事業・施設概要
| 都道府県 | 岩手県 | 経営主体 | 葛巻町 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A8 | 行政区域内人口 | 5,538人 |
| 現在給水人口 | 5,226人 | 給水区域面積 | 3,437ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
当町の水道事業は集落が広く点在しており、給水区域の範囲も広い。また、人口規模に対する施設数が多く管路延長も長距離であることから施設維持管理費、減価償却費の支出割合が高くなっており、経常収支の圧迫及び累積欠損金比率を悪化させる要因となっている。平成25年度から令和元年度に実施した「江刈地区水道整備事業」の企業債の償還に伴い、流動比率が毎年減少傾向となっている。また、給水人口の減少に伴い、給水収益も減少していることから、企業債残高対給水収益比率は平均値より高い数値となっている。料金回収率は給水収益の減少に伴い100%を下回っており、給水原価は類似団体より経常費用の割合が高く、燃料費、動力費の高騰が主な要因となっている。有収率は慢性的な漏水の影響により前年度より1.93ポイント低い数値となっている。人口減少に伴う水道利用者の減少により施設利用率も減少傾向であることから、現状に見合った適正な施設規模を検討していく必要がある。今後、令和2年度に策定した「葛巻町水道ビジョン」を基に経営の健全化を図りながら計画的な管路の更新、適正な料金設定に向けて進めていきたい。
老朽化の状況について
当町の水道事業は旧簡易水道が7施設、旧飲料水供給施設が5施設の計12施設で構成されており、平成25年度から令和元年度に整備を行った江刈地区を除いた施設、管路、機械設備の老朽化が進行している。また漏水箇所不特定の慢性的な漏水が多くみられており、計画的な施設や管路の更新及び管路耐震化工事に向けた財源の確保が今後の課題となっている。
全体総括
令和4年度においては、町道葛巻浦子内線道路改良工事に伴う町道葛巻浦子内線配水管布設工事及び令和6年度から工事着手予定の馬渕川(北部)地区水道施設整備事業に係る工事財源の精査を行った。今後、人口減少に伴う給水収益の減少、企業債償還のピーク、老朽化施設、管路、機械設備の更新といった課題を「葛巻町水道ビジョン」を基に水道事業経営の健全化、計画的な施設整備を図りながら、持続可能な事業経営を推進していきたい。
経営状況
収支構造
総額1.5億円
総額1.8億円