされていることから企業債残高が少額となっているのも一つの要因である。汚水処理原価については、類似団体と比較し少額であることから汚水処理費用に対し有収水量がある程度確保されていると考えられる。水洗化率でも言えることだが、面整備が進み水洗化人口が増加したことで水洗化率が向上し有収水量が増加している。それに加え、本市は人口減少が進むなか世帯数が宅地開発等の影響により増加しており、それに伴う水洗化人口の増加も有収水量に影響している。しかし、類似団体においては平成24年度以降減少傾向であるのに対し、本市は各年度で維持管理費及び有収水量が増減しバラつきが見られることから、安定した有収水量を確保するための取り組み等が必要である。
老朽化の状況について
管渠改善率については、管渠の部分修繕で対応しており更新自体行っていないことから数値として計上されていない。下水道事業面整備の完了後(平成31年度以降)老朽化対策に取り組む予定である。
全体総括
収益的収支比率及び経費回収率が100%未満であるため、財源である使用料収入の底上げが必要と考えられる。使用料収入については平成24年1月に下水道事業全体として段階的に統一を図っており、最終統一年度から日が浅いことから早急に使用料を改定することは困難であるが、平成31年4月に法適化を予定していることから経営状況を明確にした上で検討し将来の見通しをたてる必要がある。また、汚水処理原価における汚水処理費用に見合った有収水量を確保するには、水洗化率の向上が必要不可欠であり、広報又は未接続者に対して個別に下水道への接続を積極的にアピールし水洗化率の向上に取り組み有収水量の増加を図っていく必要がある。企業債残高対事業比率でも言えることだが、法適用及び長寿命化計画の策定によって、管渠の老朽化に対応した更新費用等が明確になり、今後更新費用はもとより財源となる企業債残額も増加することが想定される。事業費及び起債額を抑制するためにも、過剰な投資を避けるとともに投資の平準化を図り、財源の将来見通しを踏まえた上で更新していく必要がある。
経営状況
収支構造
総額4.6億円
総額2.7億円