事業・施設概要
| 都道府県 | 宮城県 | 経営主体 | 松島町 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A7 | 行政区域内人口 | 13,005人 |
| 現在給水人口 | 12,997人 | 給水区域面積 | 4,234ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
①②⑤給水収益の増加により経常収支比率、料金回収率は100%を上回り累積欠損金も発生しなかった。しかし経常収支比率は102%で、経常利益は2%程度しか確保できておらず、突発的な費用の対応や将来の更新投資財源として留保するには不足している。今後は人口減少に伴い給水収益の減少や、社会情勢の影響等で維持管理費の増加が見込まれており累積欠損金が発生する可能性もあることから更なる費用の削減や経営改善の取組が必要となる。③④当年度の更新投資は企業債の借入をせず内部留保資金のみで行ったことにより資金が減少し、流動比率、企業債残高給水収益比率は前年度に比べ低下した。流動比率が類似団体と比較して大幅に高い要因は手元現金の多さにあるため、今後も手元現金を更新投資の財源として適宜積極的に活用し、企業債発行の抑制やこれに伴う将来の利息負担の抑制を図っていく必要がある。⑥経常費用は増加となっているが、有収水量の増加により1㎥あたりの原価が前年度に比べて低下し、改善された。給水原価が類似団体と比較して大幅に高い要因は、地理的要因による施設の多さにあるため、今後は更なる費用の見直しや、投資の効率化が必要となる。⑦前年度以前に比べ上昇し改善された。施設利用率が類似団体と比較して大幅に低い要因は配水能力の大きさにあることから、今後は施設の統廃合やダウンサイジングの検討が必要となる。⑧前年度に比べ配水量及び有収水量が増加し、改善された。今後も漏水箇所の早期発見や老朽管の更新を効率的に行っていく必要がある。
老朽化の状況について
①当年度大型施設の更新工事が完了したことにより、前年度に比べ低下し改善された。有形固定資産減価償却率は老朽化した資産を更新していくことで改善されていくため、計画的な更新投資が必要となる。②③管路経年化率は拡張期に整備した管が耐用年数を経過したことにより前年度以前に比べ上昇した。指標としては管路経年化率が上昇し、管路更新率が低下していることから更新が間に合っていない状態となっている。今後も定期的な漏水調査等を実施し、必要な箇所を効率よく更新していく必要がある。
全体総括
本町の経営の健全性に関しては当年度時点で問題はないが、今後の施設の更新を行う財源を確保するため、更なる費用の削減、料金改定等の経営改善の取組が必要である。また老朽化の状況について、管路の更新状態が良好ではないため管路の更新に充てられるだけの財源を確保し必要な箇所を効率よく更新していく必要がある。これらの状況に鑑み、長期的な視野を持ち経営の効率化と施設及び管路の更新を計画的に進め、安全安心な水の供給に努めていく。
経営状況
収支構造
総額5.2億円
総額5.1億円