宮城県美里町:美里町立南郷病院の経営状況(2023年度)
宮城県美里町が所管する病院事業「美里町立南郷病院」について、2023年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
収録データの年度
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経営比較分析表(2023年度)
地域において担っている役割
当院は、旧小牛田町と旧南郷町の合併により、平成18年から美里町立南郷病院と名称を改め、南郷地域(旧南郷町)唯一の医療機関(歯科診療所を除く)として、救急告示病院の役割も担っている。不採算地区病院の要件第2種を満たす状況にあるが、慢性疾患を抱える高齢者の定期受診や町民を対象とした人間ドック、二次救急までの対応など、地域で必要とされる医療を提供しており、地域の中核病院等と連携しながら地域医療を担っている。また、感染管理科を令和6年4月に設置し、感染症への対処、感染拡大等への備えを行うこととした。
経営の健全性・効率性について
医業収益は、前年度と比較して入院収益で増加したが、外来収益及びその他医業収益の減少が大きかったため、11,928千円の減収となった。また、年延患者数は、前年度と比較して入院患者と外来患者のいずれも減少という状況である。そして、患者一人一日当たりの診療収入も同様に入院と外来ともに減少した。年延外来患者数は、平成23年度をピークに年々減少傾向にあり、人口減少など地域の実情が大きな要因であると考えている。不採算地区病院を対象とした一般会計からの繰入金が健全な経営を行うためにも必要不可欠となっている。経常収支比率は、新型コロナウィルス感染症が令和5年5月に第5類に移行した影響を受け前年度より6.5ポイント下がったものの平均値を上回っている。職員給与費対医業収益比率が上昇傾向にある。これは患者数が減少し医業収益が減少しているものの、人員は確保しておく必要があることから今後も続くと考えている。
老朽化の状況について
令和6年8月に美里町立南郷病院施設維持管理計画(個別施設計画)を策定した。当院は平成7年より新病院として運用を開始していることから、長年にわたる使用によって特に機器設備において経年劣化が目立ち、抜本的な解決策として大規模な修繕・更新を計画的に進める必要がある。しかしながら、当院を取り巻く財政状況は依然として厳しく、改築を見据えた運用は難しいことから、施設全体を作り替える更新等よりも工事費が安価となる修繕工事を基本として、施設の長寿命化を図ることとする。
全体総括
令和5年10月に、大崎地域の1市4町において、相互の役割分担・連携強化を行い大崎地域における持続可能な医療提供体制の実現の実効性を確保するために連携協約を締結し、令和6年3月には美里町立南郷病院経営強化プランを策定し、持続可能な医療体制を構築するための指針とした。しかしながら、当院は不採算地区病院の要件第2種(病床数が150床未満であり、直近の国勢調査に基づく当該公立病院の半径5キロメートル以内の人口が3万人未満の一般病院)に該当しており、外来収益や入院収益だけでの経営は困難な状況にあります。今般の新型コロナウイルス感染症の流行により再認識された公立病院の役割を今後も担うためにも、繰出基準に基づいた一般会計の繰出金は、当院の経営に必要な収入となる。地域の医療拠点病院として安定的に医療提供できる体制を維持するため、引き続き器械等の整備に加えて医師、看護師等の医療スタッフ確保に努めていく。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
美里町立南郷病院の2023年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の美里町リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。